Re: 第四回SS大会 小説投稿期間 3/21~4/8 ( No.190 )
日時: 2012/03/23 11:18
名前: ピアニッシモpp◆8NBuQ4l6uQ
参照: http://www2.x-feeder.info/aosilove/

『怪談』

「なぁ、怪談しようぜ!」

この一言が始まりだった

今日は8月13日、夏休みの宿題がようやく終わって遊ぼうとしていた
そうしたら、快たちが来て、俺の家で遊ぶことになった
あ、俺は如月優衣。一応男

未来「ねえ、ゲームとか置いてないの?」
優衣「捨てた」
秋「暇なんだけど」
優衣「知らん」

とまぁ、全員暇していたらあの言葉だ

優衣「ハァ?怪談?」
陸「いいな!涼しくなりそう!」
快「じゃあやるぞ!」

なぜか怪談をすることに
この後俺はカーテンを閉め、ろうそくを用意させられた

快「じゃあまずは俺からな」

と話を切り出したのは案を出した快

快「昔、この近くの神社で殺人事件があったんだ。それで狙われていたのは小学校高学年ぐらいの子達。まぁ俺たちぐらいの子だ。その犯人は捕まったのになぜかまだ事件は起きていた。これは何故か?そう思い高校生の男女が神社に行ったんだと。そうしたら神社の奥に祠があった。前までは無かった祠が。その男女は悪戯で祠を空けた。でも何も怒らなかったから男女は自分達の家に帰った、…はずだったんだけど。その二人は帰る途中に行方不明になった…。専門の人によるとそれは幽霊の仕業なんだってさ」
未来「快の話、怖い…」
陸「俺、寒気してきた」

この話は俺も聞いたことがある
なんたってその神社はここから一キロ以内にあるからな…って近くじゃないか…

未来「じゃあ次は優衣ね」
優衣「は!?」
陸「作り話でいいし」
優衣「ハァ…」

結局俺は話すことに

優衣「話す前にこれだけ言っておく。この話をしてから何かが起きても責任はとらない。本当の話だからな」
秋「え?」
陸「ちょっ!」
優衣「ついこないだのことだ。大学生5人が廃病院に行ったらしい。それで面白半分にビデオを取り始めたんだと。んで、ここはこんな部屋です。見たいなことを言いながら歩いてた。そうしたら3回に繋がる階段の途中で懐中電灯が切れた。電池はまだあるのに何故か切れたんだ。不思議に思った一人が後ろの子に聞こうと振り返ったら、血まみれの男がこっちを見ていた。そして振り返った少年は階段を下りて逃げたら他のメンバーも一緒になって逃げた。だけどその男は追って来なかった。安心して5人は家に帰った。が、次の日一人の女性が原因不明の高熱にかかり、振り返った少年は行方不明になった。撮っていたビデオを見ると、たくさんの人が映っていた。そしてこの話を聞いた人の前にそいつは…現れる」

俺が言い終わった瞬間急に棚の上の花瓶が落ちた
陸「――!?」
秋「やっぱりやめない?」
快「そそそそそうだな」

怖がりだな…
まあ俺は体験したからなれてるけど…
…ん?
何か窓に一瞬何かが見えた様な…

未来「優衣?どうかした?」
優衣「…逃げるぞ」
陸「は?」

陸がそう呟いた瞬間

ドンドンドン
とドアがなった

優衣「お~来たぞ~」
快「なななんで!」
優衣「最初に言ったぞ、俺は何が起きても責任は取らないと」

ガチャ
とドアが開いた

未来「いやあああ!」
??「――?」
陸「…幽霊!?」
??「違うよ~」
優衣「ドッキリ大成功~」
??「涼しくなっただろ?」
快「は、はははははは」
秋「もう!遊びに行くよ!」
優衣「あいよ」

とまあこんな感じの一日だった
え?何も起きてない?何言ってんの?来たじゃないか。
名前を顔も知らない謎の人が。え?ドッキリだって?
違うよ、みんな気付いてなかったけどあの人、足が無いよ
怪談、楽しかったなぁ。
ああ、夏だなあ。
あ、もしかしたら幽霊がそちらに向かうかもしれませんが、こちらは責任を取りません

         ~END~



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お題の「夏」から離れて行っちゃったけど…怪談といえば夏ですよね?
ついでにこの話は私オリジナルですので。