Re: 【雑談歓迎?】藍色蓮のダイアローグ ( No.689 )
日時: 2018/08/09 16:34
名前: 流沢藍蓮◆50xkBNHT6. (ID: 1ipi.q8U)

*決まってくるキャラパターン
 新しい話を作ったり、キャラ募集に応募したりするとき、たいてい似たようなキャラばっかりになっちゃいます。ワンパターン。とはいえそのワンパターンのキャラに色々と設定をつけるとそのキャラにそのキャラなりの「個性」みたいなものが生まれるのですが、全体的に見ると性格とか……似てるよなぁ、みんな。
 とりあえずまとめてみた。
 自分用メモ。何の役に立つのかな……。

藍色蓮のキャラパターン(男)

・パターン1 「クールでダークな」
 典型的な「格好いい男キャラ」。自分の、物語設定ノートを見直してくるとこの言葉が割とよく出てくる。「クールでダークな皮肉屋」と三連コンボも珍しくなく、一人称は「オレ」か「俺」。某なりきりのオロチもこのタイプの亜種。設定に沿ってキャラクターをプロトタイプから変更しているが根本は変わらない。
 一年前にダーク・ファンタジー板に書いた「頼まれ屋アリア」のサブ主人公、ヴェルゼ・ティレイトがこの典型的なタイプで、「クールでダークな皮肉屋」というキャラ紹介の生みの親。藍蓮自身は脳筋よりも知的でクールなタイプが好きです。その傾向が反映されたか。
 挑戦的で不敵な態度を取る者も多いのがこのタイプの特徴。ヴェルゼはクールに見えて結構好戦的だったりする。藍蓮の小説ではどの話にもたいてい一人はいるパターンなので、扱いやすいと言えば扱いやすい。「才能売り」の外道坂虚もこのパターンの典型。これが力を持つと大雑把になる、など余裕を見せる。広く見れば某合作に出したデスタムーアもこのパターン。
 属性で表すならば闇。
「ほう……オレに挑むだって? いいぜ、受けてやるよ。その代わり、どうなったって知らんがな!」

・パターン2 冷たく疑心暗鬼
 こっちもよくあるパターン。このタイプの一人称は「僕」固定。過去に何かあったか元々の性格かのどちらかで、無口で人を寄せ付けない雰囲気がある。そんな性格が災いしてか友人が少なく、常に孤立している。警戒心や猜疑心が強い者が多い。また、読書が好きな者も多い。
 常に周りとは一歩置き、消極的。いつも無表情で淡々としており、パターン1とは別の意味でクール。感情をあらわにしないし滅多なことでは怒らないし笑わない。某なりきりの「理性」の方の双子はこのパターンを少し和らげたもの。拙作で言うならば「夜明けの演者」のスーヴァルがこのパターン。
 属性で表すならば氷。
「悪いけど、信用ならない。僕の心を開きたいなら、信用に足るという証を見せてくれる?」
「私は私以外の人間を、信じる気はありません」

・パターン3 風のような
 よくあるパターン。自由奔放で気ままで気まぐれ、やりたい放題好きなことをやり、人の言うことは聞きたくないし拘束されるのが大嫌い。旅が好きな風来坊であることも多い。ほとんどの一人称が「僕」だが、藍蓮は試験的にこのパターンのキャラにいつも無表情で一人称「俺」を持たせているのを一名、作っています。(ちなみに未発表作品)
 無邪気な性格でそれゆえに憎めない、そんなタイプも多い。どこまでも自然体で、風のように自由に生きる、まさに風を体現したようなキャラクターパターン。それでも決して愚かではなく、自分なりのルールに従って動いている者が多い。
 藍蓮はこのパターンに病弱タイプをそれなりに入れています。「錯綜の幻花」のエクセリオはこのパターンの典型。某なりきりの風の精霊もこのパターンの典型。藍蓮小説ではパターン2よりもよく出てくる。「SoA」では、風の神の名を持つ王子様がこのタイプ。(未発表)様々な応用がきくパターンなので、広く見ればこのパターンはかなりたくさん散らばっている。「カラミティ・ハーツ」のフェロンはこのパターンの亜種で、「才能売り」の外道坂灯はこれの典型的なパターン。このパターンはさらに「春風」「西風」「北風」の三つに分けられる。
 属性で表すならば当然、風。
「僕は風。世界を旅する風のごとく、自由気ままに好き勝手にやらせてもらうよ?」(西風)
「やあ、ようこそ。よく来てくれたねぇ、歓迎するよ」(春風)
「ハッ、何を下らないことを。僕は僕で生きる、それだけだよ」(北風)

・パターン4 正義感満載!
 おまけで作るキャラによくあるパターン。藍蓮がこのキャラを最初に作ることはないです。
 正義感にあふれていて曲がったことが大嫌い、とにかく甘く、そして熱い愚かなキャラ。主人公タイプ。魔法よりも武力に優れた者が多く、逆にそこまで頭はよくない。一人称は「俺」「おれ」が多い。
 当てはまるキャラが……見当たらない、なぁ。
 属性で表すならば炎。
「よっしゃぁぁぁあああ! みんな、おれに続けぇー!」

・パターン5 どこまでも純粋
 おまけで作るキャラによくあるパターン。どこまでも純粋で素直で真面目で正義感にあふれた、典型的な「善人」キャラ。主人公タイプその2。このタイプを主人公にすると主人公の成長物語になる。世の中の闇や悪を知らないため、甘い選択をしがちだが憎めない。一人称は「僕」「ぼく」が多い。
 拙作では、未発表作品の光の創世神がこの典型。ただし彼にはパターン1の相棒がいる。このキャラ一人では成り立たない。そういえばキャラ募集した神々の封印の話も、パターン1とパターン5のコンビがいた。この2パターンはコンビにしやすいらしい。
 属性で表すならば光。
「この世の中って素敵だよね! 人もみぃーんな優しいし、さ!」

・パターン6 稲妻の如く
 強烈な個性のサブキャラとしてたまに作る、自由奔放で傲岸不遜、唯我独尊で俺様主義のキャラ。とにかく個性が強烈で、このキャラがいるだけで物語の雰囲気が変わる、爆発物みたいなパターン。キレ者が多く、鋭い指摘をする者が多い。頭の回転がとにかく早い。一人称は「俺」「オレ」が多い。
 拙作では「Destiny Game 運命遊戯」のジェルダ・ウォンがこのパターンの典型。他には未発表作品のキャラで、アイデン・ハルトという狂った稲妻使いがいる。
 属性で表すならば雷。

・パターン7 生真面目
 どこまでも真面目で融通が利かないキャラ。堅物、などの表現をされることもある。真面目に言われたことをこなし、それなりに臨機応変な対応ができなくもないが、規則を破ることに関しては頑なにそれを拒否しそうな雰囲気がある。主に忠実で、敬語調で話すキャラも多い。一人称は「私」が多い。
 拙作では、「夜明けの演者」のクィリ・ロゥがこの亜種。(一人称は「我」)
 属性で表すならば水。


 ざっとこんなものか。
 女の子版はいずれまとめよう。
 某なりきりは典型キャラで作られているらしい。典型キャラ、大好きですけど。