重症急性呼吸器症候群 ( No.22 )
日時: 2025/09/12 18:02
名前: フルペデ委員会◆RzWJJvnJTo (ID: Ab0h.DNM)

重症急性呼吸器症候群(SARS)は、SARSコロナウイルスによって引き起こされる重篤(>>135)な呼吸器感染症(>>5)で、2002年から2003年にかけて世界的に流行(>>25)した。

なお以降は「SARS」と述べる。

[概要]
最初の症例は2002年11月に中国南部の広東省で報告され、その後アジアやカナダを含む32の地域に広がった。

[症状]
主な症状は以下の通りである。

・発熱(>>130)
・悪寒(>>180)
・咳(>>132)
・筋肉痛(>>171)
・呼吸困難

感染者(>>144)は潜伏期間(>>175)を経て、これらの症状を示す。重症化すると肺炎(>>165)を引き起こすこともある。

[感染経路]
SARSは感染者の咳や体液を介して飛沫感染をする。特に医療機関や介護施設など、密接な接触がある環境での感染(>>31)リスクが高いとされている。

[予防]
感染を防ぐためには手洗いやマスクの着用、感染者との接触を避けることが重要である。また感染が疑われる場合は、早期に医療機関を受診することが推奨されている。

[治療]
現在SARSに対する特効薬は存在しないため、症状を和らげるための対症療法(>>174)が行われる。重症患者は集中治療室(ICU)での管理が必要となることもある。

[状況]
SARSの流行は、2003年に終息宣言が出されたが感染症(>>1)としての警戒は続いている。現在、日本国内での感染は報告されていないが、海外からの帰国者に対しては感染の可能性もあるため注意が必要である。

このように重症急性呼吸器症候群(SARS)は過去に大きな影響を与えた感染症であり、今後も感染症対策が重要であるとされる。

[カテゴリ]
本記事は「二類感染症」というカテゴリに含まれます。

・ポリオ(>>18)
・結核(>>20)
・ジフテリア(>>21)
・重症急性呼吸器症候群(本記事)
・中東呼吸器症候群(>>23)
・鳥インフルエンザ(>>24)