Re: 「  」 ( No.174 )
日時: 2016/10/05 00:34
名前: 月白鳥◆8LxakMYDtc (ID: umJ58NSY)

*プラクトー星間通信サーバー内専用隔離サーバー『神曲』

 サーバー内を行き来するあらゆるデータの内、害意を持つデータを隔離するセキュリティサーバー。神曲のコードネーム通り、第一~第九圏の計九階層で構成され、脅威度が高いものほど深い圏に隔離される。
 仮想空間上に於いて、全てのデータは天使を模した実体とコードネームを与えられ、神曲内ではこの実体を拘束・幽閉する形でセキュリティサーバーを運営している。また、攻撃性が高いものや周囲のデータを無作為に組織化するものに関しては、ランダムな文字列をプログラム内に挿入し、自己修復を絶えず行わせることでクラッキング行為を抑止している。
 また、本サーバーの周囲に展開されたカウンターウォール『127EFLOPS(通称:辺獄)』には疑似人格「アケローン」が常在しており、不正アクセスや誤アクセスによる防壁破壊及びウィルスデータの漏出を防いでいる。それ以外にも「マスティマ」や「アバドン」なるコードネームを持つ管理用の疑似人格が存在する模様。

 神曲内のサーバーの内、第九圏(最深部)は特別に「コキュートス」のコードネームが割り振られ、脅威度の高さに加えて現状破壊不可能であるデータが隔離されている。管理人格は「アンタイオス」及び「ザバニヤ」。
 現在コキュートス内に隔離されているデータ数は七つ。元々はグリゴリの天使から名前が取られていたが、幾度かのデータ整理に伴い、栄光の七天使の名が振られた。
 最深部のサーバーに幽閉されているだけあって、どれもこれも厄介な性質を持ったものばかりであるが、とりわけコキュートスで最初に確保したウィルスデータ「ラファエル」は攻撃性が高く非常に危険。万が一漏出した場合、もたらされる損失は「地球の土地全てを金塊に変えてもまだ足りないほど」に深刻であると試算されている。

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 術式サーバ『コズミック・テレスコープ』の正体。
 中に入っているのは悪質かつ巧妙なウィルス群であり、“彼等”はハッキング行為を心理的に誘発させるテキストを送り付けることで、双方向からの防壁ハッキングを狙います。マスターが受け取った全てのメッセージも内部のウィルスによるトラップです。
 一体誰が何の為に親サーバー内へウィルスを流したのかは不明。中にはミステイクなプログラムから偶発的に生まれたものもあり、管理者側の原因究明は困難を極めています。

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 ほんの一度きりしか出てこない短編のためにくっそ真面目になって考えた設定。むしろこんなの長編に出来るもんならやってみろって言いたい。
 「サーバーの奥底に何者かが幽閉されている」部分だけは初期案と一緒ですが、後は勝手に膨れ上がってしまいました。
 コキュートスなのに幽閉されてるのがラファエルなのはおかしいって言われそう。そもそも管理用AIのコードネームが出典バラバラな辞典でお察しって感じですが。


 今度は植物とか動物モチーフで何か一篇作りたいね。