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梅雨とは、6月から7月ごろにかけて、雨(>>8)の日が続く現象である。東アジアの一部地域でみられる現象である。[1]
[概要]
日本(>>14)では、沖縄県(>>446)から東北地方まで広い範囲が梅雨の影響を受けるが、北海道(>>129)には梅雨がないと言われている。[1]
しかし、北海道では必ず梅雨の影響を受けないという訳でもなく、影響自体は少ないが蝦夷梅雨と呼ばれる時期も存在する。
[梅雨入りと梅雨明け]
梅雨に入ることを梅雨入り、梅雨が明けることを梅雨明けという。[2][3]
梅雨入りと梅雨明けは、地域によって異なる。[3]
[由来]
梅雨の由来は、もともと中国(>>17)発祥である。ただ、なぜ梅雨という呼び名になったのかは、様々な諸説がある。[3]
[原因]
梅雨の原因は、以下のとおりである。[1]
・梅雨前線による影響
梅雨になると、梅雨前線が出来る。これは、南から来る暖かく湿った空気と、北から来る冷たく乾いた空気がぶつかってできる線である。
・太平洋(>>413)から湿った空気が流れこむ影響
太平洋高気圧が大きくなると、南から湿った空気をどんどん日本に送りこむ。この湿った空気が山や前線にぶつかって上昇し、雲(>>5)になって雨を降らせる。
・偏西風による影響
上空を西から東に吹く強い風を偏西風と呼ぶ。
この風が強いと梅雨前線が北に押し上げられて梅雨が明けやすくなるが、逆に弱まると前線が停滞して雨が長引く。
[特徴]
梅雨の特徴は、以下のとおりである。[1]
・雨の日が続く(シトシト降ることもあれば、大雨も)
・湿気が多く、ジメジメする
・気温は高すぎず、ムシムシと感じることが多い
・晴れ(>>6)る日が少なく、日照時間が短くなる
[農作物]
梅雨の時期は、ストレスなどのデメリットが多い中で、以下のようなメリットもある。[1]
・植物(>>645)がぐんぐん育つ(田んぼや森(>>715)も)
・ダムや川(>>121)の水(>>319)をたくわえて、夏(>>197)の水不足を防ぐ
・農作物が元気に育つのに必要な恵み
[対策]
梅雨の時期は、気温・湿度・気圧の変化によって、体調不良・カビ・食中毒などのトラブルが起こりやすくなる。[2]
梅雨の対策としては、規則正しい生活習慣や食事、適度な運動や水分補給、換気や除湿などを心がけることが大切である。[2]
[出典]
1.https://yurukizi.com/tsuyu-wakaru/
2.https://kiset-season.com/archives/14679
3.https://domani.shogakukan.co.jp/526027