雑談掲示板
- 【完結】〜V計画〜【夢をありがとう】
- 日時: 2019/03/25 17:31
- 名前: 名無しのアキラ◆gAG34vIFP2 (ID: PtJBEP/Y)
皆さま初めまして。今はこの名前で失礼いたします。
こちらは某スレ閉鎖につき、臨時で建てた避難所スレになります。
主に某合作の創作物の保管庫として使う予定ですが、私以外の関係者の方のリクエストや、全く関係のない新参の方からのご質問や問い合わせ等も受け付けておりますので、よろしくお願い申し上げます。
荒らしスレではございませんので、皆さまのご理解を頂ければなと思います。
※2019/03/24 完結しました。また同日を持ってこちらのスレは閉鎖となります。短い間でしたがお世話になりました。
〜書いてる小説リスト〜
●「合作!!三千世界のヴァルキュリア!!」(完結)(リク依頼板・複雑ファジー板)
~創作イラスト紹介~
●「オリキャラ“ヴァルキュリア部隊”設定画」(>>2)
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Re: 【暫定】〜V計画〜【3章完結】 ( No.140 )
- 日時: 2019/02/16 15:18
- 名前: 名無しのアキラ (ID: /NZw4Bpg)
X章「最初の古工房」編
彼女が最後に見た記憶は、全てが白に塗り尽くされ、白い光に包まれたその後まで......あれからどれぐらいの時が経ったのだろう。
まず最初に感じたのは、まるで夜明けのような暖かい光だった。まぶたを閉じていても分かる。
そして次に感じるのは、ほのかに甘い蜜のような匂いが混じった香り。瑞々しい香りに満ちたこの空気があるということは、近くに沢山の植物があるのだろうか。
最後に感じるのは、固く、ひんやりした石の地面の感触だった。目を開けると彼女、ヴァルキュリア・ソルは、石畳の道の上にうつ伏せに倒れていた。ずっと寝ていたからか、石に触れていた部分が少し痛む。見上げれば、空は死んだように灰色に染まっており、どこまでも曇り空が続いている。
ソルは両腕に力を入れて身体を起こすと、目の前には風に揺らぐ白い百合の花があった。気づけば石畳の道の脇にも沢山生えている。甘い、けれども少し癖のある香りはこのものだったのだ。
眼に映るものは、花壇、金属の柵、石畳の道、木、草、そして色取り取りの花が植えられた花壇の数々だ。
そう、ここは「庭園」みたいだ。
そしてソルは起き上がって立ち上がった時、自身の網膜に情報が流れた。それはクロノグラフの時計のように、ヴァルキュリア自身の体内で時間を測る為の機能なのだが......
『ーーこの世界に......来て......経過した時間......は......“24.872.683年”(※2400万年)......』
「はっ!?」
ソルは自身の身体が出した年数に驚愕し、何もない場所で仰け反ってしまう。自分がおかしくなったのか、それとも......
異界人は、上位者は、そして......他のヴァルキュリアの仲間達はどうなってしまったのだろうか。思考を巡らせれば巡らせる程、津波のように押し寄せてくる不安。
そして......こちらの近づいてくる足音あり......
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