これアークの性格が終わらないし、シロンの容姿も終わらない。主要人物さえできれば後はサクッと終わるんだけどなぁ……。
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▷ 性格
かなり頭のネジがぶっとんでいる。
かなり一途な人物ではあるものの、フリーの時はかなり惚れっぽい性格で、誰彼構わずすぐに惚れ込んでは「あなたは運命の人に違いないわ!」等と言っては勝手にご奉仕し始めたりする。ちなみに対象はぬいぐるみ等の生きていないものも含まれる。相手の気持ちはお構いなしであり、相手が蒸発するなど物理的に居なくなるまではどこまでも着いて回る。好きな人には尽くして尽くして尽くしきる、圧倒的尽くし型ご奉仕タイプかつ愛情暴走型。頼んでもいないのに身の回りの世話をしてきたり、過度なお節介を焼いてきたりする。ましてや仮にそれが相手から鬱陶しがられているとしても、本人的には“私たちは両思いである”と頑なに思い込んでいるので言うことを聞かない。また、好きな人以外の周囲の人物は基本的に「下劣共・下劣な○○・塵屑ごみくず・虫けら……etc.」などなど、色々最低な呼び名で呼んでいることが多い。自分の好きな人が認めている・尊敬しているなどである人は好意的にとらえ、名前で呼んだりもする。なんなら本命と同じように奉仕してきたり、懐いたりしてくることさえある。が、反対に好きな人の嫌いな人などである場合にはよりいっそう口汚く罵ってきたりする。周囲への判断基準は自分の好きな人ベース。故に以前までは態度が最悪だったのに、今では懐いた犬のようである……なんてことも起こりえる。
かなり好きな人に依存的かつ怖いくらいに執着してくるし、とても崇拝してくる。好きな人のことを雲の上の存在であると崇め奉っている反面、“好きな人のことを完全に理解しているのは自分だけ”といったとても強い自惚れた意識も同時に持っている。
周囲の発言(特に好きな人の発言は)に対して酷く曲解する癖があり、被害妄想もかなり酷い。基本的に好きな人の言動は自分の都合の良いように解釈をするし、周囲には絶えず敵意を孕んだ目を向けているので、色々と話が通じないことの方が多い。
そういった悪い部分に目を瞑ればではあるものの、家庭的かつ一途に愛してくれるいい子である。
好きな人のことは「主さま、ご主人サマ、ご主人」のいずれかで呼ぶことが多く、名前で呼ぶケースはあまりない。彼いわく「主さまの真名を呼ぶのは何故か頂けなくて、ドキドキしてしまう」とのこと。彼の基本的な行動理念としては好きな人優先……ではあるが、それら全ては彼自身の思想にかなり偏った愛情故の言動であることを念頭に置いておくべきであろう。故に、「主さまの為を思ったが為に」常識を逸した行動を取ってくることもままある可能性が十分に高い。
▷ 容姿
まず、彼には四つの姿がある。どの姿を取るかは相手により、基本的には女性相手には男の姿、男性相手には女の姿を取る。
Ⅰ.少年の姿
ランプブラック色の髪。直毛で、猫っ毛のふわふわした感じの柔らかく軽い髪質。前髪は眉が少し隠れるぐらいにパッツンで切り揃えており、前髪の分け目は安定していない方。よくセンター分けになっているが、たまに七三分けになっていたりもする。横髪はおよそ顎のラインほどまでの長さかつ右側にだけあり、左側は耳にかけている。後髪も前髪と同じくパッツンに切り揃えており、顎のライン程度までの長さ。プラム色のクリッとした丸い目。丸っこく大きな垂れ目で、睫毛は長め。下がり気味の太めの眉で目と眉の間はかなり狭い方。顔つきは年相応的だが、顔だけ見ればやや女の子っぽさが滲み出る出で立ち。褐色の肌。体格は太くも細くもなく。鍛えられてるわけではないが、触るとそれなりに筋肉の感触がする程度である。身長は159cmほど。頭部には小さな蝙蝠の羽のようなものが一対生えており、当然のことながら飛行能力はない。爪先は黒く塗りつぶされたよう。舌先は二又に分かれており、いわゆるスプリットタンと呼ばれるものになっている。
首元まで隠れるノースリーブの黒いニット服に、裾が広がった黒いホットパンツ。ズボンの下からは膝上丈の黒いスパッツが覗く。足元は素足に黒色のサンダル。サンダルは厚底タイプであり、さらに言えばワラーチ系である。
