Re: 徒然なるままに――。 *解釈でも少し* ( No.273 )
日時: 2015/12/17 00:46
名前: 黒崎加奈◆KANA.Iz1Fk (ID: WGMNYcao)

*そんなわけで久々の解釈。
読んでること前提なのでネタバレ注意。え、読む前に見ちゃった? 注意はしたからな←

あー、それから私解釈と言っても思ったことをつらつらと並べていくだけですので解釈読んでも分かりづらいとか受け付けてません。
だって解釈書くの苦手だもん((おま

*現時点で上がっているものを

【Viola farfalla】
『君を探し、夢に囚われる』のアナザーストーリー的な扱いです。本編を読んでから、もしくは短編を読んでからそれぞれの話を読むと、どの部分とリンクしているのか分かるはず。
本編の3章は時系列的に見ると短編の前と後どちらでしょうねぇ……。

【紫陽花の陰】
恋ってなぁに?
珍しく恋愛です。いやー、爽やかな読了って難しいね((
『僕』は中学生の時に付き合っていた『彼女』が心の片隅にずっと住みついていたようですね。
誰にでも忘れられない人って存在すると思うんです。性別に関係なく、ふとした時に元気かなとか、今何しているのかなとか、そんなことを想う人。たぶん文章から取れるのはそんな感じ。
でもね、ちょっと考えて欲しいんだ。
そんなさ、中学生の恋愛を10年近くも引きずりますか? 目まぐるしく過ぎていく日々の中で、笑って泣いて新しい恋をして付き合って。『忘れていたはずの懐かしい君』って錯覚の擬人化のつもりなんです。
恋愛が作り出す錯覚って、付き合ってる人がやたら可愛かったり格好良くみえたり、それだけじゃないんじゃないかってね。
恋に恋するも然り、未練もまた然り。

【怖がりな彼女】
怖がりな彼女は、何を求めたんでしょうか?
幸せな現実? 友達? 恋人?
あれも欲しい、これも欲しい。だから全部ちょうだい。望むものを無条件で与えられたい。結局、彼女って我儘なだけなんですよね。メンヘラというか。
どうすれば望んだものが近くなるのか、彼女はその術を理解していたにも関わらず今のままで悲劇のヒロインを演じ続けることを選んだんです。誰かがいつか、可哀想な自分を救ってくれると思っているから。
シンデレラ・コンプレックスという心理学の用語があります。この話はそれを題材にして書いています。
まぁ症状としては白馬の王子様(理想の男性)が可哀想な自分を見つけて幸せにしてくれる、そんな感じの幻想を抱き続ける的な感じかな。ピーターパンとか他にも似たのはあるから気になる人は調べてみてね。
王子様とか幻想を求めるのはご自由に。でも、自分を決めるのは、自分しかいないんだってな。

幕間【少女の憂いと魔女の庭】
ここから第二部という位置付けの幕間です。今までは独立した話でしたが、ここからはストーリー性も付与していこうかなと。難易度が上がって自分の首締めた感ハンパない。


とりあえずここまで。