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- かみさまのラルム【参加者募集】
- 日時: 2018/10/18 21:36
- 名前: ゆきしま ◆BV.fqgxxRU (ID: ejYHSi8p)
――――その島に聳え立つは三つの塔。
――――ねえ、私達って何なのかしら。
――――知らないってば、僕だって分からないんだから。
【募集開始】
>>1 【序章】
>>2 【世界観】
>>3 【用語、エリア】
>>4 【名簿、キャラ作成シート】
>>5 【ルール】
スレッド建設日 【2017/07/15】
- Re: 【中文推奨】かみさまのラルム【参加者募集】 ( No.76 )
- 日時: 2018/03/01 22:30
- 名前: 宝治 ◆wpAuSLRmwo (ID: fQkNQwJA)
>>75
【青の塔/ゼフィール】
「なんだって、2023回も数えたのかい?うわあ、そりゃすごい記憶力だな。けれど、そこまで鮮明になんでも覚えていると苦労しそうでもある。僕なんか貴方よりよっぽど若いくせに、辛いことや悲しいことはすぐに忘れてしまうんだ。ま、それがどこでもやっていける秘訣なのかもしれないね」
冗談交じりに軽く片目をつぶって見せる。
……正確には、意図的に忘れるのだが。宝物を無くしたことも、誰かとの別れも、あの人が自分を思って流す涙も、忘れるまで、薄れるまで、記憶の奥にしまっておく。
でなければ、それは澱のように薄く幾重にも積み重なり、しまいにその重さで心の底が抜けるような気がするからだ。
「――島の外かい?もちろんだとも。ふふふ、並のラルムよりは大陸通だと自負しているよ。
氷柱を送り届ける船にお供させてもらうのさ。実際に品を卸すのは他の連中に押し付けて、僕はとっとと市中へ遊びに行くんだけど
……っと、これはここの管理人には内緒にしといてよね」
ミッドナイトとのおしゃべりが楽しくてうっかり秘密を漏らしてしまい、慌ててあたりを見渡す。
幸いにも管理人は近くにいないようだ。ただ、暖炉にくべた薪がいよいよ赤く燃えているだけである。
ぺろりと舌を出してから話を続ける。
「で、あちらで何をするかというとだ。ざっくり二千年くらい前までは、市場でよく分からないガラクタを買いそろえては悦に入っていた気がする。でも、そのうち部屋がモノで溢れちゃって、床が抜ける寸前だったんだって」
さすがにこれではだめだということで、ガラクタはそのほとんどを処分し、ほんの一部を親しい者へ押し付けた。購入当初はどれも二束三文だった陶器や玩具達だが、なかには時を経ることで博物学的な価値が付与されたものもあったようだ。
そんなことお構いなしに無差別に全てを手放してしまうところが、気まぐれな西風の所以なのかもしれない。
「モノは残るし溜まる。蒐集はだめだね。だから買い物は土産か、食べ物だけにしている。今では人間とぼちぼち言葉を交わしたり、観察したりすることの方が楽しいしね。
――ところで、ミッドナイト。今度は僕が質問したいな。貴方の秘密を垣間見たい気分なんだ。
大陸へ行った時は一体何をするの?人と話したことはあるのかい?」
【いえいえ、むしろ私の方こそコンスタントに遅筆なので……。ゆっくり進行で行きましょう~】
- Re: 【中文推奨】かみさまのラルム【参加者募集】 ( No.77 )
- 日時: 2018/03/04 19:19
- 名前: ゆきしま ◆BV.fqgxxRU (ID: IhKpDlGJ)
>>76
【青の塔/ミッドナイト】
「いいや、私は記憶力が特別良いわけでも、悪いわけでもないさ。ラルムに生まれた以上、神様から産み落とされた以上、私が神の非創造物、人間を想うのは許されないことだ。この数は私の罪の数だよ。決して忘れぬように日々書き留めているんだ。」
君を否定しているわけではないよ、これは私の、私に対する考え方だから。
