*本の話題で盛り上がってる
楽しいなぁ。あらすじとか、結構面白そうですし調べてみます。
じゃ、私もいくつか紹介しますか。みんなで本読もうぜ!(唐突)
ちなみに私、女子です。(そうは見えないとカキコの人から言われたことがある←)
じゃ、メジャーな本とマイナーな本を、一冊ずつ。
【メジャーな本】
*ブレイブ・ストーリー
宮部みゆき著。映画やゲームにもなったので知っている方もいらっしゃるかと。私は原作本しか知りませんが。海外で「バチェルダー賞」という、大きな賞を取ったらしい……。
〈あらすじ〉
主人公、ワタルは小学五年生。ごく普通の家で生まれ育った彼は、当たり前の毎日を満喫していた。
しかし彼の日常は少しずつ変わり始める。彼の日常はある廃ビルでの出会いから狂いはじめ、やがてそれはエスカレートしていってワタルは最悪な運命に、否応なしに巻き込まれていって絶望を抱く。
そんなある日、ワタルの元に訪れたのは、異世界の魔導士の衣装に身を包んだ、行方不明になった転校生、ミツルだった……。
「夜明けまでに廃ビルに来い。夜明けを過ぎたら『門(ゲート)』は閉じる。その間に選べ」ミツルに導かれ、幻界(ヴィジョン)に行くことを選択したワタル。そこには運命の女神さまがおり、彼女に会うことができれば運命を変えられるという。「運命を、変えたい」決意したワタル。彼の長い旅が、始まった。
ワタルとは対照的な生き方をするもう一人の主人公、ミツルにも注目! 私、流沢藍蓮が、読書後初めて泣いた作品であり、また私はまだそれ以降、本を読んで泣いたことがありません。原作は分厚い上下巻セットですが、今は文庫化されて少しは読みやすくなっている……はずです。
【マイナーな本】
*夜の写本師
乾石智子、著。彼女の鮮烈なデビュー作で、「この本を読まずして日本のファンタジーは語れない!」とさえ書評家に言わしめた傑作。私も、自分のスレや他の人のスレで度々紹介しております。対象年齢は大人向けで、難しい言葉や言い回しなどが結構たくさんちりばめられていますが……。
〈あらすじ〉
右手に月石、左手に黒曜石、口の中に真珠。
三つの品を生まれたとき持っていた少年カリュドウには、ある誕生の秘密があった。
大魔道師アンジストにより育ての親と幼馴染の少女を殺されて復讐に燃えるカリュドウは、ある日ある書物を手にして己の誕生の秘密を知る。彼は遠い昔に殺された、三人の魔女たちの生まれ変わりだった。彼女たちは名前を変えてはいるが、アンジストに殺されていた。
アンジストに魔法は通じぬ。なぜならば、彼は呪われし邪法エクサリアナ、他人の魔法を奪う魔法の使い手ゆえに。だからカリュドウは学んだ。夜の写本師、魔法ならざる魔法を。遠い昔から今につながる復讐の鎖を断ち切るために。
夜の写本師となったカリュドウの、暗く燃える復讐譚。
世界にリアリティがあり、とてもお薦めの一作です。ちなみに私、彼女の本はほとんど全巻そろえていますよ?