Re:藍色蓮のモノローグ ( No.2 )
日時: 2017/08/19 22:40
名前: 流沢藍蓮 (ID: wpMcBRiE)

b 魔導士関連

1 この世界で言う「魔導士」とは、無数に飛び交う魔法素を才能で特定の形に組み、それを破壊することで、空間をゆがませたりひずみを加えたりして高エネルギー体である魔法素に働きかけ、何らかの事象を引き起こす人々のこと。魔法素を組み、破壊することそのものが「魔法」と呼ばれる。

2 この世界で言う「魔力」とは「魔法素を組める力」のこと。これは運動すれば体力が減るのと同じで、魔法を使えば魔力が減る。体力が減れば身体的に疲れるが、魔力が減れば精神的に疲れる。

3 魔力には人によって「個性」があり、それぞれで違う。色みたいなものだろうか。見える人には見えるそれは、魔導士の数だけ「個性」の「色」が存在する。

4 「魔力」があっても魔法を使えない、つまり「魔法素は組めるが破壊して事象を起こせない」人もいる。わかりやすくたとえれば、RPGなどで、「MPは無駄にあるけどスキルを覚えていない!」みたいなこと。「魔法素の破壊(魔法素で組んだものの破壊)も才能なので、あとから身に着けることは不可能である。
 ちなみに「イデュールの民」では魔法素破壊のみできる人もいる(要は、人の術式の乗っ取り、まんま利用)が、それはごく少数である。

5 ちなみに。あまりいないが、中には「全属性使える」魔導士もいる。しかし、その代わり、万能であるがゆえにすべてを完全にはマスターできない。

6 魔法素は目に見えず、普通は触れられないため、感覚的に組まれる。慣れぬ者は頭の中で式を組んでから術を使うが、慣れた者は頭の中で式を組まなくとも、無意識に術を使える。
 魔導士として大切なのは理論ではなく、才能と勘と経験である。理論だけでは魔導士には決してなれない。