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>>431
虎太郎side

「……そうで御座るか」

彼女の必死な思いを纏わせたような声と言葉を聞き、目の光を緩め先程よりも落ち着いた声色で呟き、クナイを懐に戻す。
相手に悟らせないようにはしているが、正直動揺していた。ここら一帯に若様の屋敷以外にそれらしき物など殆ど無かった筈だ、等と考えている。

「ここ辺りに御主の言うような屋敷は早々無い故…拙者にも分からん」

彼女の姿を見るに随分と疲れているように見える。暫しの間なら…なんて無謀なことを考えながらそう答えて。

(/面倒な冒頭で申し訳ないです……虎太郎が疲れてるように見える千秋ちゃんを休ませてあげようと屋敷に連れて行く、みたいな流れは如何ですかね……？ご希望あれば何卒お申し付け下さい)