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- Re: 異界の扉、広がる憩いの場【多人数・日常】 ( No.9 )
- 日時: 2022/07/20 18:41
- 名前: シロカラス (ID: dZI9QaVT)
>>8
カフェの開店時間が過ぎてから小一時間程過ぎた頃。未だ、この空間に目立った変化は起こっていない。カウンター奥でグラスを磨く私と、外から見えないさらに奥でノートを広げ、ペンを右手に無言で新メニューを考えている暁月がいるだけだ。
そんな、客なき二人きりの店内に変化が訪れた。
カランカラン、ベルの高い金属音が私と暁月に来訪者の存在を伝える。
今日はどんな人が来たのだろうか、そんなワクワクを心に留めつつ、1度手を止める。そして、カウンターへ向かえば来訪者の姿が目に入った。水色よりも淡い色の髪を始めとして、全体的に寒色で纏まっている女性だ。背丈は暁月よりやや高い。彼女に見覚えはないため初めて来たお客さんだ。
「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」
彼女が特段驚いているとは感じない。ここがカフェだとわかってやって来たのだろうと判断し、席へ座るよう促す。
暁月「いらっしゃいませっ!初めてのお客様ですか?」
遅れて、暁月が慌てて表へと顔を出す。女性側からは見えないかもしれないが、彼女のその手にはメニュー表、さらにお冷とお手拭きが乗ったお盆があった。お客さんが座ってからでもいいのだが、やっとの来客に気持ちが上がってきて早まってしまったかもしれない。
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