Ⅱ.男性の姿
ランプブラック色の髪。少年時と同じく猫っ毛のふわふわした感じの柔らかい髪質だが、直毛ではなく波打ったような癖毛になっている。髪の長さは少年時とさほど変わらず、また前髪は七三分けで安定している模様。プラム色の瞳で横長の垂れ目。奥二重で漆を落としたように黒目がちであり、睫毛は長め。少年時の面影が残ったような、下がり気味の太い眉。一際長く、そして犬歯のように鋭い歯が二本生えており、口を開ける度に歯先がちらちらと覗く。やや大人びた印象を与える顔つきで、どこか色気のある雰囲気。体格は太くも細くもなく。あからさまに鍛えている感じはしないが、触ると筋肉であろう硬さが伝わる程度。身長は178cmほど。
白い長袖のカッターシャツに、黒いスーツズボン、革靴。ネクタイは身につけていないが、代わりに銀色に輝く長いネックレスを首にかけている。ネックレスには大きなリングと三日月を模したような小さなアクセサリーが吊り下げられている。また、シャツの上には黒色のガウンを羽織っている。さらにガウンの上には白いストールを掛けており、ストールの両端には金糸で十字架が刺繍されている。
Ⅲ.少女の姿
スノーホワイト色の髪。直毛で、猫っ毛のふわふわした感じの柔らかく軽い髪質。前髪は大体同じ長さに切り揃えられており、顔がよく見えるくらいにはすっきりしている。ギリギリ肩に付かない程度の長さで、左側は耳が見えるように髪を耳に掛けている。また、右の横髪だけ鎖骨を少し越すまで伸ばしており、三つ編みに緩く編んでいる。ライムグリーン色の瞳でぱっちりとした綺麗な二重の丸っこい目、どちらかといえば垂れ目がち。顔付きは年相応的で、色白の肌。体格は太くも細くもなく、肩幅などは狭く華奢な骨格の方ではある。身長は156cmほど。爪はやや長く、また人間であれば耳である部分が蝙蝠のような羽になっている。この羽は自分で動かすことも可能なようで、時々パタパタと動いたりする。
大きな三角型の白い襟に、フリルがふんだんにあしらわれた白いブラウスシャツ。服の形状はいわゆるビブ・ヨークといわれるものでブラウスシャツは胸元付近までとなっており、袖やドレスに当たる部分はふくらみを帯びたふんわりとしたシルエットのワンピース服になっている。フリルは白を基調としているが、それ以外の部分は基本的には黒基調。丈はおおよそふくらはぎ途中までであり、少し見える足も基本的には黒いストッキングで覆われている。靴は黒めのパンプスで、ストラップで留めるタイプのものである。
Ⅳ.女性の姿
スノーホワイト色の髪。少女時と同じく猫っ毛のふわふわした感じの柔らかい髪質だが、直毛ではなく波打ったような癖毛になっている。髪の長さは少女時よりも伸びており、およそ背中途中までとなっている。左側は相変わらず耳に掛けているが、三つ編みであった部分はなくなっており、代わりに毛先が緩くウェーブがかったようなヘアアレンジになっている。ライムグリーン色の瞳で、眠たげなとろんとした垂れ目。奥二重がち。顔付きは年相応的で、色白の肌。体格は太くも細くもなく。いわゆるグラマー体型と呼ばれるようなもので、引き締めるところは引き締めつつも出るとこは出ているようなX型体型。身長は169cmほど。少女時と同じく耳は蝙蝠の羽のようであるが、加えて頭部には牛の角のような形をした黒い角も生えるように。
おおよそのシルエットは修道女やシスター、と言われて思い浮かぶような服である。が、かなりアレンジが入っているのか、腰には大ぶりなフリル付きの白い腰エプロンを巻いているし、首元には黒いリボンのようなものが巻かれている。また、シスターのベールにもややアレンジが見られ、白い布部分はヘッドドレスとなっており、それに薄くて黒いベールがくっついているような被り物になっている。ヘッドドレス部分の両端には黒いリボンが結び付けられており、リボンの紐は長めに取られている模様である。ドレス丈は靴をも隠すほどの長さであり、ドレスが大きく翻ったりしない限りは足すら見えない。靴は中にヒールが埋め込まれているタイプのブーツである。
▷ 備考
