Re: 氷菓子を添へて、【小説練習】 ( No.10 )
日時: 2017/09/07 21:00
名前: 奈由 (ID: bibTwgQM)

なんとなく参加させていただきます。
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今日、全てのテレビ番組がある話題について報道した

「今日未明、この世界にいる人間6人に能力が与えられました。
その6人とそれぞれの能力について詳しく説明します。」

ふーん、能力かー学校で平凡な演劇部に入って小さな劇団に入っている私には関係ない話だよね。

さて、さっさと制服に着替えようかな

シャツを着る。

「燈美 いすみ 男 物を作る能力」

能力が与えられたなんて物騒だよねー
かわいそうだな。

スカートを履く。

「糊代 康太 男 草花を操る能力」

草花とか人食いバナでも作られたら怖いなぁ
あ、あとで昨日買った小説入れないと

ベストを着る

「水菜 風芽 男 風を操る能力」

台本に昨日マーカー引いたから、、
劇団の台詞覚えてるし演劇もそろそろ力入れないとなぁ

靴下を履く。

「名代 真乃華 女 糸と針を操る能力」

あ、裁縫道具忘れそうだったわ、
小説と、台本、裁縫道具を入れて時間割の確認。

鞄を閉める。

「七瀬 美海 女 音を操る能力」

「あ・え・い・う・え・お・あ・お」

声の調子はいい。

軽く発声練習をする。

ご飯は軽く食べたから髪を結んだらこれでオッケー。

身だしなみの確認をし、準備を完了する。

「蒼崎 琴 女 心を読む能力。そして、この人のみ水も操れる。」

え、、、、私、、、?
能力を?………水を操る?

手を動かす

水が浮く

心を読む?

嘘じゃ、、、、、、ない、

ほっぺをつねる。

「なお、能力者には手の甲に小さな星のあざがあり━━━」

星の痣がある?

そうか、私、能力者なんだ、
ま、いいけどね。

ピーンポーン

「はい、何ですか?」

「管理人の糸口です。今すぐここを出て行きなさい。家具は置いていい。貴重品だけ持って
トランクでも引きずって出てけ!」

そう言われ下着などをトートバックに詰めてそそくさとそこを後にした。

星の痣を見られては目をそらされる。中には

「心を丸裸にされる!」
「逃げろ!」

と、勝手に逃げ出されたりもする。

読むつもりもないのに。

学校に行っても、、

「あなたはもう生徒ではありません。一切入らないでください。」
と言われた。

劇団でさえ
「あんたなんていらないから」
と言われた。

さーて。居場所探してもするか。
いろんなバイト探してみようかな。

〈これは、世界から見放された1人の少女が居場所を探す物語である。〉