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>>10　あ、いえ！今年で中3です。時の流れが物凄く早く感じられます……。
是非是非！　こちらこそよろしくお願い致します！！

「ん～？　手紙？」

いつも通り下駄箱を開けたら手紙が入っていて思わず首を傾げる。中を広げて見てみたら“彼”であることにすぐに気付いて目を見開く。

「……朱夏の字だし、朱夏じゃぁん。なぁんだ、せんせぇの言ってたことも嘘だしオレが見たのも…全部嘘だったじゃぁん」

変わらない朱夏の字体に文面。彼が戻って来ないという事実が嘘だと分かって嬉しくなり目を細める。それと同時に夜伊に教えてあげなきゃぁ、と考えて足を夜伊の下駄箱の方へ向ける。