Re: 賞賛を添へて、【小説練習】 ( No.102 )
日時: 2018/01/26 17:57
名前: Alf◆.jMJPlUIAs (ID: 2H5x/5T.)

 多忙につき中々皆様にご感想・ご返信できず申し訳ありません。全て拝読させていただいております。
 個人的には日向様、あるみ様の文章が大変好みです。

>>84

 ご感想ありがとうございます。
 昨今はソシャゲなどで軽率に用いられがちなモチーフですが、元来竜とは良き悪しきに関わらず人智の及ばない神性さ、またあるいは災害のような暴虐の象徴だと思うのです。そのことに思いを馳せる、或いは見過ごしてきた巨大さを今一度顧みることが出来たなら、描写の紡ぎ手としてこれほど光栄なことはないことと認識いたします。
 そして、その竜の遺骸を前にして右顧左眄する矮小さと、その矮小さをして意志の在り方次第で強大さを乗り越え得る可能性の大きさ。そんなことが描き出せていたらいいと思います。
 やはりこう……せっかくの竜肉はやはり食べなければと(笑) 堅苦しい文章を初発に押し込んでしまったので、せめても余談で息抜きした方がいいかと思い挿入したのですが、思いのほか受けが良くて安心した次第です。

>>99

 ご感想ありがとうございます。
 こちらこそお題を確認せず使用してしまい大変失礼いたしました。改定前と比して少々ぎこちなさは残ってしまいましたが、ニュアンスは伝わるのでまあ良いものかと思っております。
 竜の辺りは畳みかけるような描写を目指したつもりです。静寂の中にただ転がされただけの死骸、その威容に滲む異様さが文字の塊としても、文字の中身からも読み取れればこの文章を書いた意味があったろうと思います。
 勇者の描写はなるべく人間味というか、泥臭さを前に押し出しました。死骸を扱うこと、それに対する見解の違いや、個々人の葛藤、竜の厳然とした姿と容易く揺らぎ迷う人の対比が描けていたらいいと思います。
 こちらこそ素敵なお題で書かせていただきありがとうございます。また機会がありましたら参加させてください。