Re: *Memoria* ( No.306 )*めもりあ
「呪文使い」
法使いとも。他の世界観で言う所の魔法使いと大体一緒。事象の因果律を変え得る存在の力を借り、自身の望むことと同じ、或いはそれに限りなく近似される現象を引き起こせる者。人だけでなくいくつかの知性ある生物も使える。
人の得た技術ではなく、あくまで力を借りる相手が気まぐれや優しさ、或いは何らかの等価交換で与えているもの。それゆえに『術』ではなく『法』と呼ばれている。
力を借りる相手は所謂「上位存在」と呼ばれるもので、神性や聖性、霊性、妖性などがそれに該当する。力を借りる相手に応じて『神法』や『精霊法』、『妖法』と呼ぶことも(呪文の分類を行う書物などでその傾向が強い)。断じて『魔法』ではないし、ましてや『魔術』ではない。
呪文使いが因果律を書き換えた結果を及ぼせる相手は魔物(魔の者)だけで、自身を襲う普通の獣や人に対しては何ら効力を持たない。しかし、魔物に対しては極めて絶大な効果を持っており、呪文遣いが編む呪文はそのほとんどが魔物を一撃で滅ぼす力を持つ。
尚、稀に人他の生物や器物へ対して効力を持つものがあり、傷付いた人を癒したり壊れたものを直したり、或いは状態異常を元に戻したりできる。これらは一括して『修復の呪文』と呼ばれ、使い手は非常に希少。
マヒナは修復呪文の使い手である。
「呪文」
呪文使いが用いる、上位存在の顕現とその力の行使を求める言葉。結果は法。
「上位存在の現在地」「顕現の宣言」「行使する力の形態の宣言」の三節に別れ、この全てが盛り込まれていないと呪文として認められない。また、呪文を詠唱しても、それが上位存在によって認可されなければ実際の現象が起こらない。
尚、呪文使いの詠唱に対する認可にはある種のレベルのようなものがあり、その上位存在と呪文使いとの関係の深さや呪文遣いの、上位存在の気分などで変化する。認可状態が低ければ威力や範囲が狭まり、逆に最大認可状態では呪文遣いが宣言した以上の威力を出すことも。アオラニの最大呪文の最大認可状態は、ラスボスを瞬殺できるほどの絶大な威力を誇る。
呪文は人によって形態が異なり、大抵は唱え終わるまでに結構時間が掛かる。短くし、結果に名前を付けて他と差別化することによって短縮することも出来るが、上位存在の力が強いほどそれは難しい。
また、結果に名前のつかない呪文は他人が勝手に使っていいものではない(唱えてもただの言葉になる)が、結果に名前を付けるタイプの呪文は他の呪文使いも比較的自由に使うことが出来る。
「魔物」
『魔の者』。天と地が混ざり始めた頃に突然現れた、生きとし生けるもの、在りとし在れるものを襲い喰らう異形の何か。
正体の多くは上位存在が理性を失い暴走したもの。残りは、狂気に陥った上位存在が普通の獣などに取りついたもの。どちらにせよ、元は何らかの上位存在である。
何故理性を失ったのかは不明であるが、天使や大地の神など、天地にまつわる上位存在が正体であることが多いため、天地の秩序が混濁し始めたことにより、理性と狂気の境目を見失ったと考える説が現在有力である。
魔物に堕した言え元は上位存在であるため、並の戦士では一太刀浴びせるのも難しく、余程バラバラにしない限り何度でも元に戻ってしまう。しかし、呪文使いにとっては(呪文を詠唱する暇さえあれば)雑魚。
魔物を滅ぼすと、多くの場合その元になった上位存在も一緒に消滅する。が、たまに正気へ戻るものもいるらしく、謝辞として倒された地にものすごい豊穣を齎したり、呪文使いやその供に強力な加護を授けたりする。この豊穣と加護を目当てに魔物を狩る呪文使いも。
正気に戻る現象は驚くほど稀なことでもなく、魔物になった時間が短ければそれだけ確率は高いし、上位存在の神性が高ければやはり確率は上がる。
「上位存在」
秩序の中に生き、秩序を定めるもの。あらゆる生の上に立ち、その営みを見守る現象の守護者。俗にいう神様や精霊。
実体をもつものと持たないものが居り、前者は強力な神性が多い。持たないものでも信仰や供物を受けることで実体化の能力を持つことがある。人の思いそのものや、それを込めたものを現実への扉を開く鍵にできるようだ。
実体化能力を持つ上位存在は大抵が人に近い姿をしているが、これはそれが似せているだけで、本体は大体人からかけ離れた容姿をしていることが多い。中には「異形の方がより人目を引いて信仰を集められる」と言う理由で異形のままでいるものもいる。
また、生物が偉大な功績を成し遂げたり成し遂げていたりして強い尊敬・信仰を受けていると、ある日突然神性や霊性を獲得することがある。氷雪獣の大母(グレートマザー)がその一例。
尚、人の信仰はあくまでも存在を補強するためのものであり、無くても存在の維持は出来る。でもあった方が楽だし、大体の上位存在は生き物の傍にありたいと願うので、自身の力を一部を人の為に使うことで思いを集中させようとする模様。
こんなもんかな?
本編を進めながら世界観を同時に構築していくの図。やっぱりこう、ハイファンタジーって楽しい。
あと、世界が荒廃していくほど反比例するみたいにキャラが無邪気になるのはなんでだ