雑談掲示板
- 【完結】〜V計画〜【夢をありがとう】
- 日時: 2019/03/25 17:31
- 名前: 名無しのアキラ◆gAG34vIFP2 (ID: PtJBEP/Y)
皆さま初めまして。今はこの名前で失礼いたします。
こちらは某スレ閉鎖につき、臨時で建てた避難所スレになります。
主に某合作の創作物の保管庫として使う予定ですが、私以外の関係者の方のリクエストや、全く関係のない新参の方からのご質問や問い合わせ等も受け付けておりますので、よろしくお願い申し上げます。
荒らしスレではございませんので、皆さまのご理解を頂ければなと思います。
※2019/03/24 完結しました。また同日を持ってこちらのスレは閉鎖となります。短い間でしたがお世話になりました。
〜書いてる小説リスト〜
●「合作!!三千世界のヴァルキュリア!!」(完結)(リク依頼板・複雑ファジー板)
~創作イラスト紹介~
●「オリキャラ“ヴァルキュリア部隊”設定画」(>>2)
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Re: 【暫定】〜V計画〜 ( No.193 )
- 日時: 2019/03/20 19:50
- 名前: 名無しのアキラ (ID: TDrH4qtY)
そして、地平線に光が灯るーーそう、「夜明け」だ。上位者が死んだことにより、この世界には「朝」が訪れたのだ!人々は皆それを指差しんがら喜びの歓声をあげる。
石ころの言葉に、イクリプスは怪訝に目を細める。洞察力に優れるイクリプスは、僅かな情報であっても直ぐに事の真相を見抜いてしまう。そしてイクリプスはソルのことをま直ぐ見つめて捉えた。
「ーーソルちゃん? “この人”がどなたか知りませんけど......その聖槍といい、また1人で“危ない事”したようですわね?」
「ああー......はい......」
いつもソルに怒られてるイクリプスだが、今回は立場が逆な様だ。ちょっとたじろぐソルにーー
「ダメじゃないですの! 勝手に1人で突撃して、“また”怪我したらどうするんですの!」
「あ、すいません......」
檄を飛ばすイクリプス。
聖槍を抱えながら、ぺこりとお辞儀をするソル。滅多に見られない光景だ。ソルは自身が前に出て作戦をこなす事が多く、危険な目に何度もあっており、その度にいつもこうなる。
イクリプスもムッとした様な顔で目を釣り上げていたがーーすぐにまた何時もの余裕のある笑みを浮かべてくれた。
「でも......本当に無事で良かったですわ......」
そして軽く抱き合い、その後ソルの手を引くイクリプス。
「さあ、行こうソルちゃん。みんなが待ってますわ。それとーー」
イクリプスの視線は、ソルの足元に移る。
「“あなた”も行きますこと? まあ、ずっとここに居て下さっても結構ですけど」
『君達の存在は、即ち私の存在意義である。そうして貰えると助かる』
イクリプスは「あらあら」と少し皮肉も込めた返事を返すと、ひょいと石ころを片手で抱えてあげる。
そして2人はフレスヴェルグの残骸の上から飛び立ち、スラスターを吹かせながら下へと滑空していった。
「おおー! ヴァルキュリアだー!」
「人とヴァルキュリアが力を合わせて勝ったんだー!」
「“石ころぉ”も、ええぞ」
大勢の熱狂の中に降り立つソルとイクリプス。そこにはエリアスやグラエキア、嘉元と不動仁王の姿もあった。
と、グラエキアがずいと前に出てくるとーー
「ーーこれ、返しますわよ」
パシっとソルへ何かを投げる。受け取ったそれは、自分が選別に渡した、自分のピンクのリボンだった。
「ーーなんと言えば......お恥ずかしいながら、只今戻りました」
「はいはい、よく戻りましたわね。このわたくしへの借りは、高く付きますことよ?」
グラエキアからリボンを返してもらったソルは、再び綺麗にお辞儀を返した。
そしてその熱狂の中、イクリプスに抱っこされた石ころが再び光りながら喋り出した。
『ーーだがしかし、“君たち”とは、もうお別れだ』
「え?ーーあっ!」
石ころの言葉に、ソルは何かに気づき声を上げる。その先には、エリアス達の姿があったがーー
その異変に、レジスタンスの副将のアミラや、ヴァルキュリアのフェイルノートも直ぐに気づいた。
「ーー!? ちょっと、皆さん!?」
「あれ! どうしたんすか!? 身体がーー!」
注目の先にあるエリアス達。見るとーー身体が少しずつ半透明になっていくのだ。それは彼らの下半身、足先から顕著になって現れている。
それでエリアスは、その事を思い出した。
「ーーああ、すみません皆さん。すっかり忘れていましたが、私達はこの後の“パーティ”には参加できそうにありませんね」
「なんだって!? どういうーー」
「ーー“歴史は修正される”でしたわね」
レジスタンスのリーダー、ラヴォンの言葉を遮る様に、グラエキアが石ころに言われた事を告げた。
「ーー“ここまで”か......」
「まあ、仕方ないね」
喜びもつかの間、「夢の終わり」を悟ったように、不動と嘉元は夜明けを見上げたーー
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