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〔 >>12-14　蕨你side ／ 船付近 〕

　暇だ。ただただ。と言っても暇はそう簡単に消えてくれないので、部屋から出て散歩でもしよう。そう思い簡単な身支度をしてから家を出る。
　みんな鎌なんて構えちゃって物騒だなーとか能天気な事を考えてみたり、最近のお気に入りの曲を口ずさんだり。そういえば昨日あっちに追いやった人間は何をしてるんだろう。もし死神になったら俺は先輩になるのかな。
　暇だ暇だと言ってる割には散歩を始めると考えることがあるものだ。だからなんだと言うこともないが。

「あ、綺麗」

　意識せずとも出たその言葉は船に腰かけている彼女の着物に対してだった。誤解しないで欲しい、ナンパなんかしない。当たり前だろ。
　そう思った矢先にはもう1人彼女を見つめる輩が居た。見とれているようではなさそうだが。
　何を企んだか、単なる興味か暇つぶしかは置いておいて、彼女の方に近づく。

「綺麗なお着物ですね、所であちらの方とは知り合いで？」

　彼女を見ていた死神を指差しながら彼女にそっと言ってみた。無礼はないように薄笑いを浮かべて。

【参加許可ありがとうございます！！！
　すみません無理矢理繋げちゃった感じしますが……。失礼でしたら書き直します。
　ロルを書いていて思ったのですが、時間や季節はどのようになっているのでしょうか…？】