雑談掲示板
- 【完結】〜V計画〜【夢をありがとう】
- 日時: 2019/03/25 17:31
- 名前: 名無しのアキラ◆gAG34vIFP2 (ID: PtJBEP/Y)
皆さま初めまして。今はこの名前で失礼いたします。
こちらは某スレ閉鎖につき、臨時で建てた避難所スレになります。
主に某合作の創作物の保管庫として使う予定ですが、私以外の関係者の方のリクエストや、全く関係のない新参の方からのご質問や問い合わせ等も受け付けておりますので、よろしくお願い申し上げます。
荒らしスレではございませんので、皆さまのご理解を頂ければなと思います。
※2019/03/24 完結しました。また同日を持ってこちらのスレは閉鎖となります。短い間でしたがお世話になりました。
〜書いてる小説リスト〜
●「合作!!三千世界のヴァルキュリア!!」(完結)(リク依頼板・複雑ファジー板)
~創作イラスト紹介~
●「オリキャラ“ヴァルキュリア部隊”設定画」(>>2)
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Re: 【暫定】〜V計画〜【2月完結】 ( No.122 )
- 日時: 2019/02/09 12:24
- 名前: 名無しのアキラ (ID: 3QnfUYsY)
「ええーい! 起きろこの馬鹿どもがあ!」
『うわあー!?』
ソルの怒号に、気絶していたヴァルキュリア、ファランクス、フェイルノート、アイギスの3機はすぐに飛び起きた。そしてすぐにソルの周りに集まってきて、彼女を中心としたフォーメーションを完成させる。
その横に降り立つは、白い翼を羽ばたかせるエンジェリカの天使エリアスだ。聖気の槍を煌かせる彼は、ボロボロになってもその威風堂々たる姿に陰りはない。
そして彼らの足元には、背丈の小さなメイド服の少女の姿があった。異世界からやってきた学生である彼女、嘉元は、この世界に来てからなんとヴァルキュリア化した人物なのだ。元から所持していた水をコーヒーに変える能力に加え、ヴァルキュリアの能力も手に入れた。
姿勢を獣のように低くして、いつでもフットワークを効かせられるような体勢でいる。
その反対側には巨岩の如し拳を構える大男、不動仁王の姿あり。巌のような背中は頼もしく、その鋭い眼光で前方のフレスヴェルグと対峙する。
さらにその後方には、異世界からやって来たホムンクルスの少女フィア、異世界のビジネスマンのミヤギ、そして謎の黒尽くめのヒーロー闇野が、各々の体勢で身構えていた。
そしてソルが、いつもエリアスの傍にいた、同じく別の世界からやってきた黒いドレスの少女、グラエキアの姿がないことに気づく。
「エリアス! グラエキアは?」
常に仲間の護衛役に回る彼が1人で居るのは珍しく、ソルもすぐに気づいた。しかしエリアスの余裕のある笑みは崩れていない。
「“間も無く”ですよ!」
そしてエリアスがソルへ返事をした時だった。周辺の影という影から、無数の黒い鎖がジャラリと音を立てて飛び出したかと思うと、それらが一斉にフレスヴェルグへ真っ直ぐ伸びていったのだ。それらの鎖はフレスヴェルグの迎撃で弾き返されど切れる事はなく、次々とその巨体に巻きついては動きを封じていく。
そして黒いドレスのフリルを颯爽に揺らしながら、1人の少女が歩いて来た。
『不可視の黒鎖(インヴィシブル・チェイン)、それ切るのは至難の技でしてよ』
「グラエキア!」
ソルが少女の名前を呼んだ。
しかしその時、鎖の僅かな緩みのせいで、フレスヴェルグが口を開けた。そして口内にエネルギーを充填し始める。慌ててグラエキアは強く念じるが、大量の鎖を出現させたばかりだからか、そこまで手が回らないようだ。
グラエキアのその色白の人形のように美しい顔に曇りが生じる。
と、彼女の横に立ち、その漆黒の鎖を勢いよく引っ張る人物が現れた。グラエキアが見上げると、そこには蒼いマントの背中が見えた。
蒼い王冠に蒼いチャイナドレス、紅いヒール......そう、面子の中でも真っ先に動いたのは、“最速のヴァルキュリア”である彼女だった。
「イクリプス!?」
「おひさー☆ “一章>>84番”ぶりぐらいでしょうか!」
「はあ!?」
イクリプスの場違いな笑みとあいさつに驚愕の表情を浮かべるグラエキア。
フレスヴェルグがイクリプスが鎖を引いてるせいで上手く口を開けずにいる。
そしてすぐにソル達ヴァルキュリアが近寄ってくる。
「イクリプス! よし! そのままフレスヴェルグを“引きずり下ろす”事は出来ませんか!?」
「うーん、それは無理かも」
「なにさ、あんたは最強のヴァルキュリアじゃなかったのかい!?」
イクリプスの返事に、嘉元が不満そうに吠えた。しかしソルはそこではっと我に帰る。いくら史上最強のヴァルキュリアであるイクリプスとがいえ、流石にフレスヴェルグとは大きさが違いすぎるか。
「“姿勢制御”“重力操作”“超高宇宙線エネルギー変換”......色々やってるんですけどもねえ......ちょっと、“わたくしだけじゃあ”無理かなあ......」
見ると、イクリプスの身体が徐々に引きづられていっていた。
無謀だったかーーその時、反対側の鎖を掴む、もう1人の男が現れた。
「ーー俺は、全てを捨ててヒーローになった。奴を地上へ落とす事ぐらい朝飯前だ!」
「ほおー、【綱引き】か? じゃあ私も引いてみよう、よいさ、ほいさ。うん、ビクともしない」
巨岩のような肉体で漆黒の鎖を引く不動仁王、そしてそれを手伝おうとフィアも鎖を手にするが......ちょっと彼女の腕力では殆ど足しになっていないかもしれない......
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