雑談掲示板

【ゲーム漫画好き出てこやー!】TPBR予備スレ【お気軽雑談】
日時: 2013/06/22 08:19
名前: 棒人間orze◆BoVaEdQZq.
参照: http://www38.atwiki.jp/tpbattleroyale/pages/2.html

二次小説(映像)板
【殺合中】タイムパラドックスバトルロワイアル【15禁】
の基本的になんでもありの雑談スレですw
雑談多目の方が安定するかも?と思い立ててみました

こちらへのSS投下は無問題どころか大歓迎ですが
* ≪15禁≫ にあたる文章は本スレに投下してください。

以下テンプレ

☆初めに
当企画はいつでも誰でも参加可能の
『タイムパラドックスに関わったキャラでバトルロワイアルする』
リレー企画です!
なお、投下された作品はまとめサイトに収録させていただきますのでご了承ください。
この企画自体は15禁ですが、当スレ内においては全年齢進行で。


Q1:そもそもパロロワって何さ?
中学生同士の殺し合いを描いた小説『バトルロワイアル』をモチーフにした
複数のアニメ、漫画作品のキャラクターをクロスオーバーさせる二次創作リレー小説です。
ここの他にも色々あり、基本的には2ちゃんにスレを立てて行われます。

Q2:バトルロワイアルって事は最初から最後まで鬱々としてるの?
そんなことはありません。原作バトルロワイアルと違い書き手によって
熱血・バトル展開が繰り広げられたりコメディ展開になったりと様々です。
鬱展開を書く事の方が少数というパロロワも存在します。


Q3:参戦キャラは?

参戦していなければTPロワ参戦作品として不適切であるキャラの為
参戦枠を固定してあります。
ほぼ同一の理由、行為から固定枠に入りができるキャラクターが2名以上いる場合
どれか1名のみを選出する。
(ただし主催陣に入る可能性が考慮されるキャラクターについては自由枠)
※もし固定枠に違和感を持たれた場合は該当スレにて話し合ってください。
空いている枠には1度の投稿につき2キャラ以下を自由枠として出せる。
☆はこれまでに投下された作品で追加されたキャラクターです。

参戦作品一覧
【BLAZBLUE】
○ラグナ=ザ=ブラッドエッジ
○ν-No.13-
○ハクメン
○レイチェル=アルカード
☆タオカカ
☆ハザマ(ユウキ=テルミ)
【ジョジョの奇妙な冒険】
○ジョルノ・ジョバーナ
○DIO
○吉良吉影
○リンゴォ・ロードアゲイン
○ヴィネガー・ドッピオ/ディアボロ

【SIREN】
○須田恭也]]/神代美耶子
○八尾比沙子
☆牧野啓
○○○
【勇者30】
○ユウシャ
○マオウ
○オウジョ
○○○
【ひぐらしの鳴く頃に】
○古手羽入/古手梨花
○鷹野三四
☆北条沙都子
○○○
【ゼルダの伝説ムジュラの仮面】
○リンク
○ムジュラ
○スタルキッド
☆ミカウ
○○
【METAL GEAR SOLID3】
○ネイキッド・スネーク
○オセロット
○THEボス/THE・ソロー
○THEエンド
☆ニコライ・ステパノヴィッチ・ソコロフ

【ドラゴンクエストⅦ】
○アルス(主人公)
○マリベル
○キーファ
○アイラ
○○
【PSYЯEN】
○夜科アゲハ
○雨宮桜子
○天樹院(カイル、マリー、シャオ、ヴァン、フレデリカ《大人or子供》のいずれか)
○霧崎兜
☆雹堂影虎

【刀語】
○鑢七花
○鑢七実
○左右田右衛門左衛門
○○○
【リトルバスターズ】
○直枝理樹
○棗恭介
○棗鈴
○○○
【魔法少女まどか☆マギカ】
○鹿目まどか
○暁美ほむら
☆佐倉杏子
☆美樹さやか
☆ゲルトルート


44/72+4


Q6:キャラクター多すぎじゃない?さばききれるの?
混乱が起きないよう「予約制度」「状態表制度」を起用しています。

予約制とは
・本スレ、非常用スレなどで
 『キャラクター名@原作名 × 予約したいキャラクター分
  予約します』
 の形で宣言すれば、5日間該当キャラクターを予約できる制度です。
(『』内テンプレ)

