雑談掲示板

精神の病気辞典
日時: 2025/05/26 11:49
名前: 毛筒代 (ID: epsmrMQw)

少しでも皆様のお役に立てたらと思います。

自閉スペクトラム症(>>1)
自閉症(>>2)
アスペルガー症候群(>>3)
高機能自閉症(>>4)
広汎性発達障害(>>5)

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自閉スペクトラム症 ( No.1 )
日時: 2025/05/26 11:51
名前: 毛筒代 (ID: epsmrMQw)

※この記事は翻訳されたばかりであり、一部に誤字・脱字等があるかもしれません。
自閉スペクトラム症(ASD)とは、「コミュニケーションがうまく取れない」、「人との関わりが苦手」、「こだわりが強い」などといった特性を持つ発達障害である。ASDは、自閉症(>>2)、アスペルガー症候群(>>3)、高機能自閉症(>>4)も含める。

[概要]
ASDは「対人関係や社会的なやりとりの障害」と「こだわりのある行動」という2つの基本的な特性を持つ発達障害である。ASDとは、自閉スペクトラム症の英語表記である「Autism Spectrum Disorder」の頭文字を取ったものである。ここからは、ASDの基本的な事について述べる。

[[対人関係や社会的なやりとりの障害]]
ASDの1つは、「対人関係や社会的なやりとりの障害」である。ASDを持つ人は、人との関わりが苦手で、社会的な場面での挑戦が継続する傾向にある。ASD患者はしばしば場の空気を読み取ったり、比喩や皮肉を理解したり、相手の気持ちや暗黙のルールを理解することに難しさを感じる。また、言われたことを直接的に受け取る傾向がある。

[[こだわりのある行動]]
ASDのもう1つは、「こだわりのある行動」である。ASD患者は、物の配置や順序、自分のやり方に対する強い固執、あるいは特定の興味や関心の極端な偏りを示すことがある。これらのこだわりは個々に異なり、その程度や種類も人それぞれである。

その他の特性として、手先の不器用さや感覚刺激への過敏や鈍さが見られることもある。ASDは個々の人によって表れ方が異なるため、それぞれの特性や困りごとに合わせた支援や理解が重要であるとされる。

[原因]
ASDは、脳の障害(先天的なもの)が原因とする。生まれつきの脳機能に何らかの不具合があると発生すると考えられており、親のしつけや育て方、本人の性格とは無関係であることが確認されている。

この脳機能の不具合による障害は完全に治ることはないが、対人関係や社会性の困難に対する配慮と、本人の特性に適した環境調整、そして療育・教育の提供によって、症状の改善や発達の促進が期待される。特定の支援や理解が提供されることで、ASDの人々が可能な限り自立し、満足できる生活を送ることが目指されている。

[名称の統合]
『DSM-5』において2013年以降、自閉スペクトラム症が診断名として採用されるようになった。これにより、それまでの自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害(>>5)などの診断名が統合され、境界なく連続したスペクトラムとして捉えられるようになりった。2022年に発刊された『DSM-5-TR』(日本語版は2023年)でも、自閉スペクトラム症が引き続き診断名として使用されている。

[特性]
ASDの特性は生後2年目(12ヶ月〜24ヶ月)に見られることが多く、早ければ1歳半検診の時点で気づかれることもある。しかしながら、ASDの特性が見られるからといって、それを確定的な診断とすることはできない為、診断は医療機関でしか行うことができない。

[診断]
ASDの診断は専門の医師や専門チームによって行われる。全ての病院がASDの診断を行うわけではなく、大学病院や総合病院、または専門的な診療を行う小児科、児童精神科、小児神経科、発達外来などが診断を行うことが多い。

ASDの診断には、観察と評価尺度の使用、発達や行動の詳細な評価、家族や保護者からの情報収集などが含まれる。診断プロセスは個々の特性や発達の進行によって異なりますが、適切な支援や介入を提供するために重要である。

ASDの特性を持つ可能性がある場合は、専門医の診断と適切なサポートを受けることが早期介入の鍵となる。

[診断基準]
ASDの診断基準は、アメリカ精神医学会が発行している「DSM-5」(精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版)に記されている。以下は主な診断基準である。

[[特性による困りごとの存在]]
ASDの特性である「対人関係や社会的なやりとりの障害」、「こだわりのある行動」などによる問題が、複数の状況(学校や家庭など)で起きていることが求められている。

[[影響の大きさ]]
これらの特性が日常生活や社会生活において重大な影響を与えていることが必要である。例えば、学業の遅れ、社会的孤立、日常生活のルーチンの困難などが考慮される。

[[継続性]]
これらの特性が少なくとも6か月以上継続していることが診断の基準として記されている。一時的な問題や一過性の行動パターンでは診断されない。

ASDの診断は、これらの基準をもとに専門の医師や専門チームが行う。具体的な診断プロセスには、問診、行動観察、心理検査や知能検査などが含まれ、診断が確定するまで数日にわたって評価が行われることが一般的である。

ASDの早期発見と診断は、早期介入や適切な支援を提供するために非常に重要である。診断が確定した場合、個別に合わせた教育的・行動的支援を通じて、ASDを持つ人々が可能な限り満足できる生活を送ることを支援することが目的とされている。

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