『デュエル・マスターズ Another Mythology』の語り手と、継承神話のクリーチャーの命名ルール及びデザインルールを載せておきます。
語り手編
○○の語り手(△△△・ストーリー) □□□
○○の中には、そのクリーチャーが語る神話を示す、現存する漢字二文字の熟語が入る。《○○の語り手》のところには(△△△・ストーリー)とルビが入る。(△△△にも、語り手の性質を現す英語がカタカナで入る)。□□□はカタカナで語り手の名前。
(例:《太陽の語り手(サンライト・ストーリー) コルル》)
種族は語る神話の種族二つ。コストとパワーは基本的に低め。
能力は大きく分けて二つ。
一つは手札からの踏み倒し能力。火文明を除き、指定された文明の自分の場のクリーチャーが、なんらかの方法で場を離れた時、手札からタダで場に出る。たとえば、水文明ならバウンスされた時、闇文明なら味方が破壊された時、等。火文明のみは、バトルに勝った時に踏み倒せる。踏み倒す語り手の文明と、指定されるクリーチャーの文明は一致する。文明の他の条件は様々。文明指定だけの時があれば、種族やコストを指定する場合もある。また、自身と同名の語り手が踏み倒し条件を満たしても、踏み倒しはできない(《エリアス》などで、自身がバウンスされた時にそのまま出し直すことなどを防ぐため)。
二つ目は、なにかしらの能力。その文明を表す能力であることが多く、汎用性が高いものが多い。また、継承神話の能力と関係している場合が多い。
(例:太陽の語り手 コルル
火文明
コスト6
クリーチャー
種族:ファイアー・バード、アーマード・ドラゴン
パワー:4000
踏み倒し:自分の《太陽の語り手 コルル》以外の火のファイアー・バードまたは火のドラゴンがバトルに勝った時、このクリーチャーを手札からバトルゾーンに出してもよい。
固有能力:スピードアタッカー)
継承神話編
○○神● ■■■
○○の中は語り手と同じ。●はそのクリーチャーを示す漢字一文字が入る。■■■には、神話継承することで得た本当の名前が入る。
(例:《太陽神翼(たいようしんよく) コーヴァス》)
種族は語り手と同じ。メソロギィは追加されない。コストは7か8が多く、9は存在しない。パワーは最低ラインが6000、最高ラインが11000。
進化元は対応する語り手のクリーチャーのみ。《ケングレンオー》と同じ。
能力は多数存在する。全部で六つ。
一つはメソロギィ・ゼロ。語り手及び継承神話のクリーチャーと同じ種族を持つカードが、自分の場に一体以上存在し、それを含む自分の場の同文明のカードのコスト合計が12以上であれば、進化元なしで場に出る能力。
二つ目は、バトルゾーン以外のゾーンにある時、進化でないクリーチャーとしても扱うというもの。進化クリーチャーを踏み倒せない《バルガライザー》などで踏み倒せるようになる。進化でないクリーチャーとしても扱う、なので、《母なる星域》のような、進化クリーチャーのみを対象としたサポートも受けられる。
三つ目はW・ブレイカー。12000以上が存在しないので、素でT・ブレイカーを持つ者はいない。
残り三つの能力は、元となった神話をモデルとしつつ、そこに継承神話であるクリーチャーならではのアレンジが加わったものが多い。三つの能力はシナジーしていることが多く、それぞれ独立した強力な能力を持つ者は少ない。しかし中にはモデルとは逆行した能力をもつ者や、モデルとなった神話とほぼ同じ能力をもつ者も存在するので、この辺は語り手の設定によるところが大きい。
(例:太陽神翼 コーヴァス
火文明
コスト8
進化クリーチャー
種族:ファイアー・バード、アーマード・ドラゴン
パワー:11000+
進化条件:自分の《太陽の語り手 コルル》1体の上に置く。
能力1:メソロギィ・ゼロ―バトルゾーンに自分の《太陽の語り手 コルル》または《コーヴァス》と名のつくクリーチャーがおらず、自分のファイアー・バードまたはアーマード・ドラゴンを含む火文明のカードのコストの合計が12以上なら、進化元なしでこのクリーチャーを召喚してもよい。
能力2:このクリーチャーはバトルゾーン以外のゾーンにある時、進化でないクリーチャーとしても扱う。
能力3:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選びこのクリーチャーをバトルさせてもよい。
能力4:このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せ、その中から火のドラゴン、またはファイアー・バードを1体選びバトルゾーンに出してもよい。その後、残りを好きな順序で山札に一番下に置く。この能力でバトルゾーンに出たクリーチャーは、このターン「スピードアタッカー」と「パワーアタッカー+5000」を得る。
能力5:バトル中、このクリーチャーのパワーは+4000される。
能力6: W・ブレイカー)
余談ですが、語り手と継承神話のクリーチャーの関係は、ドロン・ゴー持ちのエグザイル・クリーチャーをモデルにしています。
場のクリーチャーが離れた時に踏み倒す能力はドロン・ゴーを下敷きにしています。継承神話の、指定された語り手のクリーチャーからしか進化できない、名前がもじるように変化する、といった部分も、ドロン・ゴーでパワーアップするエグザイルを意識したデザインです。
とりあえず以上。他になにか質問とかあれば、なんでもお答えするので、お気軽にどうぞ。