Re: 藍色蓮のモノローグ ( No.3 )
日時: 2017/08/19 23:04
名前: 流沢藍蓮 (ID: wpMcBRiE)

 c 魔法関連


1 魔法素を組む方法は個人によって異なるが、「詠唱」として言葉に出して行う者が多い。頭の中の考えがバラバラだとできる式もおかしくなるが、言葉に出すことによって、考えに指向性を持たせて正確な式を作る。 
 詠唱の言葉はその人のアドリブで構わないし、技名をつけるのも勝手なので、特にそのあたりに決まりはない。技や詠唱=人それぞれ、と言ったところか。

2 慣れた人は、イメージだけで魔法素を組むことができる。また、使う魔法によっては図形を描いた方がいいものもある。
 汎用性の高い移動魔法「テレポート」はその典型で、「アドリブの魔法陣」を移動先に描くなり刻むなりして「始動語(アドリブ)」を唱え、移動先を頭の中に思い浮かべるか直接言うことで発動する。これは「アドリブの魔法陣(あらかじめ自分用の図形を作っておく)」が移動先になければ発動しない。始動語だけでは意味がないのだ。

3 (2に関連して)
 なぜ「アドリブの魔法陣(以降、魔法陣と呼ぶ)」が移動先に必要なのか説明する。
 まず、才能ある者(魔導士)が魔力を込めて魔法陣やらなんやらを描くと、描かれた”それ”にも魔力が宿る。魔導士は自分の魔力の「色」をしっかりと見分けられる。その状態で式(テレポート)を発動させると、「自分の魔力のこもった」図形が灯台の光のように術者を導き、それに導かれて術者は移動できる。
 ちなみに。その「図形」も破術での破壊が可能。「個人の魔力のこもったもの」も反魔法素による破壊対象となる。(テレポートに使われるのは原初魔法素だが、術者の魔力≒魔法素がそれと混ざるため、反魔法素での破壊が可能になる。

4 「テレポート」使用者が移動先に配置する図形は「テレポートポイント」と呼ばれる。魔導士の中には、自分の「図形」を教えて、同じポイントを複数人で使うこともあるようだ。
 「テレポートポイント」は、悪意ある第三者に真似されないよう、複雑なものであった方が良い。