そう一言、ミッドナイトは改めて椅子に深く腰掛ける。自分の腹の上に今までの罪がのしかかってきたような心地に、ミッドナイトは食べ物を口に運ぶ手を止めた。日々過食気味な自分にしては、いつもの三分の一しか腹に収めていない状態にも関わらず、もう胃の中には十分食べ物が詰まっているような気がした。
(しかし、似ているな。)
話していくうちに、彼がヴェールニルと姉弟だということが徐々に理解できるようになった。この姉弟は、辛いことや悲しいことを“忘却していく”のだ。ただ、その忘却の仕方が同じだとは限らない。それでも、ヴェールニルは確かに自分に言ったのだ。おおよそ、彼と同じことを。勿論、そんなことを彼に言えるはずもなく、一瞬彼と重なった彼女を、懸命に振り払うことしかできなかった。
そんなことをひとり、己の中でやっていると、ポロリとゼフィールが自らの秘密を明かしてしまった。そこまで重要な秘密ではないにしろ、うっかり明かしてしまった彼に、ミッドナイトは少し笑った。
「大丈夫、私は口は堅い方だよ。君の秘密、しかと受け取ろう。と、言ってもそれは緑の塔の住人たちの仕事なのだからどっちにしろ咎められないのではないのかい?」
自分が青の氷原にいた頃も、そんな仕事をしていた覚えはない。自分はもちろん、他の労働者たちもだ。それとも、リーダーだけに強いられる仕事なのだろうか。前の管理人にはそんなことを聞いたことがなかったから、知らないが。
「私かい? 私はあちらに行っても特に何をするというわけではないよ。欲しいものは大抵輸入されてくるからあちらで買う手間はかからないからね。人間とはあまり関わらないな。ああ、でもこの前は花のお嬢さんが私の元へと足を運んできたからね、心苦しいが、刹那の愛を囁いて逃げてきたよ。人によっては酷なことだと言われるかもしれないが、恋の炎に身を焦がす気持ちは、辛いと同時に生きている証だとわかるからね。彼女はきっと傀儡になることはないのさ。そんな感じかな、つまらない涙だろう。」
- Re: 【中文推奨】かみさまのラルム【参加者募集】 ( No.78 )
- 日時: 2018/03/08 23:45
- 名前: 宝治 ◆wpAuSLRmwo (ID: fQkNQwJA)
>>77
【青の塔/ゼフィール】
「仕事をダシにして船旅許可を貰ってる身としては、一応は建前を通しておかないとね。まあそれも僕が勝手に始めたものなんだけど。
どんな人が氷柱を購入して、どういう風に使うのか聞いておくだけの他愛のないものなんだ」
一般に好まれて高値の氷柱は、大きくて透明度の高いものだ。しかし人間は数が多い分酔狂な趣味を持つ者達が絶えない。中には気泡がわんさかある方が趣あって良しとする者や、叩いた時にいい音がする点を追及する妙な連中もいる。
そういう万人受けしない要望を作業員に言づければ、監督者よりもよほど氷原を知り尽くしている彼らはたちまちぴったりの氷柱を見つけ出す。
次の船でそれらを運んで上げると客はとても喜んでくれるのだ。
人間の短い人生の中で、たった一瞬に刻まれる小さな幸せ。その瞬間に立ち会えるのはなかなか誇らしく、気分がいいのである。
――しかし、深入りは禁物だ。ミッドナイトの秘密を聞いてなおのこと強くそう思う。
ミッドナイト。そして大陸で出会ったお嬢さん。
「きっぱり断ったとしても、うやむやに濁しても、お嬢さんにとっては両方とも辛いことだったろうよ。
本当の地獄は、何かの間違いで二人が結ばれることなのかもしれないが」
我等は島を長くは離れられないし、彼等が島の土を踏むことはない。
となれば恋人達は人生のほとんどを離れ離れで過ごすこととなるだろう。
そして片割れの人間が死に絶えた後、片割れのラルムは空虚を抱えて、無限の人生を過ごさなければならない。
仮定の空想であっても恐ろしい話だ。
「それでもお嬢さんは貴方の元に訪れた。彼女はきっと自分の最も綺麗な一瞬を貴方に覚えてほしかったんだね。
そうとも、恋の辛さを生の証。お嬢さんの命はきっと、貴方のおかげでより一層意味のあるものになったに違いないさ。
だから貴方もつまらない訳がないんだ」
……どこかで聞いたことがある。死があるからこそ生に価値がある、と。