自身の姿を巧みに操り、様々な人々を堕落させてきた悪魔。時には教会に務める者として働き神父を堕としたり、またある時は全く別の姿を取り、ある国の王様に色仕掛けをしてはその国を滅ぼしたこともある。
が、それらは今や過去の話であり、今はある特定の一人(以下主)に忠誠を誓い、まるで犬のように従うような、そんな生き方をしている。主が望むことならば、何事も叶えてみせるし成し遂げる。また、主に危害を加えてきそう、主にとって悪いものだ、などと判断したものであれば独自の判断で勝手に行動したりもする。
特に得意とするのは、淫魔ということもあってか性行、淫行関連である。例えばターゲットの人を不妊にさせたり、またはその人に取り憑いてありとあらゆる淫行を重ねたり……等。最も好んでいる手段としては、ターゲットに取り憑いた後、ターゲットの恋人を殺したり、もしくは妊娠などしていればわざと流産したり……等である。またそれらの行為全般を、彼は「呪い」と呼んでいる。
▷性格
一言で言えば極端な二面性を抱える男。その場の状況や場面によって性格を使い分ける。しかし、あまりにも自然すぎるが故にほとんどの人はそれに気付かない。
基本的には優しく温和。常にニコニコしており子供や動物に好かれる様なあたたかい雰囲気を纏う。極度のお人好しで、如何なる状況においても困っている人は助けないと気が済まないし、人にも騙されやすく流されやすい、というテンプレ的な優しさ。周りにはニコニコしていて弱っちくて都合の良い奴扱いされやすく、高確率でイエスマン認定されがち。聖職者らしく「神の下においては生物は皆平等」という信条を掲げており、誰に対しても『優しく丁寧に愛情を込めて』をモットーにフラットな対応を心掛けている。他人に共感しやすいのかそれとも他人の心を理解するのが上手なのか、人に感情移入しやすく、相談を持ち掛けられたら悩んでいる当人より悩む。もし相談された場合は冷静に解決策を考えるよりも、まずは慰めたり心を支えたりするタイプ。
しかしこれらの一面は本性を隠すため"作られた"性格であり、殆どは彼の巧みな演技によるもの。本性を特定のわずかな人にのみ晒すだけならば些か問題は無いと捉えるが、彼とて必要以上の本性の露呈は嫌う。表向きの温厚な性格とは異なり、実際は感情に支配されやすい部類だが、周りの目を気にするため本性を晒け出すことは滅多に無い。
実際は束縛的かつ支配したがりな面がかなり強い。束縛欲、支配欲――その欲の矛先は「自身が好意を寄せている者」に向けることが多いが、勿論そうでないときもある。表向きには「誰でも平等」と言いながら、実際の所興味の無い者はどうでもよく、気に入った者だけを丁寧に扱うような贔屓屋である。気に入っている者以外には酷く冷たい。そんな人には見向きもしないしどうでもいいと考える思考回路の持ち主。もし見知らぬ人が空腹で道端に転がっていても真顔で冷たい目線を送るぐらいに。尚、気に入った者に対してはサービス精神旺盛かつ変わらず丁寧でお人好し。あのニコニコした笑みで気持ち悪いくらいにもてなすし、たっぷりと愛す。気に入った人には好意丸出しで溺愛しがち。気分が酷く良い時にはまるでバカップルの恋人みたいに盲目になることもままある。その癖歪んだ愛情の持ち主な為、気に入った者に対してからかったり意地悪したり等は勿論、何かと酷く束縛してきたり暴力を振るい恐怖等の負の感情で支配してきたりする。これらの言動には自分から離れて欲しくないという不安と、好きな者の怯える顔や狼狽えた顔等が好きというサディスティックな気持ちを孕んでいる節がある。気分が高まるとついついやってしまう言動なためか、抑えようにも抑えきれない衝動のよう。既に述べた素直な愛情表現とは大きく異なるもう一つの愛情表現。とはいえ好きという気持ちに一点の曇りはなく本物であるため、自身の中にある"愛する人を素直に愛する気持ち"と"愛する者を虐めたい加虐心"の相反した二つの感情に葛藤している所も。
▷容姿
ダークアッシュのような色をした髪で弱めの癖毛。(メンズにおける)ミディアム程度の長さであり、前髪は目にちらちらと少し掛かるぐらいの長さ。仕事中等オン時はセンターパートでヘアセットしているが、プライベート等オフ時は額全体を隠すように前髪を下ろしている。丸みがかかったアーモンド型の二重で垂れ目がち。瞳は緑味が強めのヘーゼル色。眉は少しだけつり上がっている。口元には微笑みが浮かんでいる事が多々。穏やかな雰囲気を纏い、柔和な表情を崩さない。ほんの少しだけ焼けた肌。
