だいぶ体調が戻ってきました。
たろ兄ことたろす@です。
えー、とですね。
今回、どこの板になるかは知りませんが一つ新作を書こうかと。
複ファジの方で書いている話はだいぶ全体の構想が固まっているのでキャラ募集だのなんだのって言うのとは遠いのですが、せっかくのコミュニティーを利用しないのもアレかなーとか思って、全体図のみの構想で作っていこうと決めました。
もちろん現在執筆中の作品とは同時進行なのでそんなに更新頻度は早くないと思います。
そんな訳で、返信の途中ですが、ここで少し、さわりの部分を(ぇ
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珍しく晴れた空の下を一台の原付が走っていた。
どこにでもあるオフィス街、どこにでもある大通り、どこにでもある衝突事故。
盛大に吹き飛ぶ原付のドライバー、思いのほかひん曲がるトラックのバンパー。
嗚呼、事故の瞬間、視界の全てがゆっくりとして見えるって言うのは本当なんだな。
そんな事を考えながら僕の体は宙を舞った。
強かに打ちつける背中、痛い。
声が聞こえる、緊急搬送?
緊急手術って、なんの?
腕を刺す痛み、僕の意識は、ゆっくりとまどろみの中に消えた。
「つまり、だな。温暖化現象なんて言うのはもう過去の認識で、世の中はこれからどんどん寒冷化していく。
そこでオレ達がすべきことはなんだー?わかる奴、いるか?」
大きなホールに集まった無数の学生。
まあ、オレも2年前まではそうだったんだが、こいつらはオレの話なんて聞いちゃいない。
どいつもこいつも単位を取る為だけにここに居るんだ。
オレもそうだった。
しかし、ここ数年でここらも随分寒くなったもんだ。
今日の議題を順々に説明しながら、オレは何度かそんな事を考えた。
ゆっくりと、それでも確実に流れていく時間。
「太陽の活動と宇宙線の関係について説明できる奴は居るか?説明できれば今日は帰って良いぞ!」
オレの撒いた餌に群がる学生たち。
帰ったら、オーロラが見えるかもな。
今日もうんと寒い。
目を覚ますと、真っ白い天井がまず目に入った。
カーテンから差し込む黎明。
どうやら昼間の様だ。
随分と動いていなかったのか、体の節々が酷い音を立てた。
それでも、ゆっくりと起き上がる。
名前さえ思い出せない彼は少しの間ぼーっと部屋の中を見渡した。
特別何がある訳ではない。
簡易ベッド、サイドラック、頭上の蛍光灯とベッドの傍らに立つ空の点滴。
暫くそれらを眺めて、彼は自分の腕にゴムのバンドがついている事を認めた。
どうやらここは病院で、自分は患者らしい。
青い入院服だか手術着だかわからない衣服を通してうすら寒い空気が流れ込む。
バンドには名前があった。
"ジーノ・アルジェント"
そうだ、確か学校に行く途中に事故に遭って。
ようやく合点の行った思考は次の疑問の解決に取りかかった。
なぜこんなにも病室が荒れているんだ?
確かにそこは病室だったのであろう。
だがあるベッドは倒れ、カーテンの閉じきられた窓は既に硝子がはまっていない。
それだけではない。
病室にも廊下にも、一切の生気が感じられなかった。
何か異様な感覚を覚えて、彼はゆっくりと緩慢な動作で点滴を引き抜き、ひび割れたタイルへ足を下ろした。
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さて、まぁ僕の話なのでわかるとは思いますが、きっとバトル物です。
変な物が沢山出てくるバトル物ですw
いつかどこかで見かけたら、試に覗いてみてくださいね。
とか言いつつタイトルは未定ですw
であであ、この後用事があるので返信は明日になってしまうかもしれません;
雨がやみますように。
たろす@でした。