こんばんは。
最近はほとんどお客様も来ないので、ほとんど放置ですね(汗
という事で、空けている間に読んだ本でも紹介しようかと。量が多いので、今回は特に面白かったものの名前だけ挙げさせていただきます。
○『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎
『ラッシュライフ』〃
『重力ピエロ』〃
『フィッシュストーリー』〃
『陽気なギャングが地球を回す』〃
『陽気なギャングの日常と襲撃』〃
前に紹介した「死神の精度」が好みだったので、伊坂幸太郎を古本屋で大人買いしてみました。これでまだ一部に過ぎないので、結構な多作な人だなぁと思いつつ、まだ読めると思うと幸せな気もします。全体に軽妙な語り口と、絶妙に絡み合った伏線の配置が素晴らしいです。一度目はユーモアを楽しんで、二回目はじっくりとミステリのように伏線を自分で回収していくような楽しみ方が出来ると思います。
特にも『陽気なギャング』シリーズの二冊は大好きで、映画の「オーシャンズ・イレブン」を思い出す痛快な犯罪小説でした。成瀬さん格好良い。オススメです。
○『山椒魚』井伏鱒二
有名な短編集。処女作の山椒魚は暗いユーモアがあるというか、つい深読みしてしまいそうな味があります。文体は古いものですが、今でも違和感なく読む事ができるのは、流石に文豪と呼ばれるだけはあるなと。「朽助のいる谷」に出てくるタエトさんは、とても自然な色気があって、もの書きとしてはこういう描写ができればな、とも思いました。是非、一度読んでみてください。
○『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『嗤う伊右エ門』〃
○『五郎治殿御始末』浅田次郎
『シェラザード』〃
他にもいくつか読んだのですが、あまり当たりとは言えませんでしたので……時々、全く知らない作家さんのとか読んでみるのも面白いのですが、やはり外れる事も多いんですよね(苦笑