痘瘡(天然痘)とは、非常に感染力(>>179)の強い痘瘡(天然痘)ウイルスにより引き起こされる致死性(>>165)の高い病気(>>5)。この病気は過去の病気で、現在は世界から根絶されたと考えられている(1980年にはWHOにより根絶宣言がされた)。
研究用にウイルスが保存されているため、これがバイオテロなどに悪用されないかが懸念されている。
[症状]
主症状は高熱(>>130)・悪寒(>>180)・頭痛(>>170)・腹痛(>>159)・発疹(>>134)などになる。
[診断・治療]
診断は感染(>>31)した組織にウイルスがいるかどうかで下される。治療はワクチン(>>141)を用いて行う。痘瘡が心配な人や治療したい人は、感染症(>>1)内科を受診することが重要である。
なお歴史的には人類で初めて予防接種(>>180)が行われた病気であり、1796年に英国医師のエドワード・ジェンナーにより開発された。
[感染経路]
唾液を介して感染する(経口感染)。
[カテゴリ]
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