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あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][〆]
日時: 2021/03/15 17:35
名前: 心 ◆sjk4CWI3ws (ID: cl9811yw)

 あなたが今いる世界とは別の世界があったとしたら。あなたはそれを信じますか? 妄言だと吐き捨てますか? ふふ、それをあなたが信じるか信じないかは、ここではさほど重要ではありません。
 何故って、ここであなたはそれを目にすることができるのですから。
 あちら側をご覧なさい。燃え盛る火が見えませんか? あれは地獄の世界。死者が裁かれ、罰を与えられる場所です。
 上を見上げてみてください、空を抜けていく光が見えるでしょうか。あれは天界への階段です。裁かれ、天国行きの名誉を得た死者たちが登っていくのです。
 ───ああ、ここですか。ここは……あわい、狭間、谷間。たくさんの呼び方をされますが、我々は『あわいの川』と呼んでいます。三途の川とよく間違われますけれど、ここは三途の川ではありません。それはまた別の場所にあります。あなたが死ぬことはない、安心してください。

 あなたがここに居られる時間はどれくらいあるでしょう? もしよろしければ、その時間を頂けませんか? 暇で暇で仕方がないのです、お話し相手になっていただけませんか────
 
 
 ━━━━━━━━━━━━━━━
 
 こんにちは、心です。久しぶりになりきりに復帰したので、ロルを練習する場所が欲しいなと思いまして、建てさせていただきました。
 ただ話すだけ、本当にそれだけのなりきりです。どうぞゆったり、よろしくお願いします。
 
 ━━━━━━━━━━━━━━━
 
[注意事項]

・いちいち、つまりは1対1のスレです。他の方と絡むのはやめてください。 

・ロルを練習する場所だったり、そうではなかったり。
  
・キャラクターリセットについて
 →もちろんそのまま続行してもまったく問題はありません。
 →ですが、ただひたすら喋るだけなので、途中で飽きてきたり話題が尽きてきたりすることもあると思います。その時はキャラリセしたい旨を申し出ていただければ、こちらでエンディングを回します。
 →その後他の船頭を指名して、再び語り合うこともできます。

・独断と偏見により、参加をお断りする場合がありますが、ご承知おきください。
 
・参加者さま一覧の下のアンカーは最新の返信です。
  
・3L可
 →ただひたすら喋るだけなので、恋愛ができるかというのは微妙ですが。
 
・也の掛け持ちについては検討中です。やりたい方いたらお声掛けください。また、おひとり様一名のみの指名でお願いします(船頭を複数指名することは出来ないということ)。
 
・私もたくさん返せる訳ではないので、4名様までで一旦締め切らせていただきます。
 
*注意事項いっぱい書いちゃって申し訳ない。分かんねーよ! ってところがあったら遠慮なくお聞き下さい。
 

[参加者さま]
 
・シャード・ナイト☪︎*。 様(>>5)
 >>58
・ヨモツカミ様(>>8)
 >>53
・紫月様(>>13)
 >>58
・日馬様(>>39)
 >>49


[説明とか諸々(>>1-4)]

・世界観   >>1
・船頭(男) >>2
 →ひとり追加しました(01/24)
・船頭(女) >>3
 →ひとり追加しました(1/1)
・キャラシ  >>4
 →軽い追記あり(01/24)

返信はのんびり気味になっています。一週間に一回は必ず返すはず。ゆっくり進行やで!

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Re: あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][〆] ( No.52 )
日時: 2021/02/06 14:27
名前: 紫月 ◆GKjqe9uLRc (ID: w1UoqX1L)

>>49/心さん
 はい、了解しました! ご自愛くださいませ。
_

 嬉しそうに微笑んだ実鈴を目の前にし、隆良もくしゃくしゃっと紙を丸めたように目に皺を寄せて明朗快活な笑みをぱぁっと浮かべ「へへっ」と照れ臭そうに声を漏らす。
周りの空気が一気にほわほわと和み切り、隆良もそわそわと落ち着かなさもあるも何だかこの空間が自分が今まで過ごしていたかのように、とろけてしまうように感じるのだ。