これは、人間という種族が、その短命という業についてどうにか自分を納得させるために思い付いた言い訳だ。
言い換えれば、死ななければ生きてる意味はない。……ラルムからすればあまりいい気はしない文句である。
「うーん。なんだか、久々に僕も恋がしたくなってきちゃったよ。生きる意味と生の価値、なんて高尚で哲学的なことを考えるよりもね!」
- Re: 【中文推奨】かみさまのラルム【参加者募集】 ( No.79 )
- 日時: 2018/03/14 07:09
- 名前: オリゴ糖 (ID: MypRsCNC)
おいしいオリゴ糖
- Re: 【中文推奨】かみさまのラルム【参加者募集】 ( No.80 )
- 日時: 2018/03/16 23:51
- 名前: ゆきしま ◆BV.fqgxxRU (ID: IhKpDlGJ)
>>78
【青の塔/ミッドナイト】
実に仕事に真摯に取り組んでいるのだと、彼の言葉の端々から伝わってくる。邪な気持ちで氷を削っていた自分とは大違いだ。まあ、自分が一生懸命に仕事に取り組んでいる姿というのも、我ながら見えてこないので比べて劣等感に苛まれるだけ無駄なのだが。
「そこまでの地獄は私も御免だからね。ただでさえ罪深い私が、涙でいられなくなってしまうほどの罪を犯したりはしないさ。それに、君は知っているだろう。私が愛すべきはあの氷柱のみだよ。私と花のお嬢さんが心から求め合えるときは来ても、心から愛し合える日は来ない。」
ねえ、本当にあの氷柱だけなの? と心の奥から聞こえるあの人の声をまばたきと共に遠くに追いやる。それは、暖炉の炎で暖かく、幸せなこの瞬間には実に似合わない話題だ。
「久しぶりにということは過去に恋をしたことがあるのかい? それは実に興味深い、差し支えなければお話を聞かせてもらいたいな。今日の寝物語として、人の恋というのはまさに妙薬だ。その恋が悲恋であったら悪夢を見てしまうかもしれないから、楽しい恋のお話でなければ、私は耳をふさいでしまうけれどね。」
しかし、一度途切れた恋が幸せなんてことはあまり例がないから、彼の物語も悲恋なのかもしれない。いいや、きっと彼のように容量のいい子だったら、もしくは。
「恋はその人を知る鏡だよ。君の性格が、君のすべてが分かる水晶玉。君を知るためにも、ね。」
- Re: 【中文推奨】かみさまのラルム【参加者募集】 ( No.81 )
- 日時: 2018/03/24 22:11
- 名前: 宝治 ◆wpAuSLRmwo (ID: fQkNQwJA)
>>81
【青の塔/ゼフィール】
「恋が水晶玉というのなら、僕のそれは変化が目まぐるしい百面相だろうな」
稚気溢れる少女と手を繋ぐだけの関係、別塔の住人との往復書簡、成熟した女に身を委ねた揺蕩うような日々、酒場のカウンターの隣客と過ごした夜。
一通りの型式は通過したと思うし、楽しみもしたが。
ゼフィールは少年と青年の狭間を彷徨っている。小柄な身体つきとあどけない顔立ち。その未完成な器に注がれた魂は、同じく未熟なままいつまで立っても子どもっぽさ残っている。
色事に関しては興味がないわけではない。だが、互いを求め合う渇きにも似た情熱に身を焦がすような恋はかつて一度もないのだ。
「どうやら神様は僕を恋愛に深入りできるようなラルムにつくらなかったようで、特定の誰かに激しく心を揺さぶられることが無い反面、死にたくなるほど辛い悲恋も経験したことはないんだ……おそらく」
『おそらく』と付け足したのは、話の途中で何かを思い出しかけたからだ。女と自分が向き合って泣いている。……だけどその時の気持ちは、忘れている。
「恋の最後には涙がつきものだもの。当人には身を引き裂くような悲劇であったかもしれないが、それは誰にでも起こる凡庸な出来事。耳を塞ぐほどでは無いよ」
テーブル上の空皿とワインボトルが夕餉の終わりを告げていた。
ずいぶん長い間語り合っていたようだ。
『そういえば』『ああそれは』『わすれていたけれど』『あのときたしか』『じつはね』
真夜中の問いかけに答える内に、見えなかった自分がいつのまにか輪郭を形作っていく。
