オリジナルなりきり掲示板
- Re: あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][4/5] ( No.49 )
- 日時: 2021/02/05 16:30
- 名前: 心 ◆sjk4CWI3ws (ID: cl9811yw)
>>ALL(?)
□次の返信は二週間〜三週間空く可能性があります。ご確認のほどよろしくお願いします…
□現在の四名さまで一旦募集を締めさせて頂きます。また3月中旬くらいになったら5名に戻そうかと思います、よろしくお願いします。
━━━━━━━━━━━━━━
>>43/シャード・ナイト☪︎*。꙳ 様
(/良かったです〜、これからもよろしくお願いします!)
彼女がばっと顔を背ければ、上手くいったとでも言うかのように唇を釣りあげて。何事もなかったように身体の位置を元に戻す。ただし表情はニヤついたままであり、言葉はからかうようなトーンを帯びていて。
「冗談です。貴女の人間らしいところが見られてよかった」
そう言っては今度こそ声に出して笑って。
━━━━━━━━━━━━━━
>>44/よもつかみさま
そぷらを慰めようと試みれば、彼女は急に涙を拭って否定の意を示した。何を否定しているのか一瞬分からなかったけれど、彼女が次の瞬間には淡く笑っていて。そのタイミングで、ようやく気付いた。自分は彼女と同類なのだな、と。声に出すことはしなかったけれど、そこにひとつ納得を覚えた。
そぷらはきっと、近付こうとしてくれている。少し関係のある第三者というだけでなく、さらにその先に。それに気づけないで、一方的に自分だけで解決しようとしているのは私だ、と思いが過ぎる。
次いで自分が言った言葉に、そぷらの纏う雰囲気が一瞬だけ変わった。す、と冷えたような表情が一瞬だけ滲む。指先と表情とが、細かく震えていた。まずいことを言ったか、と一瞬思考が瞬く。次の瞬間には彼女の表情はいつもの笑みにもどっていたから、見間違いかと思って自分の中で誤魔化そうとして。誰かを傷付けてしまったかもしれない事実を認めたくなかった。そうすれば自分が傷ついてしまうからだと分かっている。
ほんとダメなやつ、と小さく呟いて、視線をそぷらから逸らした。彼女が打つ相槌は、いつものように軽快なものではなくて、どこかおざなりなものに思える。
ぐ、と膝の上で拳を握った。
「……へえー、音羽が大丈夫だって言うなら良かったよ。良い友達なんだね。どんな人なん?」
そう問うてくる彼女の声は、いつもの彼女とどこか違うように思えた。先程の言葉が、やはり良くなかったのか。声と表情とが、そこはかとない震えを帯び続けているように見える。
そう思えば思うほど、彼女へ視線が向けられない。
「我慢、してるのか」
ああ。そう問う自分はどこまでも白々しい。自分への嫌悪と罪悪感で、語尾が酷く震えた。
「悪い、変な事聞いた。……そう、友達ね。すごい明るくて、真っ直ぐで───わたしとは全然違うヤツだったよ」
彼の顔が頭をよぎって、そうすれば笑えるかと思ったのに笑えない。そぷらと目を合わせることも出来ない。酷く震えている手を見るのが嫌だ。視線のやり場なんてどこにもなかったから、とりあえず川の向こうへ視線を飛ばした。
「ッあ……ごめん。ごめん……わたしはこういうヤツなんだよ。めんどくさいヤツだろ。自分のこと盾にして逃げようとするみたいな、そういうのがわたしなんだ。こうやって自分を貶しておけば、誰かが勝手に肯定してくれると思って、そんなの卑怯でめんどくさいヤツなだけなのに」
堰が切れた。言葉が上手くまとまらない。涙こそ流れなかったけれど、今言わないとタイミングを逃してしまいそうな気がして、早口でそう告げる。
━━━━━━━━━━━━━━
>>45/紫月様
自分が言った言葉を受けて、隆良の頬が緩んでいるのを見て嬉しくなり微笑み。質問していいか、と問われれば「ええ!」と元気よく答える。そのまま隆良の言葉を待ちながら、上目遣いにどぎまぎしつつも手を離さぬようにして。
何が好きで何が嫌いなのか、と訊かれると、ぱちぱちと目を瞬かせ。隆良が自分のことを好きと言いかけたのに気が付いていないのか、真剣に考え込むように目を伏せる。
どういう意味での好きなんだろうと考えながら先程の隆良の言葉を思い返してみれば、もしかして自分のことを好きだと言いかけていたのか? とようやく気が付いて。
「わ……!? わ、えと、私は……ッ」
ふわりと頬を染めて、恥ずかしくて握っていられなくなり、思わず手を離してしまい
━━━━━━━━━━━━━━
>>48/日馬様
(/よろしくお願いします!!)
黙ったまま彼が自分や周りを観察しているのを見上げて。しかしずっと上を見上げているのも首が痛くなってきたとばかりに軽く手を肩に当てて、彼の胴体の方へ目を移す。白い鱗に灯篭の橙が反射しているのを美しいと思ったのか、淡く顔に笑みを浮かべて。
若干の困惑を見せる彼へ、どう説明すればちゃんと伝わるのか答えを考えつつ、アルプトラオムと言うらしい彼が話終わるのを黙って待ち。
「ここはあわいの川。あなたから見て左手側が地獄、右手側が現世……あなたが元いた世界です」
そういっていったんことばを切り、両手を広げて川向こうを一度に指し示し。そのまま右手だけを空へ向け、続ける。
「あの空を走る光が、天国へ続く道。私はもともとそこに住んでいた者でしたので、天国の人……つまりは天界人といったところです。先程の質問の答えですが、ここはどこでもない場所ということだと私は理解しています。一方的に呼びつけたのは私なのですし、一旦謝るのは当然かと」
先程の彼の言葉を思い返しつつ、軽く首を傾げて。
「……アルプトラオムさん、ですか。いささか長い気がしますね……どうでしょう、この際ニックネームなどを決めてみるのは」
そう言っては、さも名案を思いついたとでも言いたげに人差し指をぴっと立てて。
総合掲示板
小説投稿掲示板
イラスト投稿掲示板
過去ログ倉庫
その他掲示板
スポンサード リンク