雑談掲示板

私室
日時: 2018/11/17 20:05
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 3zeF8rO.)

*当スレは、自分語りや資料掲載を中心にしていきたいと思います。結構、知ってる人がそういうことやってるので、触発されました! 雑談掲示板のスレなので、雑談も勿論可能です!

 まずは、おはようございます。こんにちわ、こんばんわ♪ 始めましての方も、私を知っている方も気軽に——とは言っても上記内容を護って——お声をかけてくださいね。


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Re: 私室 ( No.190 )
日時: 2018/09/02 18:51
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 7IuJ.JV2)

 続きです。

*亡霊と幽霊
 幻想郷の世界では、亡霊と幽霊は別物である。幽霊とは人間だけでなく生物・無生物あらゆるものに宿っている「気」の塊であり、特定の形を持っている訳でもなければ、誰かの前に姿を現して何かを喋ったり襲ったりする事はないし、出来ない。
 人は死んだら幽霊になるが、基本的に漂って冥界へ招かれるだけの存在である。亡霊は、人間が死んで幽霊になったもののうち、未練など生への執着が余りにも強い者がなるものである。人間以外の生き物でこのような死に方をする生き物はいないため、人間以外の亡霊は存在しない。その執着の強さから生前の姿を保ち、体温もそのままで、生きている人間に触ることさえも出来る者までいるため、亡霊であると傍目には分からない者も居る。なお、実体化してしまう関係上、幽霊と違って物をすり抜けたりする事はほぼ出来ない。
 亡霊は一般的に自分の死体が弱点である。死んだことに気づいていないタイプの亡霊は自分の死体を見ると死んだことに気がついてしまい、亡霊で居られなくなりただの幽霊に戻る。死んでいることを知った上で亡霊になっている者は死体を見ても幽霊に戻る事は無いが、死体を供養されると成仏せざるを得なくなるため、亡霊のままで居るために死体を隠す事が多い。
亡霊という存在は基本的に死にたくないという執着心が原動力であるため、存在するだけで周りの生きている人間に悪影響を及ぼす事が多い。ましてやその執着心が誰かへの恨みである場合、一般人なら簡単に取り殺すほどの影響力を持つ。

*幽々子は亡霊である。
 彼女は特別に生への執着を持ったまま死んだ訳では無いが、西行妖の封印の力によって亡霊となっている。幽々子自身には執着も恨みの思念も全く無いため、近くに居ても害の無い珍しい亡霊と言える。
 亡霊はいずれ幽霊に戻り閻魔の裁判を受け、地獄なり天界なりに行くか転生するかとなるが、幽々子はその例外である。上記の通り外部の力によって亡霊になっているため故意に封印を解かない限り幽霊に戻る事が無く、またその能力の関係で地獄から冥界に永住する事を許されているため、彼女が次の段階へ進む事は永遠に無い。

*西行妖

「さいぎょうあやかし」と読む。現在は白玉楼の庭に植えられている大きな桜であるが、何度春が来ても咲く事が無い。
 「東方妖々夢」において、幽々子は古い書物からこの桜の木の下に何者かが封印されている事、西行妖が咲かないのはその封印のせいである事を知る。幽々子は自身の興味本位により、幻想郷中の春を集めて来れば(無理やり)西行妖を咲かせて「何者か」を復活させる事が出来るのではないかと考え、それを実行に移す。

 (遥か昔、まだ幽々子が生きている人間であった頃、彼女の父親は有名な歌人であった。彼は桜をこよなく愛しており、死ぬときは立派な桜の木の下で死にたいと考え、その望みどおりに立派な桜の下で生涯を終えた。しかし、彼を慕っていた多くの者がそれに続くようにその桜の下で死のうとしたため、その桜は人の精気を吸って妖怪となってしまい、咲くたびに自ら人を死に誘うようになってしまった。
 最初に桜の木の下で死んだ歌人の娘・西行寺幽々子は元々「死霊を操る程度の能力」を持っていたが、この影響から「死を操る程度の能力」を持ってしまい、桜の木と同じく人を死に誘うだけの存在となってしまう。幽々子は父が愛した桜が人を殺すだけの妖怪になってしまっていること、自身も同じ人を殺すだけの存在になってしまっていることを嘆き疎んじ、その桜が満開の時に桜の下で自害した。
 その力がある限り転生しても同じ苦しみを味わい続けるだろうと考えられた結果、幽々子の体を鍵として桜の木に封印を施す。これにより西行妖が咲いて人を殺す事は無くなり、幽々子が転生する事も無くなった。
 亡霊となった幽々子は生前の記憶を全て捨て、もう悩む事無く冥界で暮らしている。
以上のことより、幽々子が復活させようとした「何者か」は幽々子自身である。もし西行妖を満開にするようなことがあれば、封印が解けて幽々子の死体が解き放たれ、幽々子を亡霊のままでいさせている力も失われる。それはつまり、幽々子自身が消滅してしまう事を意味する。
 霊夢たちに阻止されて計画が失敗した後も、彼女が「何者か」の正体を知る事は無かった。

 一旦区切ります。

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