体格は細くも太くもなく。筋肉量はそれほど多くはないが、かといってなよなよした軟弱な体つきではない。並の男性のようなたくましさやがっしりした感じを持つ体つきで、いかにも平均的なもの。身長は186cmほど。
黒いカソックを身に纏う。よくある神父の格好ながら、アクセサリー、特にシルバーアクセサリーを好むためか少々華やかな出で立ち。特に目立つのは左手であり、複数の指輪がチェーンで繋がったものを填めている。指輪は人差し指、薬指、小指に。また十字架の飾りがぶら下がったネックレスも付けている。
私服はスーツ一式を三着持っている程度。内訳はダブルスーツと呼ばれる類のものを二着、シングルスーツ類を一着。シングルスーツの場合、中にベストを着込んでいる。(ネクタイ含め)モノクロ基調のフォーマル風な装い。副業の仕事をする際はそれを纏っている。カソック姿の時とは異なりアクセサリー類は全て外した状態だが、代わりにダテの眼鏡を着用している。眼鏡をかける理由としては、追放した人々から彼だと気付かれる可能性を少しでも下げるため。いわゆる変装的な意味合いを持つ。
また儀式等の行事も、廃教会に今は身を寄せていること・そもそも儀式等そのものが無意味であると考えているなどの理由から、今では執り行っておらず祭服を着る機会もほぼない。
▷備考
街外れの廃れた教会にて静かに祈りを捧げる聖職者。ちなみに教会は既に使われていない。
彼が聖職者になった経緯には様々な因果があれど一番には「己の性質がよく馴染む」ことが挙げられる。表向きの、人々をよく「助け」「救い」、また「愛する」性格は聖職者として振る舞うに十分な素質があった。元より抱え持つ、人々に対する「冷酷さ」を大衆に晒す心配もなく、表向きの仮面をただ被っていれば良い。最初はそれだけの理由で聖職者への道に進んだ。聖職者にいざなってみれば、信者が自身の思うように従ってくれたり動いてくれたり、或いは自身に助けを求めてきたり。そんな風に信者を無条件に「支配する」悦びを知り、神への信仰は形だけだが聖職者としてきっちりと勤しむように。
元々は街中の大きな教会で働いていた。だが、聖職者ではあるが全く神を信仰しない無神論者かつ「神の下においては生物は皆平等」なんていう信条もまったくの虚言である──等という無神論者ぶりがひょんなことからバレてしまい、追放されることになった。追放されて行き着いた先が例の廃れた教会である。
ちなみに大きな教会で働いている時は多忙の一言に尽きる毎日を送っていたが、現在は比較的ゆったりと暮らしている。
だが無神論者かつ廃教会に身を寄せる者とはいえ、最低限の業務(祈りなど)は形だけでも済ませる様子。しかし廃教会で司祭を務めるだけでは生活は成り立たないため、副業として独自に幼稚園(又は保育園)を朝からお昼の間まで開いている。幼稚園の場所は街中のどこかだが、廃教会から物凄く遠いことは無い。ひっそりと開いているため子供は少ないが、生活を営む分の収入源となっている。
双子は容姿だけ載せておこ。あの二人場合によっては性格変わるんよね。
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▷容姿
パールグレーの髪で、直毛。横髪は鎖骨を越すぐらいで、後髪は背中途中までの長さ。前髪は目に少しかかる程度の長さであり、いわゆる立ち上げ前髪。分け目は3:7で右流しにしており、髪型が崩れないように青いピンで留められている。横髪は、両方青いゴムで毛先付近で束ねられている。後髪は耳より下の位置で結わえた二つくくりだが三回に分けて束ねられており、団子が二個連なったような感じになっている。スマルト色をした丸い瞳に、ぱっちり開いた猫目がちの上三角目。睫毛はあまり長くはなく、スッキリした目元。髪と同色の短めの平行眉で、目との幅は狭め。犬歯のような鋭い歯が前歯に一、二本生えており、口を開くとちらりと歯が覗く。どちらかといえば幼めの顔立ち。日に焼けていないような色白の肌。片割れと比べると表情は豊かな方であるが、怒りや悲しみ、恐怖などの負の感情はあまり顔に出ない方。
