Re: みんなでつくる短編集【SS投稿交流所】 ( No.111 )
日時: 2020/08/01 22:05
名前: 憑◆R1q13vozjY (ID: Jyubo2Ms)

 第一回、第二回の感想だけ投げさせて頂きます。
 解釈違いとかあったらすみません。

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>>18/海原ンティーヌさん
この話めっちゃほっこりしますね。
凄く短いのに情景がしっかり浮かぶし、世界観がはっきりしてるなぁと思いました。というか色とりどりの飴が空から降ってくるとか可愛いな、こんな世界に行ってみたいです。あと飴がどんな味なのか普通に気になるので、友人たちと一緒に拾いに行きたいなぁなんて思いました。


>>73/ヨモツカミさん
こういう不思議でちょっと怖い話、凄く好きです。
感覚的な感想で伝わりにくいなぁと我ながら思うのですが、全体的に涼しさを感じる話だなと思いました。鈴って聞くと風鈴を思い起こす人なので、リンリンリンっていう鈴の音の描写には聴覚的な涼しさを感じたし、少女の最初の話(真っ青な水槽を~の件)では水中の中にいる風景が目に浮かび、視覚的な涼しさみたいな、そんな印象を受けました。そして最後に少女が人を食べるところでは、背筋がゾクッとするような気持ち悪い冷たさを覚えました。だからなんでしょう、夏の暑さを和らげるのに丁度良かった(?)です。
情景の描写が鮮明的だからでしょうか、単発のドラマか何かで映像化して観てる感覚に陥る文章だなと思いました。


>>77/ライターさん
僕あの、やまなしの話好きなんですよ……! 初めてやまなしを読んだときに「かぷかぷ」っていう表現が面白くて仕方なくて、だからなのか「かぷかぷ」っていう単語が脳裏にそのままこびりついてるんですよね。それを言うとクラムボン、って言葉もよく分かりませんが。途中で「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」と原作の一文が出てきたときにはちょっと鳥肌が立ちました。引用の仕方がキャッチー的で上手だなぁ、って。
そういえば花火って、打ち上がってからすぐに消えますよね。花火が消え行く様って、少し寂しさや切なさを思わせる感じがあります。後半で彼女が消えるシーンで、花火が上がったことを描写したのは、彼女が消えていくのを止められなかった語り手のやるせなさとか、彼女と語り手の関わりが物理的に消えてしまったこととか、そういうのも掛け合わせてるのかなぁと思いました。


>>90/むうさん
話が激重だ……友達の定義に触れる話は胸がぎゅっと締め付けられるような思いがありますね。彩夏ちゃんの友達の定義に対する考え方が似ていたので、余計に「うわこれしんどいな……」となりました。この読後感をなんと言えば良いのか分からないくらいに気分が沈む話ですね。
今まで親友と思っていたものが急に無くなったのに、妙に冷静な自分がいることを自覚して葛藤する彩夏の価値観と、親友が嫌いだと思いながら離れられない雛の価値観のすれ違いを感じさせるのが上手いなと思いました。文章として彼女たちの感情を詳しく描写はされていないなと思いましたが、その分色々考察の余地があるなぁと。メッセージ上のやりとりもなんか生々しいというか、彼女たちの青い感じというか、まだ精神面で熟成してない感じが顕著ですね。勢いで「じゃあもう連絡しなくていい」と言ってしまう所が特に。