予約した場合
・予約期間の最中に他の書き手は、該当キャラのSSは投下できない。
・期限が過ぎる前に予約の延長を宣言することで3日間延長を許される。
・予約期限が過ぎた場合破棄されたものとし、補任以外の誰かが予約したりSSを投下したり出来る。
・期限を過ぎても、他の人の予約やSSが入らない場合はそのまま投下できる。


状態表とは
・SSの最後に
『【地名(まとめの地図参照)/○○日目/時間(深夜・早朝・昼間など)】
 【キャラクター名@原作名】
 [状態]:傷、疲労などの肉体的状態・不安、精神疲労などの精神的状態
 [装備]:武器として持っているものはここ
 [道具]:ランダム支給品(1~3個、その名の通りキャラ毎にランダムに配られる武器、装備品)、
    基本支給品一式、刀の在りかを書いた紙(場所・建物の名前、刀の名称)
 [思考・状況]基本行動方針:
1:
2:
3:

※追記事項(建物の崩落や情報交換によって得られたキャラ個人の首輪や脱出についての考察等々)』

と付けることでリレーを回しやすくする制度の事です。

【『首輪』と禁止エリアについて】
・ゲーム開始前からプレイヤーは全員、『首輪』を填められている (かならずしも首輪の形である必要性は無し。参加者の形態によってはチップなどになっている)
・首輪が爆発すると、そのキャラは死ぬ 。(例外はなし。不死の怪物であろうと、何であろうと死亡)
・24時間死者が出ない場合は全員の首輪が発動し、全員が死ぬ。
・『首輪』を外すことは専門的な知識がないと難しい (下手に無理やり取り去ろうとすると、首輪が自動的に爆発し死ぬことになる)
・開催者側が一定時間毎に指定する禁止エリア内にいると、首輪が自動的に爆発する

・【デイバックとイベントルールについて】
「デイパック」は他の荷物を運ぶための小さいリュック。主催者の手によってか何らかの細工が施されており、明らかに容量オーバーな物でも入るようになっている。四●元ディパック。

中に入ってるのは
「地図」 → MAPと、禁止エリアを判別するための境界線と座標が記されている。URLと同じ物。
「コンパス」 → 安っぽい普通のコンパス。東西南北がわかる。
「筆記用具」 → 普通の鉛筆と紙。
「水と食料」 → 通常の成人男性で3日分。肝心の食料の内容は…書き手さんによってのお楽しみ。SS間で多少のブレが出ても構わないかと。
「名簿」→全ての参加キャラの名前と『首輪』と禁止エリアについて、放送についてが羅列されている。
「時計」 → 普通の時計。時刻がわかる。開催者側が指定する時刻はこの時計で確認する。
「ランタン」 → 暗闇を照らすことができる。
「ランダムアイテム」 → 何かのアイテムが1~3個入っている。内容はランダム。

プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品は全て没収。
ただし、義手など体と一体化している武器、装置、取り付いている霊体、思念体等はその限りではない。
また別の場所から召喚するものに関しては持ち込み可。
衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される。

【イベントルール】
逃走中とか戦闘中のミッションとほぼ同じ。
ただし規模は景品貰えるだけのものから地球崩落・次元隔絶クラスまで様々。
・ある程度先の展開が読めてしまう恐れがあるので
 基本的にイベントの内容は秘密。
・イベントについて話すときは、まとめwikiトップから行ける避難所を利用しよう!
・決めた話数で区切ってそこにイベント開始のSSを投下。
 例:二話目到達時イベント開始=全キャラの二話目SSが書かれた時点でイベント開始のSSを投下
・イベント設置の順番、差し込む話数は話し合いで決める。

【タイムリープについて】
TPを主題に集められたキャラ達がしのぎを削る企画なので、当然の事ながら

『大幅に時を巻き戻すことが可能です』

しかし幾つかルールがあります。
・戻す場合は、構想の段階で他の書き手方に報連相。総員一致の後タイムリープしてください。
・その後『時間が戻った事を認識できると思われるキャラのみ』戻った時間分(早朝→深夜:深夜から早朝までのSS『』内条件付)で執筆可能。
・例外として動かしたキャラが新たに接触したキャラも動かしてよい。
・放送前までは戻せない。

