雑談掲示板

【完結】〜V計画〜【夢をありがとう】
日時: 2019/03/25 17:31
名前: 名無しのアキラ◆gAG34vIFP2 (ID: PtJBEP/Y)

皆さま初めまして。今はこの名前で失礼いたします。


こちらは某スレ閉鎖につき、臨時で建てた避難所スレになります。

主に某合作の創作物の保管庫として使う予定ですが、私以外の関係者の方のリクエストや、全く関係のない新参の方からのご質問や問い合わせ等も受け付けておりますので、よろしくお願い申し上げます。

荒らしスレではございませんので、皆さまのご理解を頂ければなと思います。


※2019/03/24 完結しました。また同日を持ってこちらのスレは閉鎖となります。短い間でしたがお世話になりました。


〜書いてる小説リスト〜

●「合作!!三千世界のヴァルキュリア!!」(完結)(リク依頼板・複雑ファジー板)


~創作イラスト紹介~

●「オリキャラ“ヴァルキュリア部隊”設定画」(>>2)

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Re: 【暫定】~ヴァルキュリア開発計画~ ( No.13 )
日時: 2018/08/26 03:47
名前: 名無しのアキラ (ID: nxHtiDRo)

創作メモ

ついに結着か......長かったな


ーー丘の上に現れた恒星の如し輝きの光。
そして、そこから放たれた稲妻の束が、カイザーの背中を貫いたーー弾ける黄金の光と鮮血......そして直後、イクリプスの矛先がカイザーの、脇腹を貫いた。交差するように突き出されたカイザーの拳は、イクリプスの左肩の装甲を粉砕して吹き飛ばす......
一瞬の出来事にイクリプスは一瞬槍を突き出したまま停止するが、カイザーの返り血を頰に浴びて我に帰ると、バックステップを取って一旦距離を取る。
改めて見ると、カイザーの巨体には風穴が二つ空いていたのだ。一つはイクリプスの刺突によるもの、そしてもう一つは......背後からの“狙撃”によるものだった。

「ーーえっ、なに!?“不意打ち”!?そんなーー」

美琴は丘の方とカイザーを交互に見た。

「ーーあら......これは、なんて事でしょう。すみません、“うちの子”が出てきちゃいましたかーー」


『なーーなにしてんだ“お前ら”はあああああ!!!』


イクリプスの言葉を、ヨハネスが放った怒号が搔き消した。そして美琴の制止を振り切り、ヨハネスは1人飛び出していくーー





溶岩の海から少し離れた高台に、“彼女”は居た。癖のある長髪を両サイドでまとめた少女「フェイルノート」は右腕の装甲を変形させ、中指と人差し指を溶岩で赤く染まった大地へ向けて居た。手からは白煙が上がっており、何かを放った後であることが伺える。その青く大きな瞳で捉えた“それ”を自身の能力で貫いた事を確認した彼女は、口元にニヤリと笑みを浮かべる。


『ーースキル“万物貫通”!』


彼女が呟くと、その後ろの暗闇からも複数の白い影が出てきた。その中でも一際小さいのが前に出てくると、眼下の灼熱の大地を眺めるようにフェイルノート横に並んだ。頭に被った天文時計が組み込まれた帽子がトレードマークのヴァルキュリア「インデックス」だ。一応、現在はヴァルキュリア達の頭目でもある。

「ほほう?流石に当てるか」

インデックスは、まるでピクニックに来て景色を眺めるように呟く。
そんな彼女の後ろに続くは、太ももまで届く銀の長髪のヴァルキュリア「ソル」と、奇妙な箱型の防具を被った「ファランクス」だ。

「ーーまあ、このまま戦わせてみて、どっちが死ぬか楽しみでもあったのだがな」

「ーーっ!」

インデックスの言葉にソルは何か言おうとするも、それを堪えた。そんな彼女を尻目にインデックスは腰のスラスターを吹かせて、マグマの大地へ飛び立った。

「......行きますよ、ファランクス、ふぇーたん」

「あのガキ......」

「いつか、殺してやるっす......!」

インデックスの背中に殺意を向けた3機も後に続く。

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