Re: さしすせそ ( No.408 )
日時: 2020/12/12 09:13
名前: 憑◆R1q13vozjY (ID: kJJIDgtM)

#ロルの種類について 2


〔漢文ロル〕
普段ならひらがなにするところとか、漢字にしてたりする。あとは助詞の「てにをは」を省きがち。
慣れていないと読みにくい。
独特の雰囲気があるので好む人も一定数居る。

A(椅子に腰掛ければ、本を鞄から取り出し読み始めて)
B(椅子腰掛、本鞄から取り出し読書開始)

A) まさか! これ、猫がやったんだよ。僕じゃない(留守番中に瓶を割ってしまい、相手が帰ってくるまでに片付けようと思った矢先に玄関の扉が開く音がして。ぎこちない笑みを浮かべながらも、なんとかこの場を誤魔化そうととぼけて)
B) まさか! これ、猫がやったんだよ。僕じゃない(留守番中瓶割って仕舞い、貴方帰宅迄片付けようと思考した矢先玄関扉開く音して。洗練無い笑み浮かべ乍、此場誤魔化そうと佯為け)

上記ほどじゃないけど難しい漢字を使う傾向にあるものは微漢文と呼んだりも。微漢文程度ならすっきりして分かりやすいと思う。
漢文ロルでよく使われる漢字としては、大体こんな感じじゃないかな?とも。一部だけ挙げてみた。

乍(ながら)
迚(とても)
剰り(あまり)
然し(しかし)
確り(しっかり)
其れ(それ)、此れ(これ)
迄(まで)
一寸(ちょっと)
或る(ある)
伽羅(キャラ)
炉留(ロル)


〔進行形〕
まず、文法的な意味での進行形では無いので注意を。
僕が今までやってきた人の中では、このタイプのロルの人が大半だったり。僕も基本的にこのタイプ。

ロルの文末が、「〜して」みたいな感じになってるものは進行形ロルと言われる。
なんで進行形と呼ばれるのかというと、「〜して」で終わっていると行動が続いている・進行している風に見えるから。

個人的に繋げやすく感じるロルのひとつかなぁとも。とはいえ進行形を連続で多用されるとくどく見えるから、綺麗な文章書きたい方には注意が必要かなとも。
あと毎回進行形で終わってると、行動の切れ目がなくて「アクション全部に反応しなければいけないのか……?」ってなるときもある。ので、終止形とかとうまく使い分けるのが良いと思います。


〔終止形・完結形・過去形〕
これも進行形同様、本来の意味でのものではないので注意が必要。
中文以降は終止形と進行形を上手く使い分けるとロル回しが上手く見えます。

ロルの文末が
「〜する」みたいにウ段で終わっていると終止形。
「〜した」みたいに過去形の形で終わっていると完結形、過去形。
っていうイメージだけど、ぶっちゃけまあそこまで細かく覚える必要は無いと思う。

この類のロルと確定ロルはごっちゃにされやすい傾向にある(実際は全くの別物では有るのだけど)。
この類のロルは進行形ロルと真逆的な感じになってたりする。ので、この類のロルの印象としては、行動が終了している、完結した、みたいなものになりがち。
そういう側面もあってか、この類のロルが嫌いな人もいる(勿論そうでない人もいる)。
ロルが短文傾向にあればあるほど苦手な人が多い印象かな、と思う。