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case - 01 / Alma - prisoner ( No.31 )
日時: 2022/02/21 21:07
名前: 浅葱 (ID: KnTYHrOf)

>>29

 アルマはあなたの言葉を聞き、鼻を鳴らして腕を組む。

「ふふっ、お猿さんかァ。マ、アイツらはお猿さんや豚さんでも、アルマは違うでしょ。アルマくらい綺麗な豚さん、いないでしょ? アルマくらい綺麗なお猿さんもいないよね?」

 アルマの言葉に、周囲の囚人から野次が飛ぶ。中にはアルマの頭を軽く小突く者もいたが、アルマは自分より頭一つ分背の高いその囚人にも容赦なく張り手を喰らわし、結局お互いに胸ぐらを掴み合い拳と拳での喧嘩が始まった。
 周囲はそれを囃し立てるでもなく、興味なさげに一瞥するだけだ。看守も慣れた様子で囚人達に労働内容を伝えている。
 結局、アルマと囚人の喧嘩が終わったのは、アルマがあなたと共に死体処理の仕事をする事になってからだった。アルマの完璧な形の唇は切れ、血が流れている。左目は強く殴られたせいで青痣が出来ているが、それでもその美貌は完全には衰えない。

「っっは~……。やっぱ、アルマ以外はみんな猿だね。アルマ、尊い神父様なのに。神父様を殴るやつは地獄に落ちるって、みんな知らないのかな。無学な奴はこれだから困るよね。ネ、スイーツ。」

 アルマは唇から流れる血をぐいと親指で拭いながら微笑を浮かべ、あなたを横目で見る。
 アルマと喧嘩をしていた囚人からは爆発音の如き怒号が飛んだが、アルマはべぇと赤い舌を出して知らんぷりをするだけだ。