「こんな遅くまで話し込んだのは久しぶりだ。付き合ってくれてありがとう。結局ミッドナイトの秘密は分かったような分からないような感じだったなあ。でも……貴方との会話は自分の内側を眺めることに似ていた。今まで僕は外にばかり眼を向けていたけれど 知らない世界は自分の心にも広がっていたと、貴方のおかげで気づけたよ。ありがとう」
日中、部屋の中から硝子を見ても外の風景を映し出すばかり。
硝子に映る私自身を見たければ、真夜中が良い。
静かな暗闇が、些細な光をも際立たせるからだ。
「ねえ、ミッドナイトは服の仕立てを生業としているんだよね。一つ注文をいいだろうか。
姉宛てに、洋服を一着仕立てて送って欲しいのさ。たまには姉孝行しないと……ってまあこれも気まぐれなんだけど。
暇な時でいいし、ワンピースでもシャツでもドレスでもなんでもいい。サイズ……も適当でいいからさ。ミッドナイトの好きなように作っておくれ」
そうして、ゼフィールはゆっくりと席を立った。
- Re: 【中文・長文】かみさまのラルム【参加者募集】 ( No.82 )
- 日時: 2018/04/05 16:06
- 名前: ゆきしま ◆BV.fqgxxRU (ID: IhKpDlGJ)
>>81
【青の塔/ミッドナイト】
「まあ、恋も、自分自身も、それを理解しているのはきっと自分だけなのだから、たとえ百面相だってそれが自分だと分かってさえいればいいのさ。一番恐れるべきは果たしてその恋が自分なのかを見失うことさ。女性は嘘と虚無には敏感だ。気をつけなければね。」
自分の目の前にあった皿の最後の一口を飲み込んだあと、ミッドナイトは改めて姿勢を正した。初めての食事会はこれにて一旦お開きである。次はいつになるかはわからないが、そう遠くはない気がした。
「こちらこそありがとう。本当は一人遠くの月に焦がれながら飲むはずだったワインも、こんなに穏やかに暖かい場所で、穏やかな君と会えたのだから、さぞかし浮かばれることだろう。」
はたして、自分の秘密について彼が自ら気付くことはあるのか。自分は一体どこまで仲良くなったなら、どこまで互いに踏みいったら、胸の内の秘密を彼に吐露するのか。正直なところ、検討もつかなかった。だが、きっとその時は自分自身の心が教えてくれるだろう。
「では、穏やかな眠りにつこう。私の中でおやすみ。きっと目覚めにはルリビタキが優しく囀ってくれるから。」
そう言って、席を立ち、部屋に戻ろうとしたところでゼフィールが自分に一着の服を頼んできた。彼の姉への贈り物。自分の好きなように作っていい、彼はそう言った。
(無知は罪。なるほど合点がいった。こういう時の言葉だな。)
私が君の姉を泣かしてしまった私であること。そんな彼女を追いかけもしなかった薄情者だということ。つい顔が一瞬歪んでしまう。彼女のイメージはもっぱら悲痛と苦しみである。
「ああ、分かった。とっておきのものを用意しよう。暖かい日々をおくれるような素敵なものを。」
そう、彼のような色にしよう。ヴェールニルのまるで反対な色をした彼のような。きっと映えるに違いない。そんな素敵なワンピースを贈ろう。そうとなれば今すぐデザインを決めなければ。
「では、またいつか。」
【お疲れ様でした! どうしましょう。違う子同士で始めますか?】
- Re: 【中文・長文】かみさまのラルム【参加者募集】 ( No.83 )
- 日時: 2018/04/07 20:57
- 名前: 宝治 ◆wpAuSLRmwo (ID: sxZzxqbu)
名前 【サラテリ】
年齢 【278086】
性別 【女】
性格 【のんびり屋で気さく、陽気。本来は寂しがりやだが、それをうまくごまかす術を身に着けている】
容姿 【162㎝/41kg.見た目は十代後半。布地をたっぷり使ったAラインの白いワンピースを着用しており、鎖骨の真ん中あたりに涙の形をしたサラテリの色が浮かんでいる。
髪は肩より上で切り揃えられ、頭上には黒リボンを結ぶ。】
所属する塔 【緑の塔】
生まれた月 【秋】
誕生エリア 【中央街】
