雑談掲示板
- 【完結】〜V計画〜【夢をありがとう】
- 日時: 2019/03/25 17:31
- 名前: 名無しのアキラ◆gAG34vIFP2 (ID: PtJBEP/Y)
皆さま初めまして。今はこの名前で失礼いたします。
こちらは某スレ閉鎖につき、臨時で建てた避難所スレになります。
主に某合作の創作物の保管庫として使う予定ですが、私以外の関係者の方のリクエストや、全く関係のない新参の方からのご質問や問い合わせ等も受け付けておりますので、よろしくお願い申し上げます。
荒らしスレではございませんので、皆さまのご理解を頂ければなと思います。
※2019/03/24 完結しました。また同日を持ってこちらのスレは閉鎖となります。短い間でしたがお世話になりました。
〜書いてる小説リスト〜
●「合作!!三千世界のヴァルキュリア!!」(完結)(リク依頼板・複雑ファジー板)
~創作イラスト紹介~
●「オリキャラ“ヴァルキュリア部隊”設定画」(>>2)
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Re: 【暫定】某スレ避難所 ( No.3 )
- 日時: 2018/08/12 16:15
- 名前: 名無しのアキラ◆gAG34vIFP2 (ID: zv9hS5no)
創作メモ
振り上げられた巨大な大槍「グングニル」の矛先がカイザーに叩き付けられる。ガード越しでも伝わる凄まじい衝撃......まるで火山の噴火の如く、その攻撃によって大地が割れ、轟音と共に砕け散る。
そのパワーに耐え切れず片膝をつかされたカイザーの上から、さらに容赦なく圧力をかけてくるイクリプス。自分よりもふた回り程も体格の大きな相手を抑えつけるなんて、彼女も見た目以上に尋常じゃない力を秘めているのか......
だがカイザーも負けてはいない。押さえつけられた身体中の筋肉を解放して全身をバネのようにして大槍を押し返し、その鉄拳で反撃のボディブローを叩き込む。
イクリプスも上手く肘でそれを受け流すが、彼女の脇腹を抉って削り取るようにダメージを与えていく。
その時、カイザーは気づいた。イクリプスの黒く焼け焦げていたと思われたのは、彼女の全身を覆う「殻」のような物だったのだ。まるで甲殻類のようなそれはカイザーの攻撃で剥離していき、その下からは元の白と蒼の装甲服が露わになってきたのだ。
一瞬、イクリプスと視線が重なると、そこにはあの不敵な紅く光る瞳が待ち受けていた。
ふふっ......♪
そしてイクリプスは斬り下がりながら、またあの不敵な笑みを浮かべた。その大槍を構える彼女は、伝説と呼ぶに相応しい、まるで芸術品のように美しい姿だった。ボロボロになり、壊れかけの身体でも、その美しさに陰りはない。
「ーー見事な槍術だ」
カイザーは拳を構えながら、ため息混じりに呟いた。
「ーーそうかしら?」
「ああ......感傷だが、“太陽の拳”をも防ぐ、君の槍術は本物としか認めざる得ない。敵ながら素晴らしいよ。だがーー」
カイザーは再び技を使用すべく、全身に黄金のオーラを纏い始める。
「ここで私は絶対に負ける訳にはいかない。私の為に戦ってくれた多くの同胞のーー」
『【傲慢】ですね』
彼の言葉を遮るように放たれたイクリプスに言葉は、カイザーの虚を突いた。
「ーー己の力を過信し、他者を見下してると......“見えなくなるもの”があるでしょう」
イクリプスの紅い瞳と言葉は、カイザーの心まで見透かしてしまうような説得力のある物だった。
「ーーさあ、死合ましょうか。あなたは、わたくしを殺すのでしょう?」
イクリプスは大槍を手に前傾姿勢になり、腰を低く構える。
その時カイザーは、内なるところに流れる、冷たいなにかを感じていた......
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