a10 でございます。
確か先月の今頃だったと思うのですが、僕はここで自分がまだ観ていない二本の映画を紹介して
しまいました。
このまま何事も無かったかのように素っとぼけて書き込みをする、という手もあるのかも
しれませんが、話にオチをつける意味でも映画感想の出張版を書かせていただきたいと思います。
・ 「 トレマーズ 4 」 : 残念な作品。 疾走する馬を上回る速度で地中を掘り進むという、
無理すぎる設定の地下棲怪生物が開拓時代の西部 ( の地中 ) を暴れまわって人々を襲う。
物語の舞台を西部劇の時代に求めた点だけは新しいが、元々銃社会のアメリカでそれを試みても
「 使う銃が古いですね 」 以上の作劇効果は得られないのが悲しい。 制作者側の 「 お金が無いから
荒地で撮影しよう。 いっそ開拓時代って言い張ろう 」 みたいな本音が聞こえてきそうな一作。
もしも僕の書き込みがきっかけでこの作品を観て、そしてつまらなかったと感じられた方がいらした
ならごめんなさい ‥‥ 。 反省。
・ 「 ナイトメア ・ ビフォー ・ クリスマス 」 : 映像的には非常に贅沢で、細かい所のさらに
奥までも作り込まれた濃密な特撮プラス CG プラスアニメーション。 この作品が成しとげた視覚効果を
言葉で賞賛、あるいは批評するのは、時間の無駄に近い。 目で見て判断するのが早いし確実だ。
唯一残念なのは、放送されたバージョンが完全日本語版とでも言うべき物だったこと。 セリフだけで
なく、劇中の歌までが日本語なのである。 出来は良質だが、年明けにあらためて鑑賞したオリジナル
版と比較するとやはり微かながら収まりの悪さがある。 観るならオリジナル。
以上でございます。 穴があったら入りたい! そして奴のように、地中を猛スピードで掘り進んで
逃げてしまいたい!
‥‥ そんな 2017 年最初の書き込みでした。
今年もよろしくお願いいたします。