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Shine on You Crazy Diamond ( No.25 )
日時: 2013/06/18 20:46
名前: 棒人間orze◆BoVaEdQZq.
参照: http://www38.atwiki.jp/tpbattleroyale/pages/2.html


中央には長椅子が置かれ、結界の主『魔女・ゲルトルート』は座っている。
魔王は魔女を認めると数瞬薄く口を開け、そして微笑みながら身を投げた。
着地は鮮やか片足立ちで、彼は胸に手を当て指差しながら高らかに宣言した。

「いいぞキサマ!スバラシイ!姿は醜悪だが、キサマの育てる薔薇には見所がある!
 四天王を揃えたワタシに足りないものはただ1つ、喜ぶがいい、今日からキサマは
 このマオウの右腕となるのだ!!フハハハハハ!!」

薔薇の魔女は魔王に近付きしげしげと眺め、静止した。まるで会話をするかのように
顔の形を流動させる。魔王は頷きそれに答えた。

「うむ、キサマの薔薇の香りは道中ずっと届いていたぞ。ミレニアであっても
 ここまでのモノは育てられんだろう。
 ぜひともわが城に紫の薔薇を埋め、美しい茨の砦を築いてほしいものだ」

本来物言わぬスライムと話していた事もあった魔王には、彼女と会話することができた。
二人は互いの信じる『美しさ』について語らい、楽しい一時を過ごす。
その最中の魔王はとても楽しそうで、まるで10年来の親友と会話しているよう。
だが彼等の会話はどこか不自然さを伴うもので、“ いつか ” 瓦解しそうな危うさがあった。
そしてその “ いつか ” は、天災のように突然に表れる。

「おお、そうだ。キサマの醜さをみごとに緩和できるスバラシイ品物を手に入れたのだ。
 あの不快な輩からの贈り物というのは少々気にさわるがな!」

バックの中からあるものを取り出した。それは神秘的な魔力をまとっていて
一目で神器か儀式用具だとわかるほどの圧倒的存在感。
魔王は事も無げにそれを取り出し魔女へ見せた。

「これだ、これを覗くと紫のオーラが滲み出て美しさを際立たせるのだ。
 キサマも見るがいい、『真実の美しさ』を知る事ができるぞ」

その品物、名を『ラーの鏡』といい、映したものの『真実の姿』を見せる鏡である。
魔女はこの世の者とは思えぬ悲鳴をあげて飛び退く。
そこには過去が映っていた、かつて彼女が人であった頃の…………
ただ虚像の肌色は死人のそれで、力無く笑う。
見えたモノはあまりにも残酷で、彼女が攻撃と見なすには十分すぎるほどの光景だった。

有刺鉄線のような腕を振るい、鏡を叩き落とすと元の長椅子へ。
マオウには何が起こったのか解らない。だが、堪えきれぬ憤怒の言葉を発しながら頭を歪める姿と
飛ばされてきた4本脚を目にしては、交渉決裂と、迎え撃たなければ死ぬという現実を
否応なしに受け入れなければならなかった。
マオウは小さく呟いた。

「何故だ……何故『そんなこと』をする?」

砂煙をあげて、椅子はマオウに直撃したかに見えた。しかしここは薔薇園
土ならともかく砂が舞うだろうか? いや、舞わない。
煙の先では椅子が砂の怪物に持ち上げられていた。足元はドーム状になっており
そこにマオウはいた。今だ晴れぬ砂のせいで表情はうかがい知れないが
しかし足元に光る魔方陣は如実にその意思を伝えていた。
先程まで最大だった魔力は今3段階ほど縮んでいる。
それは既に隊列を組み終わっているということと同義。
両サイドからのショットタイプによる連係攻撃が既にセットされている。
が、魔女を火刑に処すには至らなかった。蝶に似た羽を生やし宙へ逃げたのだ。