体格は男にしては細く華奢。最低限の筋肉しかついておらず、見た目からして非力だと分かる体つきである。身長は155cm程。顔の雰囲気こそは少年っぽいが、たまに体型や髪型から女だと勘違いされることも。
白色のメンズブラウス(七分丈)を着用しているが、サイズは割とゆったりめ。また背中がざっくりとV字型に開いており、背中途中まで素肌が剥き出しである。首元には無地の赤いネクタイ。黒いサスペンダーをきっちりと肩にかけている。アントワープブルー色の、袖がついたポンチョのようなアウターをブラウスの上から羽織っている(なので普段は開いた背中やサスペンダーはあまり見えない)。ちなみにネクタイはポンチョの外に出している。裾が折り返された黒色のショートパンツに、スレートグレー色のソックスガーター。靴はローファー。両耳には藍色の房飾りが垂れ下がっている。耳だけでなく手先も金色のアクセサリーで彩られており、右手は中指にアーマーリング、薬指には太さが異なる二個のリング、小指にはチェーンリングを。左手は全ての指に均一の太さのリングが根元まで嵌め込まれており、また手の甲に位置する一つの大きなリングにチェーンが伸びている様子。前腕から手首にかけて二つのブレスレットが通されており、手の甲のリングからもブレスレットに向かってチェーンが伸びていて、左手のアクセサリーはリングからブレスレットまでワンセットになっている。
背中からは黒い蝙蝠のような翼が一対あり、左右対称的。普段は折り畳むようにして足元に向かって伸びているが、翼そのものは割と大きめで、広げれば全長(左翼の端から右翼の端まで)2m近くはあると推測される。翼まで神経や血管は通っているので(なので触るとちょっと温かい)、翼を引きちぎったり切ったりすれば当然血は出るし痛みも感じる。翼の怪我や傷は治ったりしないし、当然生え変わったりもしない。その証拠に、右翼に欠けた箇所が一点だけある。
また首元(左側)には、グライスと同じ模様の烙印のような痕がある。
▷容姿
スカイグレー色をした外ハネ癖のある癖毛で、腰元近くまで伸びている。特に目立つのは、耳の上にある犬耳のような外ハネ。横髪は鎖骨辺りまで、前髪は目に少しかかる程度で立ち上げ前髪。分け目は8:2で左流し。ホライズンブルーの丸い瞳に、つり目がちの半月目。睫毛は長め。髪と同色の平行眉で目との幅は狭め。年相応の顔立ちで、片割れと比べるとやや大人びた雰囲気である。上品そうな、いかにも穏やかそうな笑みをよく浮かべているが、よくよく観察すると目はあまり笑っていない。日に焼けていないような色白の肌。片割れと比べ表情の変化が乏しい方だが、喜怒哀楽など感情は片割れよりも幾らか素直に表現する方である。
体格は華奢で細身。あからさまに鍛えられていない感じなのでどことなく儚げにも見える。凹凸の少ない体つきで横から見ても薄い。身長は153cmほど。
フリルがあしらわれた白いブラウスシャツ。七分丈の袖丈に、ボタンドカフスタイプの袖口。袖口のボタンは黒。首元にはアプリコット色のネクタイが結ばれている。マドンナブルー色のフィッシュテールスカート。フロントは少なくとも膝頭が見えるほど短いが、バックに行くにつれふくらはぎ途中まで長くなっている。深い紫色のレース手袋。レースは模様のない網目状のもので、袋口はゴムが通されており、手首付近でキュッと締まる感じになっている(結果的にフリルがついてるみたいになっている)。ショート丈の、黒茶色をしたレースアップブーツ。日によっては黒いタイツを穿いていることもあるが、ごくまれ。ほぼほぼ生足の日。ネービーブルー色のケープを羽織っている。が、ネクタイはケープより外側に出している様子。また爪先は赤く施されているも、手袋を常々着けているせいか分かりにくい。
スカートからは黒いしっぽのような何かが覗く。まさしく、悪魔のしっぽと言われて想像されるような見た目をしており、現にしっぽの先はスペードのような形をしている。ただ、何故かしっぽは二又に分かれているようである。しっぽの先まで神経が通っているので、触られれば勿論反応する。また、微々ではあるが血も通っているので、何かしら傷をつければ血が出る恐れはある。
