マールブルグ病 ( No.15 )
日時: 2025/09/07 14:52
名前: フルペデ委員会◆RzWJJvnJTo (ID: v/SyGyp.)

マールブルグ病は、フィロウイルス科に属するマールブルグウイルスによって引き起こされる致死率(>>165)の高いウイルス性出血熱(>>5)である。

[概要]
1967年にドイツのマールブルグで初めて感染(>>31)が確認された。

この病気は主にアフリカのウガンダ・ケニア・コンゴ民主共和国・アンゴラなどで発生している。感染者(>>144)の血液や体液との接触を通じて人から人へと感染する。

[症状]
マールブルグ病の潜伏期間(>>175)は通常2-21日である。マールブルグ病の症状は以下の通りである。

・突然の発熱(>>130)
・頭痛(>>170)
・筋肉痛(>>171)
・背中の痛み

重症(>>135)化すると、全身の様々な部位から出血が起こる。致死率は24%から88%と報告されており、ウイルス株(>>19)や治療状況によって異なるため幅広い。

[感染経路]
この病気の自然宿主(>>164)はオオコウモリと考えられており、感染は主に感染者の体液や排泄物との接触(噴口感染)によって広がる。また感染者と接触した医療従事者や家族は、一定期間の監視が行われる。

[治療・予防]
現在、マールブルグ病に対する特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法(>>174)が行われる。なお予防接種(>>180)も存在しない。

感染を防ぐためには、感染者との接触を避けることが重要である。

[状況]
最近では2024年にルワンダでの感染が報告され、政府はアウトブレイク(>>25)を宣言した。過去には2005年にアンゴラでの大規模な流行があり、300名以上が死亡した事例もあった。

マールブルグ病は非常に危険な感染症(>>1)であり、早期の発見と適切な対策が求められるとされている。

[カテゴリ]
本記事は「一類感染症」というカテゴリに含まれます。

・エボラ出血熱(>>10)
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