「ッチ、スピードタイプとは…………厄介な!」

この時同時にマオウは思考していた。倒すにしろ止めるにしろ
マオウにとって戦術を組み立てるには3種のタイプ:パワー・スピード・ショット
を知らなければならない。
スピードタイプを倒すにはパワータイプ。けれどそれはこの場において
ある理由から、マオウに覚悟を要求するモノだった。

「ここでは薔薇がちってしまう、すな男も動かせん。どうする?」

マオウの頭は疑念でいっぱいではあったが冷えてもいた。人間においてもそうだが
『驚いた時は心拍数とは裏腹に考えが駆け巡り続ける』ということがままある。
ちょうど『背後に幽霊を見つけた人が騒がずに仲間の脚を進ませる』のに似ている。過去激昂して、バイオレット城のバイオレットティーの元になる紫の花を踏みつけてしまった事を思い出す。
流石のマオウでも同じ轍は踏まない。そして目の前の女性にも踏ませはしない。
直ぐ様ポイズンリザードとカエルを呼び出し後を追わせる花を避けるよう細心の注意を払いながら移動させる。
このマオウはまま詰め将棋に追い込み、最も被害の少ない場所に誘導。
瀕死にしてから説得を試みる腹積もり。

魔女の方も何もせず逃げていたわけではない。何故か働かない使い魔達に業を煮やし
既に触手の届く位置まで接近している!茨を伸ばし、隙間からマオウを引き釣りだそうと試み
見事成功した。鈍重な『すな男』はゆっくりと上を向くだけで何もしては来ない。
あとはハサミで切り刻むのみ、チェックメイトだッ!!


「待っていたぞ、ワタシを掴み上げるこの瞬間を。高さも十分だ、十分準備は出来ている」


守りに『すな男』を使った理由は大きく3つ。
①ショットで椅子を破壊するよりも確実に避けられるから。
②薔薇を避けて召喚できる可能性があった唯一のパワータイプだから。
そして③ハサミを通さず針金のみを通しリスクを最低限に近付くため。
全ては、手に握られた進むべき道を照らし出す希望を確実に当てる為に…………!

「喰らえ、キサマが見た目に反して燃え辛い体質だったとしても
 『これ』ならばひとたまりもあるまい!」

投げつけられたそれは何とランタン!燃料は十分に溜められている。当たり割れたなら、その威力火炎瓶と同値!
とはいえ、ふところまでは魔王の蛮力をもってしてやっと届くかという程度の距離。
近付くにつれ動きは鈍くなり、魔女にとってはそう『ハエが止まっちまいそうなスローな動き』でしかない。
当然壊れない程度の力ではね除けられ、攻撃は失敗に終わったかに見えた。
しかし、布石は打たれている。攻撃を当てるには、ポイズンリザードが少し跳ねるだけで良かった。
『終わったはずの驚異が視界の端から襲ってくる』などということは、怒りで茹で上がった頭では計算できない。

《●△₩¢#%◆§☆※♯■◯ヱяァ !!》

ガラスの割れる音と共に、頭から燃え上がる。火を消そうと空中へ飛び上がり
周囲を見る暇無くがむしゃらに動く魔女に、分散した2ヶ所から魔法弾を当てることは容易い。

爆発による噴煙が宙に立ち込める中、交渉のため、解放されたマオウはある場所へ移動していた。
魔女が最初にいた場所、最も美しく咲く薔薇のある場所へ…………


「聞け!薔薇魔王よ!しゆうは決した!怒りを抑え、今いちど協議の場を設けようではないか!
 はなしを聞け、理性があるのなら!」


…………何分ともコンマ何秒ともつかない曖昧な時間が流れている。
これまでの攻勢より、むしろこちらの方が辛い。薔薇の中への移動は理性を試すため
気付いてくれれば止めを刺さずにすむ。
しかしながら、現実は時に非情である。煙の中から狂ったようにハサミを打ち鳴らし躍り出た姿は
なんとも饒舌。なんとも破滅的。
魔女が目前まで迫り、薔薇の1つが散るのを看取った時───────覚悟は決まった。


「…………さらば、 さらば友よ。 すまない 」


地鳴りと共に、上空に無数の蝶が舞っていった。

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