とりあえず、レスナンバー毎に返事をしていきます。
>>7
凡丙殿
賛同嬉しく思います。
そして、私も管理人様が否と言えば潔く従う所存です。
というわけで本題。
グリザイアと真剣で~が気になっていると。
これは気になっているけど、まだプレイはしていないということですかな?
ならば語りましょう。
取り敢えずはグリザイアから。
◆グリザイア・シリーズ◆
グリザイアの果実、迷宮、楽園の三部作(今後スピンオフ発売予定)からなる作品。
物語は一人の青年がとある学校に転入していたことから始まる。
しかしその学園の在校生は、各々複雑な事情を抱えた世間から問題児として扱われる少女たち五人だけだった。
しばらくは人間のちょっとした行動や思考の考察、または豆知識などを学園の日常でコメディタッチに描く短編のような話が続く。
この時点では登場人物は少ないのだが、明確な個性を持つキャラたちによるボケとツッコミ、オチ、起承転結などがはっきりしているので、キャラクターが掴み易く、作品に引き込まれる。
序盤から訳ありな雰囲気を醸し出す主人公だが、ヒロインたちの過去や抱える問題が次第に明らかになると共に、主人公の背景も見えてくる。徐々に徐々に物語の設定が見えてくる巧みなテクニックも、読み手を物語に引き込む要素だろう。
グリザイアの迷宮は、私は最初、ただのファンディスクだと思っていた。実際、前作果実の各ヒロイン後日談があるのだが、それだけではなく、主人公の過去、主人公の特殊な性格が出来上がるまでの経緯を描いた話もあった。
これは前作での各ヒロインのエンディングを全て足したような時間軸の話、つまり本当はパラレルワールド的な話なのだが、それを忘れるほどの展開の連続で思わず物語に引き込まれた。
まさか、更なる続編に続く、で終わるとは思ってもみなかった。
完結編のグリザイアの楽園では、前作迷宮で出てきた主人公の因縁の相手が出てくる……のだが、特に押したい見どころはやはり、国家レベルにまで大きく展開された話と、それに小さな一個人であるヒロインたちが対抗しようと奮闘する点だろう。
ご都合主義な展開、と言う者も居るかもしれないが、そもそも主人公の設定自体がご都合主義としか言えないほど強烈なのだ。こんな主人公が居るのだとしたならこの展開もおかしくは無い、とも言えよう。しかも全体の設定が事細かに決められているのが分かる。軍事関係には特に詳しくない私だが、矛盾をまったく感じずに話に没頭できた。
そして最後の最後でのハッピーエンド。絶対主人公は最後死んでただろう、死んでなきゃおかしいという意見もあるだろうが、それでも私は生きていて、尚且つヒロインたちとのハーレムエンドで全員が幸せとなった、という結末は読み終わって心地よかった。
なんというか、迷宮~楽園の繋がりは出来の良い映画を見ているような感じの作品だったと思う。
立ち絵、イベント絵の出来も秀逸で、シナリオとマッチしていた。
システム面は、果実でオートモードが少し使いにくかった点が玉に瑕だったが、迷宮では改善していたのでこちらも特にいうことは無い。
まだプレイしたことがないというのなら、ぜひにプレイすることををお勧めする。
ちなみに私の好きなキャラは、ヒロインの一人、幸である。
彼女と、ヒロインの一人の蒔菜の絡みや彼女たちの引き起こすハプニングが面白い。
と、初回はこんなところで取り敢えず終えておこう。
次は、真剣で私に恋しなさい! を語ろうと思う。