雑談掲示板

【完結】〜V計画〜【夢をありがとう】
日時: 2019/03/25 17:31
名前: 名無しのアキラ◆gAG34vIFP2 (ID: PtJBEP/Y)

皆さま初めまして。今はこの名前で失礼いたします。


こちらは某スレ閉鎖につき、臨時で建てた避難所スレになります。

主に某合作の創作物の保管庫として使う予定ですが、私以外の関係者の方のリクエストや、全く関係のない新参の方からのご質問や問い合わせ等も受け付けておりますので、よろしくお願い申し上げます。

荒らしスレではございませんので、皆さまのご理解を頂ければなと思います。


※2019/03/24 完結しました。また同日を持ってこちらのスレは閉鎖となります。短い間でしたがお世話になりました。


〜書いてる小説リスト〜

●「合作!!三千世界のヴァルキュリア!!」(完結)(リク依頼板・複雑ファジー板)


~創作イラスト紹介~

●「オリキャラ“ヴァルキュリア部隊”設定画」(>>2)

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Re: 【暫定】〜ヴァルキュリア開発計画〜 ( No.34 )
日時: 2018/09/24 19:45
名前: 名無しのアキラ (ID: Ceu7NO9s)

〜創作メモ〜

敵ヴァルキュリア:残3機


一度崩れ去って膝をつき、その後ボーリング玉を床に落としたように大きな音とともに前に倒れたアイギス。
その姿を見たソルは、今まで冷静だった表情から豹変し、憤怒を超えそうだった。

「ーー!インデックスーー!」

そして振り向いたインデックスの顔面に、フルスイングの右ストレートパンチをぶちかました。顔の表面にヒビを入れながら吹っ飛ぶ。
突然後方の、それも味方からの攻撃に、流石のも彼女でも対処できなかった。視界が周り、訳が分からぬまま倒されるインデックス。

(ーー!? 殴ったのか!? ソルが!? 馬鹿な......!)

まさに「飼い犬に手を噛まれる」とはこの事だ。

「今だ!」

ラヴォンの後ろにいたユキカゼが飛び出すと、それに続いてヴェルゼ「ああ!」と答えて後に続いた。
ソルの行動を見て、ここでインデックスを打てばこの戦争は終わると確信し、思い切った行動に出たのだ。

(......この、馬鹿共が!通るか、そんな攻撃!)

しかしインデックスは足で踏ん張って転倒を回避すると、そのままスカート裏のバックスラスターを吹かせてソルとユキカゼ達から距離をとった。
その動きを見たラヴォンが「待て!」とユキカゼとヴェルゼを止めるも、すでに時遅し。
ソルが追撃すべく、瞬間移動の如き素早さでインデックスの懐に飛び込んだ。

その時だったーー


『“フリーズ”』

インデックスが指をパチンと鳴らすと、眼に映る全ての風景がモノクロになっていった。それはソルやラヴォン達も例外ではない。
色が無くなり、万物から熱が抜け、まるで凍ったように動かなくなっていく。夜明けの光すらも弱くなり、辺りは暗く、冷たくなっていく......
それはインデックスの「タキオン」を操る能力による、『時間の停止』だった。
石像のように動かなくなったソルやラヴォン達を見て、インデックスは高飛車の笑みを浮かべた。

「ふふ、余にとって敵に数は関係ない。このーー」

『“能力さえあれば”ですか?』

言いかけたインデックスは、後方からの声に驚愕して振り返ろうとするも、既に彼女の肩を誰かが掴んでいたせいでそれは叶わなかった。
それでもインデックスが首だけで振り向くと、そこには蒼いドレスを身に纏ったヴァルキュリア、「イクリプス」の姿があった。

「ーー“自分に触れてるものの時間は止められない”。それが、最強の能力者である貴方の、最大の弱点です」

「なっ!馬鹿な!なんでお前がそんな事を知っている!?」

『“時計”......ですよ』

イクリプスの更に後方からの声に、インデックスの驚きを治らない。そしてイクリプスに蒼いマントの陰から、長い銀髪のヴァルキュリア、ソルの姿も現れる。そしてインデックスは、ソルが見つめる、自分の腕時計に気づいた。
ーーそれは動いていた。この時が止まった空間の中でも、きちんと正確に時を刻んでいたのだった。

「なぜ、お前まで動けるんだ!?」と声を上げるインデックスの問いにはーー答える必要はなかった。マントの陰から現れたソルは、ぎっちりとイクリプスと手を握りっ合っていたのだ。
素早いイクリプスと賢いソル、2人の最高のコンビネーションの賜物だった。

ソルはイクリプスの手を借りてインデックスに前に回り込むと、そのまま彼女の両肩を強く掴んで捕まえた。

「貴方の身体は私が、そして能力はイクリプスが封じましたよ」

「ふふ、見事じゃないか。だがね、私を殺した所で“絶望”は終わらない!」

「そうでしょうね。でもご安心を、今から私達が殺すのはーー」

『ーー“貴方の方”です』

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