私は書くぞ!
{最後のプレゼント}
街に行くと、カップルが沢山いた。それを見てクリスマスが今日だったことを思い出し、そのことを忘れていた自分に苦笑する。私にも彼氏がいたら、この中の1人になれていただろうか。
ふっと、父の言葉を思い出す。
「クリスマスはね、。どんなに悲しいことがあった人でも、どんなに苦しいことがあった人でも、しあわせになれる。そんな日なんだ。」
父がこの言葉を言ったのは...クリスマスイブの夜だった。そして次の日...クリスマスに亡くなったのだ。
父からも最後のプレゼント...それがこの言葉だ。
はっとする。今日は命日だ。そう思った私は、実家に向かって走り出した。
悲しさも、苦しさも、押し込めて。前を向く。父が死んだ日にもした動作だ。
走る、走る、前を向く。泣き顔で行くんじゃあ、父も心配するだろうから。。
まとまらんかった。