 それは、初めての感覚だったのは確かだった。

四人兄弟の長男として育ち盛りの弟たちをまとめていくことが大変で学校でもバスケ部のエースとしてチームを見ていかなければならなく一息つく暇もなかった。大学に通うことになってからは上京するも独り暮らしで炊事洗濯、それから日々のアルバイト、たまりにたまった山のような課題、発表、何もかも積み重なって辛かったのは事実でそれも自分の選んだ道だからと弱音も吐くことすら一人の時も出来なかった。

 毎日家に帰って、家族の姿も騒がしさも何も感じない真っ暗な闇に包まれた変哲もない自宅に帰る度に寂しく、やりどころのない虚無を感じることもあった。それが何時もの事で慣れてしまった部分もある、でもこうして誰かと話すこと、それも……好きになった女の子とこんなにも話せていることが隆良にとってとても、嬉しくかけがえのないものとなっていた。
こんなたった数分で思えてしまうなんて、凄いな、と隆良は涙ぐみそうになる。

 真剣に目を伏せた実鈴はふわっと頬を淡いさくらんぼ色に染めて繋いでいた手を突然離し、隆良は眼を剥いてびくぅっと背筋を凍らせてしまう。
すぅっと血の気が引いて、血が止まるような感覚を覚え、指先が震える。手を離してしまうだけでこんなにも不安で寂しく思うのだ。彼女は此処に居る、目の前に居るのにも。 
「わ……!? わ、えと、私は……ッ」
「……え、あ……えっと」
拒絶された? と何かが胸に押しかかって来るようで眼を逸らし、離されたまだ実鈴の体温の残る手を一瞥し、瞼をゆっくりと伏せる。

Re: あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][〆] ( No.53 )
日時: 2021/03/04 22:47
名前: 心 ◆sjk4CWI3ws (ID: cl9811yw)

(/めちゃ遅返信になっちゃってすみません!)
━━━━━━━━━━━━━━

>>50/シャード・ナイト☪︎*。꙳ 様
 
 照れたように赤くなる彼女の顔を見て、また笑みを深め。怒られているのか、と一瞬思うものの、構うものかと自分の唇に人差し指を伸ばしてあてる。そのまま首を傾げて、微かに目を細めた。
 
「からかった、とは物は言いようですね。私は貴女と仲良くなりたかっただけです」
 
 冗談か本気か判別のつかぬ口調でそう言えば、くすくすと楽しげに笑って

━━━━━━━━━━━━━━

>>51/よもつかみさま
(/ありがとうです!)
 
 ぎゅ、と不意に身体が抱きしめられたのを感じた。久しく無かったその感触に、動きには出さなかったけれど驚く。それと同時にほんの少しだけ、繋ぎとめられたような、そんな気持ちになって微笑み。不思議と嫌な気はしなかった。
 謝らなくていい、と言われれば、今度こそ驚いて目を見開いた。反射的に、逆接の言葉を発しそうになる。が、それは違うと直前で気付いて口を閉ざした。そのままそぷらのことばを待っていると、彼女は卑怯で何が悪いのか、と言う。
 
「だって……でも」
 
 弱々しくそう言って、でもそぷらの体を振り払うことは出来ないままで。やるせなさをどこかで消費したくて、ぐ、と宙に浮いた自分の手を握りしめる。続く彼女のことばが、自分にとって心地よいものであれば良いと、そう願ってしまった。
 でもそれに反して、そぷらのそれは鋭かった。そんなつもりは全くなかった、と思う。じゃあ自分は大丈夫 じゃないのか、と思うとそんなことはない気がした。でも、気づかないうちにどうやら自分は泣いていたようだ。なら、大丈夫なんかではなかったのだろうか。

「ごめ、いや、ありがとう……」
 
 そう気付かせてくれた彼女へ、小さな声でそう言って。
 味方だ、と言ってくれたそぷらが、ひどく頼もしくて、優しい存在に思える。
 
「うん……うん。わたし、そぷらがいてくれて良かったと思うよ。あと……そうだな。きみと、友人になりたい」
 
 ふわり、と顔に笑みを取り戻してはそう言って。
 
「あと、そう……わたしも、きみの力になりたいな──」

━━━━━━━━━━━━━━

>>52/紫月様
(ありがとうございます!)

