【334人の敵】
主人公：ライカ

はいもう終わりね　泣いたってダメだ

嫌われたんだよ　きっとアレだ

さぁでは　作り上げてた面は　なくすことにしよう

もしや

「最後の一人なんて事が見抜かれたのかな」

って吐けば

“友”なんてそこにあったとしても　消えてしまうんだ

嫌になるのは私だけで　君たちは何も思わない

「どうして？」と泣いても誰も来ない

呼んでないよ　知る気もない　大嫌いなだけで

泣いてたって　嘆いたって　何も残りはしない

最初だって　最後だって　気づけないのなら

独り　眠るだけ…

「あぁ、もう疲れるや」　吐いた言葉

空に浮かんでは　そっと落ちる

誰も居ないなんて事に　慣れてしまったらしい
　
そして“友”とか“愛”がないなどで　嘆き

愛される人を一人妬み

関係が崩れて去っていく度に　消えてくなるんだ

失くしたのはほぼがわざと　取り戻す気はなくて

私はここで独り　錆びて逝く

どうせ繰り返すような明日に　価値なんてあるか

愛されてた　それはきっと　ただの妄想で

勘違いで舞い上がって　まるで海の底　埋まる碇の様

灰になった　私の夢を　取り返せはしない

減って行く　神様すら　私を見捨てた

追い込まれたのだって　自分のせいなんて

もう　分かり始めてた

前からずっと分かってた　また独りになって確かめた

暗い

呼んでないよ　知る気もない　大嫌いなだけで

泣いてたって　嘆いたって　何も残りはしない

最初だって　最後だって　気づけないのなら

独り　眠るだけ…

興味ないよ　信じたくない　どうせ消えるのだから

もう遅いね　とうにないよ　生きてる訳だとか

感じないよ　脳自体も　腐り逝くだけだ

独り語るだけ…