宣伝。 ( No.149 )
日時: 2018/01/09 15:52
名前: 雪姫 ◆dh1wcSF7ak (ID: NwWpYjjw)

【そうだ、つまらない話をしてあげよう】

 ある昼下がりの公園、周りを見渡せば小さな子供を連れた家族連れが楽しそうにシートを広げピクニックを愉楽しみ、噴水傍のベンチでは仲の良い男女のカップルがいちゃつき、囲う道の外では都心のサラリーマン達が安くて美味い定食屋を探し回っている、何の変哲もない休日の一コマ。誰もが当たり前に素通りする日常の一コマ。
 ……のはずだったがそれは向かい側のベンチに座るみすぼらしいホームレスのお爺さんの一言によって終わりを告げた。
「そうだ、つまらない話をしてあげよう」
 これより始まるはつまらないホームレスのお爺さんとつまらなさそうに一人昼食を嗜んでいたお嬢さん達による心温まらないつまらない物語__。


タイトル【そうだ、つまらない話をしてあげよう】
達筆期間【2017/10/19~2018/06.】
長さ【短編 全十二話(22,963文字程度)】
年齢制限【A(全年齢)】
テーマ 【人と関わる事で得る変化】
ジャンル【ハートフル 短編集】
完結図書【済み】
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【無事に完結致しました。作者より皆様へご挨拶をば】

「そうだ、つまらない話をしてあげよう」を最後まで読んで頂けた方有り難う御座いました。これから読んでみようかなと言う方々、お見苦しい物をお見せする事になると思いますがどうぞ宜しくお願い致します。

 この作品は、何年か前にいなくなった(亡くなった)おじいちゃんとの思い出があまりないな……おじいちゃんの事は大好きでしたし、今でも大好きです。でも頭の中に残っている思い出は全ておじいちゃんと楽しそうに遊ぶ従兄妹達の姿ばかり……昔から私は『魔王を倒す勇者』よりも『勇者が住んでいる村人A』だったので。
観客席から観るだけの思い出だったとしてもおじいちゃんとの楽しかった思い出はありましたし、こんな風に会話したかったなという願望もあります。その気持ちをぶつけてみたのがこの「そうだ、つまらない話をしてあげよう」になります。

 現代の思春期の少女達を投影したような(分身のような)つまらなそうな顔をしたお嬢さんが、楽観的で我が儘で自分勝手な(大好きだった)お爺さんに振り回され翻弄され、手のひらの上で転がされていく様に少しはにかみ、あまり尖った感情を見せなかった彼女が毒を吐き成長する様を見守っていただきたいですね。

 エンディングは施肥皆様の手で紡いでみてくださいね。つまらないホームレスのお爺さんとつまらなさそうな顔していたお嬢さんがどのような最後(最期)を迎えるのかは貴方の手にゆだねられているのですよ(笑)

 最後にもう一度。「そうだ、つまらない話をしてあげよう」を最後まで読了して頂き有難う御座いました。
全ての本と、本を愛する人たちに祝福があらんことを__。