(味組/霧崎荘)「霧雨さん、僕の首に掴まれますか?」 夕暮れがそう言って霧雨さんの方に歩み寄って行くのを見ていた。 が、彼からは返事が来ない。まあ、体調を崩したと言うなら仕方ないか、そう思って多少強引かな、と感じつつも自分も霧雨さんの方に行く。「そんなめんどくさい事しないで持ってこ」 そう言って彼を持ち上げようとした。 ……力はなくはないはず。
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