雑談掲示板
- 【完結】〜V計画〜【夢をありがとう】
- 日時: 2019/03/25 17:31
- 名前: 名無しのアキラ◆gAG34vIFP2 (ID: PtJBEP/Y)
皆さま初めまして。今はこの名前で失礼いたします。
こちらは某スレ閉鎖につき、臨時で建てた避難所スレになります。
主に某合作の創作物の保管庫として使う予定ですが、私以外の関係者の方のリクエストや、全く関係のない新参の方からのご質問や問い合わせ等も受け付けておりますので、よろしくお願い申し上げます。
荒らしスレではございませんので、皆さまのご理解を頂ければなと思います。
※2019/03/24 完結しました。また同日を持ってこちらのスレは閉鎖となります。短い間でしたがお世話になりました。
〜書いてる小説リスト〜
●「合作!!三千世界のヴァルキュリア!!」(完結)(リク依頼板・複雑ファジー板)
~創作イラスト紹介~
●「オリキャラ“ヴァルキュリア部隊”設定画」(>>2)
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Re: 【暫定】〜V計画〜【2月完結】 ( No.131 )
- 日時: 2019/02/15 22:15
- 名前: 名無しのアキラ (ID: EezEIWpY)
鎖が絡まったフレスヴェルグが、無理やり口を開いてレーザーを発射しようとする。それを必死に鎖を引っ張って阻止しようとする不動とイクリプス。
そこへ丁度後ろから面子がやってきた。アンダルシアの魔導師達と、スター流のヒーロー達だ。
「お待たせしましたー! って、この状況はあ!?」
「ーーまた嫌な予感しかしない」
鎖まみれになったフレスヴェルグと、地上でそれを引っ張る者たち。空前絶後の状況に度肝を抜かれた美琴と時雨が思わず声を漏らす。
「ねえリクセス、これって夢なのかな? 目が覚めたりしない? この人達ってちょっとおかしいのかい?」
「うん......夢じゃないし、真面目にやってるよ」
時雨の問いに仲間のリクセスが答えると、空からデスタムーアがふわりと降りてきてーーなんと舌打ちしながら鎖を掴んだのだ。
「ちっ、他にもいい策がない。馬鹿げた作戦だがーー試す価値はあるか」
「そうですね!やりましょー!せいやあー!ーーって、これ切れたりしないですよね?」
美琴もデスタムーアの後ろについて鎖を手にし、腰を落として全体重を後ろにかける。
その光景を銃を片手に呆然と見ていた目黒も声を漏らした。
「ああ、これ俺もやらなきゃ駄目なのか?」
「やらなきゃ奴の口が開いて、僕たち全員黒焦げだけど?」
ヨハネスの言葉に、ため息をつきながらも目黒もそれに参加する。
そして思考を張り巡らせていたミヤギもついに動く。
「ーー車両を探してきます、人力だけでは厳しいでしょう」
「はい、お願いします!ーーって、そんなこと言って今更逃げないで下さいよ!?」
鎖を引っ張るソルの言葉に、ミヤギが珍しくカチンと来たようだ。
「なっ! 私からツケで武器を貰っておいて何ですかその言い方は! そっちこそ私にお金を払う前に死なないで下さいよ!」
そう言い残すと、ミヤギは素早く後方へ駆けていく。あの様子なら彼も“今回は”大丈夫そうだ。
返事を聞いたソルは安堵し、再び腕に力を入れる。
「ヴァルキュリア部隊!気合いいれろお!」
『了解!』
ソルの後ろには、ファランクス、フェイルノート、アイギスの3人が固まって鎖を引いていた。
そしてーーその更に後方では面子に中でも最も背が小さい嘉元が鎖を引き、その横では闇野がその様子を見ていた。
「ーーいやあ、大変そうだな。よし!私も手伝おう!」
「は、早くしな!」
嘉元の苦しそうな声に、闇野もついに鎖を弾き始めた。
そしてデスタムーアのすぐ後ろに、スター流の創始者であるスターと、その弟子シャドウとカイザーも連なった。
その後ろにも、続々と後続の異界人や、増援で駆けつけた連合軍の兵士たちが、次々と鎖を手に引き始めていた。
「大分人が揃ってきたね、このまま何とか引きずり下ろせないかな?」
「ああ、これだけの猛者が集まれば、俺の“重力操作”の能力も合わせれば、あいつを地面に押し倒す事も出来るだろう。だが別々に力んでても拉致があかん、合図で一気に行くぞ!」
デスタムーアの言葉にシャドウも「名案ですな!」とお墨付きの言葉を添える。そのやり取りを聞いていた面子は、互いに顔を合わせた。
そしてソルが「“せーの”で行きましょう!」と声をかけ、メンツ全員はタイミングを見計らって声を合わせた。
『せーー』
そして刹那、フレスヴェルグ姿が視界から消え、前方から物凄い勢いの粉塵の波が押し寄せてきた。衝撃波、地上で踏ん張っていた面子が一斉に吹き飛ばされる。
鎖を引いていたせいもあったのだろう、後方へ押し倒されたソルは、すぐに飛び起きて前方を見渡す。するとどうであろう、先程まで空に鎮座していたフレスヴェルグが、今は地上の旧市街の建物の数々を押し潰し、うつ伏せに倒れているのだ。
そう、「フレスヴェルグを落とした」のである。
しかし手放しには喜べないかもしれない、落ちる場所とタイミングを一歩誤れば、あのフレスヴェルグの下敷きになっていたかもしれない。現に結構な数のメンバーが吹き飛ばされ、各々が多少なりともダメージを受けている様子だった。
そしてその後方では、スターが闇野へ何かを言っている。
「闇野様! “せ”の所で鎖を引いてはいけません! “せーの!”の最後の所で引かなければ!」
「なん......だと、そうだったのか。いや、すまないな皆。だが奴も落としたし、皆も無事で何よりーー」
そんな2人の元へ、バチバチと雷を纏いながら吠える少女の影があった。
「おい!オッサン! お前いきなり引いてんじゃねーよ! 危ねーだろ! 上に落ちてきたらどーするんすかっ!」
ヴァルキュリアのフェイルノートだ。スター流の中では最高指導者である闇野への暴言に、身内の面子は凍りついたような表情とともになにかを言おうとするが。
「ああ、ごめん。私のミスだな、次は気をつけよう」
闇野は素直に謝った、大人の対応だ。
「無駄口叩くなー! ここで一気に仕留めますよ!」
そしてソルが掛け声を上げた時だったーー
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