Re: ボカロで替え歌作りません? ( No.1 )
日時: 2014/11/14 20:32
名前: 小雪 (ID: 7FJSfHns)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=28147

乱闘の亡霊
主人公:アルト(スマブラオリ)

そう気高く濁した廃都市みたいな
この鉄塔を仰いだ街が 姫自身だった
潜める墓場と 負け犬の遠吠え
その閑散な姿に大停電が降った


味気ないくらい価値もない世界 きっと愛もないだろう
半透明の蜃気楼 白昼に腐って
味気ないくらい誰も泣いてない だって情もないだろう
知らない歌を歌っていよう 退屈だろ


でもそんな殺風景に姫はいた


鈍色の廻り廻る感情は重なり合った
この大都会の愛と哀を熱く絡ませ
人を守る街は光を戻した
ほら赤黒い雨が降って視界を塗り潰した


愛も知らないまま 汚れたまま


声を絞り上げて 少し吐き出した
平べったい刀は静寂を切った
奇っ怪な街と 兵士、姫、傍観者
その劣等を孕んだ俺は後悔をしたまま


そんな殺風景に姫が作り出した幻想
照り付ける閃光 眩んだ原風景に火を灯せ


今までの明るい姫の言葉は切先になった
自己防御に独占欲が淫らに溶けて
火花散りネジ巻き 群衆を駆けた
でも気付かれはしないまま 捻くれた俺さ


愛も逆巻くほど許されない


歪みだす心も こんな姿なら姫も愛も崩れ去れば鎖は解かれるの?
走馬灯の夜光虫に似た街灯 誘う月光列車
湿る世界から姫一人をはじき出せば誰のものになるだろう
皮肉に咲いた国で


廻り廻る感情は重なり合った
この大都会の愛と哀を熱く絡ませ
キミを守る街は切なく尖った
まるで姫の操り人形で


「誰か許してよ」って ただ 身勝手な声響かせて
助からない運命だって仕方がないって
人を守る街に姫はいなくて
それなら俺はこの乱闘の孤独な亡霊だ


愛も知らないまま 生き続けよう


詳しい解説的な小説はURLからみられると思います。