備考 【図書館の管理人。根っからのインドア派として一生の大半を図書館か自室に引きこもっているが、人との会話は大好きなので乞えばどこへでも足を運んで茶飲み友達になる。
また気まぐれに物語を執筆して図書館の本棚に紛れさせるなどちょっとお茶目だったりする。】
募集 【現状なし】
R:235G:244B:239(#ebf4ef)
【ですね、違う子同士で別シーン始めたいです!いつ頃、どこでお話しましょうか。
新キャラのサラテリはどこへでもはせ参じましょう……】
【銀色の気まぐれ者さん。大変お待たせしました。氷柱組のお話が一区切りつきましたので、
悪友さんを登場させませんか?二名同時進行なので投稿遅れるかもしれませんが……。】
- Re: 【中文・長文】かみさまのラルム【参加者募集】 ( No.84 )
- 日時: 2018/04/07 22:47
- 名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: wpFLrdXO)
【>>83 僕的には投稿が遅れても大丈夫ですよ。二人のやり取り、見させていただきました。
こう、ミステリアス感があるなぁと感じました。僕でよければ一緒に絡みたいです。】
- Re: 【中文・長文】かみさまのラルム【参加者募集】 ( No.85 )
- 日時: 2018/05/22 02:57
- 名前: ゆきしま ◆BV.fqgxxRU (ID: IhKpDlGJ)
- 参照: http://pluscolorn.sub.jp/content/kakudai_onlyget.php?1id=113
【キャラ作成シート】
「島の中央の塔、赤の塔を束ねるのは私、レッドだ。私が此処に生を受けてから赤の塔の最上階、右奥の部屋は私の庭、足を踏み入れるには相当の覚悟を持てよ、若人。」
「私は云わばお前たちを成す一角、そして創始者の一角を何より受け継ぎし涙だ。崇めろよ。お前たちの母といっても相違ない。そうなると、創始者は祖父か。愉快だな。」
「赤の塔に住む涙の機微については部下から常時連絡が送られてくる。涙が海へ身を投げたと、自らの首を絞めたと、手首を切ったと、何度聞いたかさえ今もまだ覚えている。いなくなった涙をひとり残らず言える。新しく入った涙を覚えるのには時間がかかるというのにだ。」
名前 【レッド】
年齢 【294505】
性別 【女】
性格 【責任感が強く、情に厚い。特に自分の塔の人間には、甘いと言っても過言ではないかもしれないが、そのことを赤の塔の人間でさえ、知っている者が少ないため、赤の塔はともかく、他の塔の大半の人物が、彼女を非情な人間だと思いがちである。長年生きているためか、時間には少々ルーズ。何かに周りが見えなくほどのめり込むことが少なく、熱し辛く、冷めやすい。】
容姿 【猫目に薄い唇、右頬にレッドの雫のような模様がある。へその辺りまで伸び、きっちりと切り添えられた後ろ髪に、後ろ髪と同じく眉毛のあたりで切り揃えられている前髪。顔の前に白い布を垂らしており、付けているときは顔の全体が隠れる。身長は143センチ、体重は42、1キロ。特注の紅いヒールを常に履いている。ロング丈のタイトワンピースがお気に入りで毎日赤系統の物を着ている。唇にはレッドのルージュを塗り、同じく赤系統のピアスをよく付けている。基本的に全体が真っ赤。】
所属する塔 【赤の塔】
生まれた月 【夏の月】
誕生エリア 【中央街】
備考 【赤の塔の管理人。普段は無愛想で口をへの字に曲げていることから(ほとんどの場合は布で隠れて見えないが)、非情な人間だと思われがちだが、過去に死亡したと報告があったラルムの名前を全員覚えていたり、ちょこまかと皆のパブリックスペースに来ては、自分の塔のラルムが元気でやっているかを確認しに行ったりしている。赤の塔の鐘の音がお気に入りで、鐘がなる時間には、自室のベランダに出る。この島でも古参中の古参。創始者ブラックについても面識があるようだ。】
募集 【彼女の部下/赤の塔より五名】
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