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>>85　発作……発作、そうだねぇ……たぶんそうかも！(ゑ)

紅蓮side

す、と襖を閉めて厨房に向かうと、早速雪菜が夕食を作り始めていた。置いている食材や調味料を見るに、天ぷらだろう。

「雪菜」
「……。」

そう呼び掛けたが、明らかに聞こえているはずだが聞こえていないふりをしているようだ。こちらに目を合わせようともしない。可愛い奴だな、と思い背中から優しく抱き締めた。

「……雪さんのこと、私嫌いです」
「…………ふ、はは。そうか」

嫉妬だ、雪菜が雪に嫉妬しているようだ。よく見れば彼女の頬が紅く染まっている。

「夕食、よろしく頼むぞ」
「………仰せのままに」