 手を離した途端、隆良が青ざめるのが分かった。強い後悔に胸が締めあげられ、目を見開いて。ひゅ、と息を吸った。違う、と思う。あなたを拒絶したのではない、と言いたかった。だが、気が動転して何も言えないままに口を開閉することしか出来ない。
 ちらりと自分の手を見て項垂れるようになってしまった隆良を見て、どうにかして元の隆良に戻ってほしいと、強く思った。
 
「隆良さん……ッ」
 
 あなたを拒絶したのではないのだと。上目遣いに彼を見上げながら、必死になにかを伝えようとするように息を吸って。
 
「違うんです、私、」
 
 ぎゅっと強くカーディガンの裾を握りしめて、隆良に身体ごと接近させる。
 
「あなたが笑ってくれたら嬉しいし、そんな顔してたら悲しいし、えっと」
 
 肝心のことは何も言えぬまま、彼に対する感情を並べ立てて

Re: あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][〆] ( No.54 )
日時: 2021/03/05 17:55
名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ (ID: 0bK5qw/.)

>>53

「な、仲良く?」
 と言い、少し考えるような仕草をすると、口を開く。
「わ、分かったよ。でも、からかうような真似をしたらすぐ怒るからね!」

Re: あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][〆] ( No.55 )
日時: 2021/03/11 01:00
名前: 心 ◆sjk4CWI3ws (ID: cl9811yw)

>>54/シャード・ナイト☪︎*。꙳ 様

「ああ……すみません」

 からかうような真似、と言われて一瞬心当たりがないとでも言いたげに首を傾げてから、くすりと楽しげに微笑んで。何を尋ねるか少し考え込んでから、唐突に顔を上げて口を開き。

「……ちなみに、恋人とかはいらっしゃったんですか? あ、これはからかっているに含まれてしまうでしょうか」


Re: あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][〆] ( No.56 )
日時: 2021/03/11 17:09
名前: 紫月 ◆8OwaNc1pCE (ID: w1UoqX1L)

>>53/心ちゃ

_

 「隆良さん……ッ」
必死に訴え掛けてくるような実鈴の表情に隆良は目を見開き、深呼吸を繰り返す。

  
 「違うんです、私、」
 
 そんな時だった。実鈴がカーディガンの裾を握り締め、身体ごと自分に接近させてきたのは。
落ち着きそうだった気が動転していて上手く動かなかった脳がまた作動停止になったのは。
 
 近い、とにかく近い。

その言葉が隆良の脳を襲う。
「あなたが笑ってくれたら嬉しいし、そんな顔してたら悲しいし、えっと」
優しい、自分を楽しい気持ちにさせてくれる言葉を並べてくる実鈴をじっと見つめ、隆良は何も言えず曖昧に笑った。 
すき、と言いかけたことには触れられず、眉根をゆったりと下げ。

 「うん、ごめん。心配させちゃって、大丈夫この通り、全然……はは……オレも、実鈴ちゃんと居たら楽しいし、実鈴ちゃんがそんな必死にしていると苦しくなる。実鈴ちゃんと話してると癒されるし、だから、あの、ありがとうな、無理、させちゃって」

 ぐい、と接近させてきた実鈴の肩に手をあて距離を取りたいように押したものの、力加減を間違えたのか押し倒すような形になってしまい。
「あ……、ごめっ、そ、そんなつもりはなくてっ」
実鈴の顔が近い、と混乱し馬乗りになっていた隆良はぱ、っと離れ謝り。その上ずった声になってしまいカッコ悪い、と思っていて。

Re: あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][〆] ( No.57 )
日時: 2021/03/11 18:41
名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ (ID: 0bK5qw/.)