また首元(右側)には、フィランムと同じ模様の烙印のような痕がある。
作っといてあれだけど天才キャラできない。
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▷ 性格
非常に頭が良く、いわゆる天才と呼ばれるような存在。さらにいえば、天才だという自覚があるので、さしづめタチの悪い天才といったところ。自分のスマートさや叡智ぶりに酔い痴れている、いわばナルシストな部分もたびたび見受けられる。周囲には「彼は賢く、理的で素晴らしい人格者」である……と言うふうに、かなり美化された印象が広まっている。本当はめちゃくちゃに傲慢かつ周りへの理想が高く、「俺の言ってることが理解できねぇやつは知らん」みたいな態度の奴なのだが。
自分よりレベルの低い者ははっきり言って見下しているため、あまりつるむ事がなく、最低限自分と同レベルでないと自ら言葉を交わすことすらないような人。その反面、自分がいかに周囲から信頼されている人望者であるか、ということをしっかりと把握しているため、人々のそういった好意を利用する為に周囲に自ら接触を試みることが稀にある。利用できるものはとことん利用するタイプであり、たとえそれが自分にとって嫌いなやつであっても同様。
縁の遠い人とは何かと賞賛されがちなタイプであるが、反対に、縁の近い人とはあまり好感を持たれないタイプでもある。掴みどころがなく、何を考えているのかはっきりとしない所もまた嫌われる要因の一つである様子。
無自覚ながらにも周囲に対してマウントを取りたいと思っているため、言い回しは基本的に回りくどく難解的。相手にどうしても理解してほしい事柄は分かりやすく説明するが、世間話や日常会話などそうでもないものに関しては何を言ってるか分からないときがある。もはや自分の言ってることが理解出来ない人を見て楽しむのが趣味なのではないか、と言う程。ぶっちゃけ言うと話していると疲れるタイプの人なので、積極的に会話を試みることはオススメしない。
▷ 容姿
烏羽色をした髪で、セミロング程度の長さ。前髪は7:3の割合で分けられており、緩くウェーブがかっている。髪型は定まっておらず、ハーフアップだったりそのまま下ろしていたり、ポニーテールにしていたりと日によって異なる様子。ターバンやスカーフ等と一緒に髪をまとめるのが好き。サファイアをそのまま嵌め込んだような、綺麗な青色の瞳。彫りが深くすっきりとした目元が目立つつり目。瞳はやや大きめで睫毛はすらりと長く、やや桃花眼の気がある。眉は綺麗なアーチ型。鼻筋は通っており小鼻はツンと高く、唇は鮮やかな桃色をしている。色白だが血色のいい肌で、憎らしいほどに整った顔立ちである。
体格は男にしては華奢すぎるが、女にしてはがっしりしている。他にも喉仏は出ているが、腰周りなどは丸みを帯びた女性らしい体つきだったり。見た目だけで男か女かは判別不可能である。身長は170cm程。
首元がゆったりとした、いわゆるオフタートルネック。ちなみにフード付き。ゆるりとしたサイズ感でややダボついてるところがある。袖は長袖だが、腕の関節あたりからざっくりと裂けており、ハンギングスリーブのよう。丈は膝を優に隠すくらいの長さで、裾にも袖と同じく深い切り込みが入っている。上の服に隠れる程度の長さである、ゆるりとしたズボンを穿いている(が、勿論上の服に隠れて見えない)。レギンスのようなものを着用している。履物は何も無く、基本的には素足である。服の下にはぴっちりと肌にはりついたインナー。首元から指先までを覆っており、足元以外の肌の露出は極力抑えられている様子。ちなみに服は黒色に統一されている。
普段はフードを深く被り、顔には仮面が着けられているため、顔を見ることは難しい。仮面はプラスチックのようなかたいものではなく革のような質感で、鼻から上全てを隠すような形状。鼻付近は鳥の嘴のように三角形状になっている。目元はぐるりとくり抜かれているが、レンズのようなものが嵌め込まれている様子。レンズは黒ずんでおり、目元をはっきり見ることはできない。