>>11で確認した(1.3)は速度u(上に右矢印)を速度u1(上に右矢印)、u2(上に右矢印)に分ける式と考えることも出来る。このような見方を速度の分解といい、分解された速度u1(上に右矢印)、u2(上に右矢印)を分速度という。
2次元において、速度u(上に右矢印)を互いに垂直な座標軸であるx軸、y軸方向へ分解し、それぞれの分解度をux,(上に右矢印)、uy(上に右矢印)とする。
分速度ux,(上に右矢印)、uy(上に右矢印)の大きさに座標軸の向きを表す正負の符号を付けたものを、u(上に右矢印)のx成分、またはy成分といい、それぞれux,、uyとすると、
u(上に右矢印)=(ux,uy)
と表せる。このとき、u(上に右矢印)の大きさ(速さ)をu,u(上に右矢印)とx軸との、なす角をθ(シータ)とすると、
ux=u cos θ,uy=u sin θ,u=√ux²+uy².
三角関数は、高校数学で習う。
sin(θ + 90°) = θ
cos(θ - 270°) = θ
θは、角度を表す時に用いる(αやβと同じ)。
θ=55°
など。