>>55

「ん-、あたし判定では入らない」
 少し考えるとそう言い、笑うと、
「いないよ」
 と言う。

Re: あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][〆] ( No.58 )
日時: 2021/03/15 15:59
名前: 心 ◆sjk4CWI3ws (ID: cl9811yw)

>>56/紫月様

 自分がかけた言葉で、彼が緩く笑うのが見えた。そのまま隆良の眉が下がってしまうのが悲しくて、ぎゅっと裾を更に握り。少し無理をしているのか、と思ってしまう言葉の内容に不安になって驚きながらも、言う言葉が見つからずそのまま黙っていれば。
 
「……! えっ、あ」
 
 彼が自分を拒絶するみたいに肩を押してきて、びくりと身を竦ませてしまう。が、どうやらそれはそれだけで留まらず、舟底に押し倒すような形になっていることに途中で気付いて。かなり戸惑いの声を発しながらも、そのまま舟底へ倒れ込む。すぐに隆良が謝罪の声を上げていて、悪意はなかったようだと安心して息を吐いて。
 
「あっ、私は大丈夫なので……ッ! だって隆良さんのことが、す……」
 
 必死になって言葉を紡ぐうちに、自分も好きだ、と言いかけていたことに気づいて、慌ててそれを途切れさせて。顔は真っ赤になっているが、目は確かに隆良の方を見ていて

━━━━━━━━━━━━━━
>>57/シャード・ナイト☪︎*。꙳ 様

「そうですか、それは良かった」
 
 そう言いつつも、それはまるで榑音に恋人がいなくて良かった、ひいては自分が彼氏になりたいと言っているようなものだと途中で気付いて。

「……いや、これは純粋にあなたに怒られずに済みそうで良かったということです。私はあなたと友人になりたいだけだ」
 
 こう付け足して薄く笑い、「必要のない補足でしたかね」と言う。

「1度出来た友人は、失いたくないものですし」

Re: あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][〆] ( No.59 )
日時: 2021/03/15 20:28
名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ (ID: 0bK5qw/.)

>>58

「別に、わかってるよ」
 と微笑む。
「……そうだな。一度、”大切な人”だと思えば、失いたくなくなる」

Re: あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][〆] ( No.60 )
日時: 2021/03/16 19:27
名前: ヨモツカミ (ID: CjSVzq4t)

>>53
「ごめ、いや、ありがとう……」

 音羽が涙に濡れた声で謝りかけて、訂正し、感謝を述べる。

「うん……うん。わたし、そぷらがいてくれて良かったと思うよ。あと……そうだな。きみと、友人になりたい」

 友人に。その一言でぱっと心の中が温かいもので満たされる。

「あと、そう……わたしも、きみの力になりたいな──」

 ぴく、と口元が引きつる。抱きしめていたのを開放して、彼女の顔を見る。

「ウチの……? ええと、なんで? ウチ、別に何も……」

 それは嘘だ、と心の中で気付きつつ、そう言って、視線をそらす。

Re: あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][〆] ( No.61 )
日時: 2021/03/18 18:59
名前: 紫月 ◆8OwaNc1pCE (ID: w1UoqX1L)

>>58/心ちゃ

_

  
すぐに謝れば安心したように息を吐き、怯えたように身体を竦ませた彼女と目が合って、どきっと胸が掴まれるような感覚が生じ、眼を逸らし。

 
 「あっ、私は大丈夫なので……ッ! だって隆良さんのことが、す……」

自分の事がす、そう言いかけた実鈴に隆良は目を見開いて、がちがち、と顔を動かす。今、なんて言おうとしたの、声には出してないが口は自然と動いていて。真っ赤になったもののこちらをじっと見つめる真っ赤になった実鈴の頬に軽く、手を添えて触れ。

 「み、実鈴ちゃ、ん……オレさ、君の事が……すきなんだ」

涙を浮かべた瞳を細め、苦し気にそう告げ。やっと言った、言ってしまったという感情が入り混じった胸を片方の手を添え。


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