*落書き
最近、自分の大切なものを蔑ろにされがちだな、とふと思った。あなたとの関係。距離感。自分の作品。言葉。
大事だから、繊細に扱うのに、相手は同じような目線でそれを見てはいなかった。そういうことが、続いた。
そんなことで、急に疲れてしまった。自分自身の価値が無いのだと、そう言われているみたいに感じてしまったのだ。
実際言われたわけではないのだし、相手がはっきり言葉にして殴りつけてきたわけではないのに。気にしすぎ。そう言い聞かせることは簡単なようで、とても難しい。
傷付かないように、自分を守りたかった。そのはずなのに、自分を傷つけるものにやたらと敏感で。悪いように、悪いように考えているだけ。ネガティブなのだ。ひとつひとつを、暗く重く受け取ってしまう。
下腹部がじわりと痛んだ。吐き出したいのに、何も吐けない。眠気はあるのに眠れない。
嫌われているのだとしたら、理由はいくつも思いつく。好かれてるのだとしたら、何故だかわからない。
もうここには居場所なんてないんだと不意に思った。受け入れられようとしていたことが傲慢だったのだ。
ああでも。
何が悪かったのだろう。
もしかしたら、悪いことなんてないのかもしれない。そもそも根底から間違っていたのだろう。他人を信じすぎた。裏切られたような気分になるのは、縋りついていたから。
人が何を考えているかわからないのなんて当然だ。だから沢山考えを巡らせて、勘違いだってする、妄想もする、思い遣ることもできる。正解はあるようでないものだ。
自分の大切なものを蔑ろにされた。だとして、それはそこまで気にすることでもないのだろう。自分自身がその価値を理解していれば良いのだから。
そこまでわかっていて虚しいのは、あなたが遠くを見ているからだろう。
私の大切なものの中に、あなたも含まれているだなんて。きっと知りもしないのでしょう。