Re:藍色蓮のモノローグ ( No.5 )
日時: 2017/08/20 12:58
名前: 流沢藍蓮 (ID: JwbLvji.)

 e 神話関連


1 この世界「アンダルシア」は、主に五つの「界」に分けられる。
 神々の住まう「天界」、人間たちの住まう「地上界」、死者たちの眠る「冥界」、堕ちた者たちの地獄「魔界」、地上界と二重写しの「精霊界」。
 召喚師と呼ばれる者たちは異界の存在に魔法素を通して働きかけて地上界へ呼び出すが、彼らが働きかけられるのは展開と精霊界、魔界のみであり、冥界からは呼び出せない。

2 天界には神々が住む。主神アンダルシャが天界の守護神である。天界の神々は冥界、精霊界を除くすべての世界に行き来できるが、ほとんどの神は天界から出ず、言ってもせいぜい地上界どまりである。
 地上界によく現れる「物好き」な神としては、闇神ヴァイルハイネン、戦神ゼウデラ、運命神フォーチュンなどが挙げられる。

3 精霊界は、位置としては地上界と同じ位置にあり重なってはいるが、決して地上界とは交わらぬ、原初の地上界を模した二重写しの世界である。そこは地上界と二重写しの世界でありながら、召喚師を通じなければ互いを意識できない。

4 冥界、別名霊界は、アンダルシャの兄神、冥王ネイロンが統べる。そこは死者の魂の行くところであり、死者はそこで一定の時を過ごしたのち、新たな魂へと生まれ変わる。
 死んだ神々もここに来るが、彼らは生まれ変わらず、明快にて残りわずかな魂を燃やし尽くして、永遠に消滅する。
 ネイロンの役割は、死んだ人間を裁き、どの世界に生まれ変わらせるかを決めること。また、世界のバランスを司り、善悪のバランスがどちらか一方に傾いた場合、もう一方を攻撃して均すという役割もある。

5 堕ちた者たちの地獄すなわち魔界である。ここの住人の多くは、展開や地上界で悪事を働きすぎたがために、ネイロンの采配によって堕とされた者たちである。
 この世界に最初から住まうものは「悪魔」と呼ばれる。