Re: 本読みの喫茶店 ( No.233 )
日時: 2013/02/05 19:34
名前: Lithics◆19eH5K.uE6

こんばんは。
今日は酷い風で、普段から脆弱な電車が止まってバイトに行けず……ああ、日当がぱぁに……

すいません、返信は後ほど。
今回は趣向を変えて、多分最初で最後の『漫画』の紹介をしたいと思います(笑

漫画はほとんど読まず、実家にあったものか人に熱心に勧められたものしか読んだ事はないのですが……その中でも、お勧めのものを幾つか紹介させて頂きます。


○読書紹介

『マスター(Mr.)キートン』 浦沢直樹/画 勝鹿北星/原作

僕が物心付いた時から実家に置いてあり、漫画嫌いな両親をして絶賛させた名作です。今の僕の進路は確実にこの漫画の影響であり、主人公であるキートンは「大人になったら彼のように」と本気で思った人物像でもあります(笑
そういう創作の人物には他にはもう一人、『壬生義士伝』の吉村貫一郎がいますが、それはまた別の話で。

元SAS、英国陸軍特殊空挺部隊の教官(マスター)を勤めた経歴を持つ日系英国人『タイチ=キートン』が保険調査員(仕事はほぼ私立探偵)として活躍する物語。彼には考古学者として自らの仮説を証明する夢があり、その為の発掘資金を稼ぐために必死に働くのですが、底抜けに人が良く優しい性格故にゆく先々で事件に巻き込まれ……

『強く、優しい』という男の価値を体現したようなキートンさんに憧れる事間違いなしです!『20世紀少年』や『モンスター』で有名な浦沢直樹の画はストレスなく読める綺麗なものですし、少年漫画と違った落ち着いた雰囲気と、時に優しく、時にワクワクさせてくれる短編仕立てのストーリーも魅力的です。主要なキャラクターは少なく固定されていて、それぞれが何とも言えない味を出しているのもお勧めできる点ですね。



一番お勧めなのはMr.キートンなのですが、ほかには

『HELLSING(ヘルシング)』 平野耕太/作画
『聖☆おにいさん』 中村光/作画

などがあります。あまりにもジャンルがバラバラですね、はい(笑
どちらもあんまり頭を使わずに読める、手軽な作品という所でまた違った魅力があります。イエスとブッタが現代日本を舞台にコントを繰り広げる『聖☆おにいさん』は最近それなりに有名だと思いますが……どうも五巻を超えたあたりからネタがコアになってきて、宗教学をかじった僕でもハテナが出る事があるので、ご注意ください。